37話 理不尽クイズ
- _ ぬぺ
- 2022年2月3日
- 読了時間: 4分
暴れ狂う大和屋脚本。
【停車駅 ???】
シャドータウンに乗り込んだトッキュウジャー。
様子がおかしい明とトカッチの運命やいかに。
治めるのは管理人ナイト。
分かれ道で命の危険に直結する選択肢を提示、どちらに行くか決められなかった場合は問答無用で水が降ってくるという仕組み。
お声はつい最近のゼンカイジャーでオミクジをばらまいて世界を恐怖のどん底に陷れたワルドくんでお馴染み、阪口大助さん。
東映さんは阪口さんをアホの子枠の声優さんだと思っていないだろうか。
ナイトの愛馬…というか斧は「ジャスタウェイ」。こやつに魔女の箒の要領で乗っかれば爆速で走れるのである。それを利用して敵からアイテムを盗むことで戦いを妨害しつつ逃げまわる先方。アホな言動なわりに賢い。
で、問題はこのジャスタウェイ。元ネタはナイトの台詞の端々から察せるように、実在する競走馬。
で、持ち主は大和屋さんご本人。君の愛馬か!!!
ざっと調べたのですが、天皇賞をとるほどの強い馬だそうです。
なお名前は、銀魂に登場する爆薬から来ています。おい。
アニメの銀魂の脚本には大和屋さんが関わってるし、阪口さんも新八だし…繋がった(頭を抱える)
なおジャスタウェイくんですが、そこが弱点であることを見抜いたザラムによって確保され、宇宙へと投げ飛ばされました。
「牧場へ帰れ…(優しい声)さらばだー!」
「ジャスタウェイが!!Far away!!!!!」
銀魂を真面目に見たことがない私でも、眼鏡の青年の顔が脳裏をよぎる叫びでした。
なお本人の走りはさほど早くもなく、巨大戦はアッサリと完了しました
【虹野明】
シャドータウンを見つけて、珍しく5人に同行。
そして昴ヶ浜ではないことを確認し、「ならば戻るぞ」
「しかし時間が…」
明がシュバルツと結んでいたのは、やはり再び主従関係になること。
もちろん、いずれトッキュウジャーと敵対することになるのは必須。
それゆえに、彼らと敵対せざるを得なくなる前に、やるべきことは片づけてしまいたいのでしょう
トカッチに説得されて折れる明。
「その代わり約束しろ。いつかお前たちには、決断を下さねばならない時が来る。たとえそれがどれだけ厳しい選択だったとしても、その時がきたら、必ず決断を下すと、俺に約束しろ」
この時の明がね。
相手にとって大事なことを人質に取って自分の要求を無理矢理飮ませようとするのって、そもそもシュバルツにやられたことと全く同じ。
それも多分分かっていて飲み込んで、何かを訴えかけるような表情でトカッチに詰め寄るのがね。見ていられない。そんな明くんの目、見たこと無いもん。
どうにかして平和な方向に行きついてほしいです
【トカッチ】
彼の悩みは優柔不断なこと。
考えすぎてしまうタイプ。お弁当を何にするかという些末なことから始まり、戦いの合間に自分がどう振る舞うかというところまで、いろいろな可能性を検討しすぎてしまう
ヒカリなんかは、考えたうえで即決できるタイプなんだろうけど、彼はなかなか決められない。おそらく、烈車をどっちに渡すかの想定の時からも分かるように、ネガティブ方向に考えちゃうのが良くないんでしょう
自分の優柔不断さが原因で、明もろとも崖から落下。
その先で明から「約束」を持ちかけられる
「よく分かんないけど…明くんがそこまで言うなら」
「それじゃあ…はい」
指切りげんまん。
ここにきてまた妙に子供らしいことをするからこちらは胸が痛くなる
そして「即決できない」と言っていたトカッチですが、他人の為なら即決で行動できるんだよね…
「何かのために何かを犠牲にしたくない。僕はそんな決断はしないって決断したんだ」
自分に救えるものは全て救うという宣言。
底抜けにお人よしである彼らしい決断と言えると思う。
最後に明からの意味ありげな視線を受け取ったトカッチ。
「なにかやってはいけない約束をしてしまったかもしれない…」という表情が生々しくて好きです。
【以下雑記】
🚂大和屋脚本。おそるおそる覗いたところ、コメディのはっちゃけとシリアスの力の入り様とのギャップが最高でした。14話(けん玉探偵回)が割と解釈違いだったので、それ以降の安定感にやや戸惑っている。キャラ造形を簡略化してインストールする大和屋さんの手法では14話は情報不足で、ディテールを読み込み切れなかったのかな…?という印象。今回はシリアス部分が大きかったのもあり、靖子にゃんから細かい指示が入っていた可能性もあるけど。
🚂水を被る明。ヘルメット+撥水性ジャケットのおかげで1人だけダメージ0なの好き。奇しくも雨男感が出ていて笑ってしまった
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