top of page
検索
  • 執筆者の写真_ ぬぺ

37話 White knightの覚悟!

過去を清算せよ




【Story】

ムテキゲーマーの登場により追い詰められた正宗は、飛彩を使って対抗策に出る。


その頃、残されたメンバーも、過去と向き合っていた




【鏡飛彩】

ムテキゲーマーによって追い詰められた正宗

彼は飛彩を呼び出して告げる。

永夢を戦場に出て来られないようにしろ、と。

いつも通り、小姫を人質にとって飛彩を脅す。


ドクターとして他人の命に手をかけることはできない、と断る飛彩だったが、正宗からすれば永夢が変身できなくなればそれでいい。

つまり、パラドを倒して彼からMを消してしまえばいいのである。



彼が小姫を想う気持は本物。この5年間、欠かさず彼女の月命日に実家を訪れていたくらい。

ミッションが「パラドを倒す」であるならば、そもそもドクターとしての飛彩の行動指針ともズレることはない。



迷いを断ち切った彼は、先日もらったばかりのガシャットを再び使用する。



《レガシーゲーマーレベル100》

「辿る歴史! 目覚める騎士! タドールレガシー!」

飛彩が遂に覚醒した、レベル100のライダー。

容姿は今までの最強形態:ファンタジーゲーマーを白くした感じ。正統派の騎士様である。かっこいい。

白いマントと鎧がかっこいい。マントって無条件でかっこいいよね。大事なことだから3回言ったよ。


久しぶりにちゃんとガシャコンソードを炎・氷の2タイプで使っていた気がする。



レベル99のパラドを凌ぐ力量を見せて、彼を残りゲージ1つまで追い詰めるが、ガシャット目当てで介入してきたニコ、それを止めに来た大我のせいで取り逃がす。


「これはブレイブの戦いだ」

 「どうやら覚悟は決まったようだな」


「俺にかまうな。過去を取り戻すまでは……」


「僕、信じてますから。いつかCRに飛彩さんが帰って来てくれるって」


CRのメンバーは、「いつかきっと飛彩が帰ってくるからそれまで待とう」という方針で一致しているみたいです。

最大限飛彩の意志を汲んでいるのではないだろうか。



ただ、飛彩は現状を知らないんだよね……。

具体的なムテキゲーマーの状況を聞かされていないまま良いように動かされているのはかなりまずいのでは。



その後、再びパラド・グラファイトと交戦。

途中で大我が合流したためグラファイトは任せられたものの、正直大我の戦闘の方に意識がいっていて十二分に実力を発揮できていないように思えたんだがな……




【花家大我】

飛彩の戦いは完全に彼にゆだねることにしたらしい大我。



心によぎるのは5年前のこと。

CRでゲーム病患者を診ていた大我。今よりも言動が柔らかいことに、彼の精神的な余裕を感じさせる。


恋人の隣にいてあげたいという彼女の願いを聞き届けてあげられなかった。

だからこそ、そのとき敗北したグラファイトのことを自分の手で倒したいと思っている。



そんな大我から見れば飛彩は、

「あいつが取り戻そうとしているのは過去じゃない。過去にこだわって、縛られてるのは……俺の方だ」

飛彩は本来自分が得られるはずだった未来を取り戻そうとしているだけ。

でも大我は、結局「あの時負けた」をずるずる引きずっているだけ。



グラファイトが現場に現れたと聞き出撃した大我。

果敢に挑むが、やはりレベルの差は大きい。

必殺技をまともに食らって変身解除。それでも戦おうとした結果、グラファイトの攻撃を直にくらう。



「やり残した過去に、決着付けるまでは、グラファイトを、ぶっ潰すまでは、倒れるわけにはいかねえんだよ」

 「ブレイブ!お前が今向いている先は過去じゃない。未来だ!恋人の未来だけ考えて、前に進んでりゃいいんだよ」



吐血して倒れる大我。

明日那の見立てでは内臓損傷の恐れがあるとのこと。


「無様だな。結局俺は、グラファイトに勝てなかった」

「やめてよ……過去系とかマジで」

「悪ぃ。お前のこと、見てやれなくて」


それきり気を失った大我。泣き崩れるニコと、その声を背に去っていく飛彩、で幕。




【以下雑記】

🎮仮面ライダークロニクル。貴利矢・ポッピーのバグスター組の調査によれば、データのロックがかかっているせいでこちらでデータの復元を行うのは不可能とのこと。黎斗は正宗が持っているマスターキーを取り返さないと何ともならないと判断しています。まあ妥当なところでしょう。


🎮正宗。飛彩にパラドを倒すように指示していますが、今のところ完全体である彼を倒したければポーズ中の討伐が必須のはず。つまりはご本人の出陣が必要なんだけど。そうしないんなら、本気でパラドを倒すつもりは無いんじゃないの?


🎮今回のゲストは小姫のお父さん。さぞ重要キャラとして絡んでくるのだろうと思っていたが、わりとあっさり治って帰って行った。今回2話構成だしそっちに期待かな


🎮今回申し訳ないがあんまりノりきれなかったな……。正直に言うと大我の理屈をあんまり理解しきれていないというか、ちょっと自分でも無理矢理自分のことを納得させようとしている感が否めないというか…。

多分大我の中では「飛彩の後悔→クリアしたら恋人との楽しい未来が待っている」「大我の後悔→クリアしても自分の立場はなんにも変わらない」みたいな感じ……なのかな?多分。分からん。

🎮でもって、やっぱり5年前から単独行動してきた弊害というか、「何も持っていない自分なら失うものは何もない」みたいな言動が抜けきっていないのがな……。ニコちゃんのこともっと大事にしてあげてほしい。少なくとも彼女は貴方のことを心底大事だと思っているのに。


🎮今作には珍しく、次回の「飛彩に恋人と同僚のどちらをとるか選ばせる」をするために動いている感がつよかったな~というのが一番モヤモヤポイントかもしれない。


🎮大我が倒れたシーンめっちゃ良かった。

感情が先行してけが人を若干雑に揺さぶり、血反吐を見て動転して呂律すら怪しい状態のニコに対し、

冷静に判断して救急車を呼び、そのまま簡易的に怪我の状況を見たり、応急手当したりするドクターたちとの対比がすごく綺麗だったよ




次回:2つの命を天秤にかけろ

閲覧数:18回0件のコメント

関連記事

すべて表示

仮面ライダー対スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦

ゲームと現実のミッションをクリアせよ 【韓国・ソウル】 屋台がでて賑わうその場所でゲームに興じる男がいた。……どこからどう見ても白倉Pである。 彼のゲーム機から飛び出てきたのは巨大な宇宙船。 👨「ゼビウスに出てくる敵に似てるな」...

45話 終わりなきGAME

「楽しむだけ」 【Story】 敵は檀正宗のみとなった。 プレイヤーでないライダーにゲームをクリアさせるわけにはいかないし、今となってはゲームの存続そのものの脅威であるライダーは、正宗にとってはただのバグ。 ●「バグは、削除する」...

劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング

忘るるなかれ、ゲームとは治療である 檀正宗が散った後。 平和な聖都大学附属病院では、永夢がとある患者を診ていた。 星まどか。 脳腫瘍ができる難病に苦しむ小学2年生。 いつも通り励ます永夢に、「じゃあ今度の運動会に行けるのか、お弁当を食べられるのか」と問い詰めて困らせる。...

Comments


bottom of page