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36話 逆転!覚醒!マスターガヴ

  • 執筆者の写真: _ ぬぺ
    _ ぬぺ
  • 5月28日
  • 読了時間: 6分

高温の炎ほど青く燃えるってことね




【あらすじ】

ランゴに敗北を喫したショウマたち。

一度、拠点に戻って体制を立て直すことにする。


その頃グラニュート界では、大量に回収したヒトプレスによって、手始めに1000個の闇菓子が作成されていた。

彼らの次の狩場は……




【ショウマ】

ランゴから向けられた悪意しかない台詞をそれぞれに噛みしめるライダーたち。

先週は飛行機の音でガッツリ隠したのに、今回はしっかり(しかも複数回)流していくんだ……などと思ったり。



絆斗は今回の事態を受け、グラニュートの存在をある程度公表しようと提案。

人間の警戒心を高めるためである。流石はライターな発想。

ショウマ・ラキアの承諾ももらい、絆斗はグラニュートの記事を執筆・公開する。


残る2人もそれぞれにできることを、ということで行動を始める。

ラキアはデンテの元に出向いて中和剤を催促。流石にまだできていなかったものの、ガスマスクをゲットしました。

ここで「人体優先」と言ってくれるデンテおじさんの頼もしさよ。


絆斗が公開した記事は順調に拡散されている様子。

しかしコメントは都市伝説やデマを疑う説や、仮面ライダーとグラニュートを混同している声も多い。


「これ、ショウマには見せらんないな……」


最初に出てくる感想がこれなの百点満点です



ショウマは街の扉からグラニュート界に潜り込めないかとトライ。

一人きりになると、ランゴの台詞がフラッシュバックするのりあるで辛いなぁ。


そこに現れたのはジープ。

彼は1枚の紙を投げつけて去ってしまう。


書かれていたのはランゴの次の狩場。

UMAのライブ会場だった。


そのタイミングで帰ってきた律。

彼女にライブに行かないように忠告をするものの、ずっとライブを楽しみにしていた律が聞き入れるはずもなく。

寧ろ、いかに彼女にとってこのライブが、UMAが大事なものなのかを聞き、止められなかった一同。


👧「世界が滅びても絶対見に行く。……だし、何かあったらまた、仮面ライダーが助けてくれるっしょ。」


まあ、一般人の認識なんてそんなもんだよね。他力本願。



ここで、自分の記事のコメントを見返していた絆斗が声を上げる。

時間が経ち、肯定的なコメントが増えてきていたのである。

中には明らかに過去の依頼人や、過去に誤解された人たちと思しきコメントも。


「俺たちが、いや、お前が助けてきた人たちだ」



気持ちを切り替え、一同は出陣。

UMAのチケットもライブに行けなくなった人の分を入手して会場内に潜入する。


開演直前。エージェントたち主導で毒素が会場に撒かれ、作戦が開始される。

3人は当初の予定通り、デンテ製ガスマスクを装備して出陣。ラキアと絆斗はエージェントたちの、そしてショウマはランゴを相手取る。



なおもショウマを詰るランゴを見据え、ショウマは言い返す。

子供の頃からランゴたちには冷遇されてきた。当時は母親に泣きつくしかなかった。

けれど、今の自分の周りには自分を信じてくれる人や助けてくれる人がいて、自分の力を活かす場がある。


「ストマック家の、ランゴ兄さんの弟としては間違いだったのかもしれない。でも、今ここにいる俺は、ショウマは! ここに居られてよかったと思ってる。だから絶対に守る。俺は、今の俺にしてくれた世界を、みんなを。絶対に。」


ここでランゴ糾弾の方向に行かないのがいかにもショウマだなぁと思う。


ショウマの言葉に感極まったゴチゾウたちが共鳴。ゴチポッドを上下逆にセットして変身。

仮面ライダーガヴ マスターモードの誕生である。

メインフォームの正統派パワーアップって感じでとても良きですね。差し色のオレンジもオーバーモードと地続きって感じで好きだ。


オーバーモードがパワータイプなら、マスターモードはスピードタイプ。

ランゴのスピードにも余裕で追いつき、オート防御もあと一歩のところまで対応しきる。

CGとワイヤーをうまく組み合わせて縦横無尽に戦場を駆け回る戦闘スタイルもカッコいい。今作、やっぱり戦闘シーンにかなり力いれてるよね。ほんと毎度見応えがすごい。


モードの切り替えを行うことも可能なので、スピードで敵を追い詰める→パワーで一撃殴る という戦いが可能になります。強い。


おかげさまでランゴの撃破に成功。盛大な爆炎、かっこいいな。




【ジープ・ストマック】

無事に納入を済ませた副社長。

しかし、顧客のジャルダック大統領からの反応は「流石はランゴくん」。

一応リゼルからフォローは入りましたが、いろいろと思うところはある様子。

まあジャルダックさんからすれば、副社長とはいえ事実上のお飾りなのは分かっているだろうし、彼の力量も知らないだろうし致し方なしとは思いますが。ジープの目標が「兄弟を見返す」という漠然としたものなのも悪手だったんだろうなとも思う。



ままならない故に、ショウマに情報を渡して打開を図ろうとしたようですが、その狙いは失敗。

ランゴが爆破されたのを衝撃の面持ちで見ていたのでした。


ここのジープの狙いが今一つ分からなくて……

最初はランゴにこの世からいなくなってほしい→そのためにライダーをけしかけたと思っていたのだけれど、いざやられて嬉しそうではなかったとなるとどうやら違ったようで。

ショウマ側が倒されて欲しかったなら、敵サイドとしては納得ですが、「グラニュート狩りに成功した」という実績をランゴに与えてしまうのは失策でしかないと思うのですが。

ジープ的にはどうなるのが正解だったのか……。まさかとは思うけれど「大怪我」程度? だとしたら本当に詰めも読みも甘いぞこの子。



さて、戦闘後。

UMAのライブは短縮されたものの、無事に終幕。律も大満足。

そして、ライダーたちに助けられたであろうことはある程度察していたようです。

ショウマたちも改めて自分たちの存在意義を確かめられたようで。めでたしめでたしです。




【以下雑記】

🍭ラキア。自分がバイトになったことが大量失踪事件の発生につながっていると後悔している様子。今作のライダー良い奴しかいないから安心してみていられるよなぁ。


🍭そんなラキアですが、今回戦闘後にベルトが破壊されました。こんないきなり? しばらくは戦闘不能な感じ……か?


🍭ランゴとグロッタ。今回の大量発注が今後の業務に影響してくるのではないかと不安げなグロッタと、それならばそれでいい、とでも言いたげなランゴ。


「俺たちにとって闇菓子はのし上がるための手段だ。これからは手段が変わっていく、それだけのことだ」


問題は、闇菓子のないストマック家にとっての強みって何? って話だと思うんですよね。

どうも、今までの感じをみるに彼らって割と成金なお家っぽいので。後ろ盾なしで闇菓子もなければ何で戦っていく気だ……?


🍭前回から続けてライブの話が上がっていましたが、スタッフ側にあんまりライブ行く人いないのかな? という印象。手作りアイテムの持ち込み可(これはアーティストによるのでしょうが)、立体物の創作、痛バのような何か、なによりも被り物をしたままライブ参戦する律etc……。私もあまりライブに行く人間ではないので人のことは言えませんが、それにしてもちょっと解像度が低くないか? と思わざるを得ない回だったのは否めないなぁ。




次回:遂に敵討ち回!!

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