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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

36話 ラッキーの故郷に眠る伝説

よーし頑張って日本語をひねり出すぞ!!!




【あらすじ】

宇宙No.1アイドルを救い出した救世主たち。

改めて進路をミナミジュウジ座に向ける。


ドン・アルマゲは複数存在する、というツルギの推理を肯定しつつ、どこかにいるであろう「本体」を探す。その為にひとまずミナミジュウジ座系へ……という感じ。



さらに現在、ホシ★ミナトが自身の知名度を利用してキュウレンジャーを旗頭にしてジャークマターに立ち向かおう、と呼びかけを開始。

サブキャラゆえサラッと流されていますが、知名度抜群、今まではジャークマターを後ろ盾にして生きていた人間がここまで派手な行動を起こすって相当な勇気が必要なはず。本当にすごいことだと思う。

彼のおかげで、宇宙規模でジャークマターに対抗する集団ができるのではないか、というのが司令の見通しである。



そこに入ったのは1本の救難信号。

発信地は惑星ルース。ラッキーの故郷である。




【ラッキー】

👑「ラッキー。どんな辛い時でも、きっと未来は切り拓ける。苦しい時こそ、己の運を信じるのだ。」



ということでヨッシャラッキーな男。

不穏なスタートを切った今回ですが、父親のことを夢に見ていた模様。

小さい頃に別れて記憶はうすぼんやりしているが、彼のヨッシャラッキーマインドは、遡れば父親の発言にあるみたいです。



救難信号を受けて、一行はラッキーを中心にコジシ座系の惑星ルースへ降り立つ。


暴れていたのはコジシ座系カロー:ウンジェット。肩書が「機械乗り」であるように、本体は人間の頭くらいのサイズのタコさんである。

「飛べないタコはただのタコ」と豪語する男。マーダッコさん言われてますよ!!!


彼が求めているのはルースに眠ると言われる「伝説のマシン」。それに乗りこなすのが彼の目的でもあるらしい。


人々を襲うジャークマターに立ち向かうキュウレンジャー。

いつものように「ヨッシャラッキー!」と叫んだことで、何やら怪訝な顔をする男が1人。


ジャークマターに立ち向かうのはキュウレンジャーだけではない。

手のりサイズの小さなライオンの形のメカも活躍。

その名もシーザー


「俺の子供の頃からの、唯一の友達だ!」

「唯一の友達?!」


これを見たウンジェットは、シーザーをマシンの子供ではないかと推測。

マシンに親子みたいな概念があるのか分かりませんが、バランスみたいな例があるので何とも言えません。

とりあえず親子かもしれないといったらやることは1つ。子を囮にして親をおびき出す作戦である。


そんなわけで、シーザーが敵の手中に落ちてしまった。

呆然とするラッキーだったが、


👨‍🦳「コラ! よくも帰ってこられたな! ラッキー!」

「いやいやいやいやいや、人違いじゃないですか?」


げ ん

こ つ


「何すんだよ爺や?! どうして分かった?」

👨‍🦳「宇宙広しと言えども、『ヨッシャラッキー』なんて言う奴はお前意外におらん!」

「確かにな」

👨‍🦳「勝手に家出しおって!」


あまりにもド正論で正体バレしておりますが、そんなことよりも気になるのは「家出」というところ。

柄にもなく気まずそうに苦笑するラッキーですが、ひとまず全員でラッキーの家へ。



「宇宙の果てが見てみたい」というのが旅の理由だと聞いていたが、本当は違う。

ラッキーは、ずっと親代わりになっていた爺やの言うことを聞かずに家を飛び出してきたという。

本当の理由も「爺やが教えてくれなかったからだろ」と濁すばかり。

そのまま拗ねるように、シーザーを探しに行くと席を立つ。運に任せて突撃するだけだろうと止める爺やでしたが、ラッキーは強行突破。

そしてラッキーの台詞が気にかかるガルもついて行く。



「シーザーは、父さんに貰った大事な友達だ」


小さい頃に別れた父の形見でもあるシーザー。

唯一の友人である以上に、彼にとっては大切な存在。


そんな父親の行方を何度聞いても、爺やは「知らん」の一点張り。

運任せな行動も、とにかく「ダメ」とばかり言われてきて、それに反発するように旅に出た。


つまり、ラッキーの本当の旅の目的は、「父親を探すため」。



一方その話を聞いた仲間たち。

ラッキーが知らないのは父親のことだけでなく、ジャークマターのこともだった、という事実を思い出し、父親の失踪とジャークマターには繋がりがあると考察する。


👨‍🦳「知らない方が良い事もあるんじゃ。ラッキーが如何に強運の持ち主だろうと、命を危険にさらすようなことは……」

「俺たちはあいつの運に助けられてここまで来た。だから俺たちは全員、ラッキーの運を信じてる。」

👨‍🦳「……ただのまぐれじゃ。」

「みんな、まぐれじゃないって思ってるよ。」

「どんな状況でも運を呼び込む。それがラッキーの力だ。」

「確かに知らねぇ方が良い事もあるかもしれねぇ。だがよ、あいつはそれすらラッキーに変える。そういう男だ。」

👨‍🦳「お前たち、そこまでラッキーのことを……」


とにかく仲間からラッキーへの信頼がデカい。

特に「仲間にはならん」とツンツンしていたスティンガーさんを見てほしい。今回の4人の中で一番力強く喋ってるからな。

それにチャンプの台詞、アントン博士絡みを考えると説得力がすごい。



さて、シーザーが見つかったので一行はウンジェットと戦闘へ。


「シーザーは、俺の唯一の友達だ! 鳴き声は聞き逃さない。それにピンチの時には、駆けつけるって約束したからな! 行くぞ、ガル!!」

「……待て! ひとつ、確認じゃ。シーザーがお前の唯一の友達ってのは分かった。……で、だったら俺は、なんじゃ?」

「頼れる仲間に決まってんだろ!!」

「仲間……。そうか頼れる仲間か! そうだと思った!!」


かわいいね!!!!!!!!!

ずーーっとテンション低いなって思ってたけど原因は自分のポジションがシーザーにとられそうだったからだったという衝撃的なオチ。可愛いね。あんなちっこいメカにやきもち妬いちゃってまあ。可愛いね。完全にわんこである。可愛いね。



ひとまず仲間たちも合流して戦闘開始。

変身のアングル最高である。

そしてそれを陰から見守る爺や。


戦力はキュウレンジャー側の方が上だったものの、シーザーという人質があるウンジェットの方が有利に立ち回る。

攻撃をもろに浴びて変身解除させられたラッキー。

彼を助けたのは、生身で突っ込んできた爺やだった。


👨‍🦳「怪我はしておらんか?!」

 「命を粗末になさるでない、王子!!」

「王子……?」


ラッキーの出自は、オリオンとシシ、2つの星座系の血を引く王家。

行方不明となっている父親はアスランであり、現在のシシ座系惑星:カイエンを治める国王である。

爺やが幼いラッキーを連れて辺境の星に逃げたのも、過保護すぎるくらい彼を大事に育ててきたのも、彼が次期国王になると分かっていたから。


👨‍🦳「決して、死んではならないのです!!」


そんな事情もあって、ラッキーを連れて逃げようとする爺や。


「……ここは逃げるわけにはいかない。シーザーを絶対に助け出す!」


👑「どんなに辛い時でも、きっと未来は切り拓ける。」


「ヨッシャラッキー…!」

 「俺はどんな時でも未来を切り拓いてみせる。そんで、宇宙に平和を取り戻してみせる!」

 「爺や、見ていてくれ。今の俺は一味違うぜ!」


満を持してシシレッドオリオンに変身。

敵の銃弾も「当たらないと信じる」ですべて回避。


「俺は宇宙一、運の良い男だ!」


そのまま余裕でシーザーを奪還。武器を大量召喚して敵を圧倒し、仲間との同時攻撃で仕留める。


👨‍🦳「王子、ご立派になられて!」



無事に帰ってきたシーザーはなんと口から火炎砲を発射。

中から出てきたのは新しいキュータマ:コジシキュータマ

これを使うと、シーザーが巨大化し、キュウレンオーと合体。スーパーキュウレンオーの誕生である。

普通のキュウレンオーの頭部がシーザーになり、右肩には砲台を装備。数の多い敵でもラッシュモードで連射が可能。必殺技は砲台から放つスーパーキュウレンオー・ファイナルブレイク。攻撃の直前に標準合わせるのすごく好き。



ひと段落した一行は、ラッキーが避難してきた時に使ったカプセルを見ていた。

カイエンの王家の紋章が入っているのが確認できます。


爺やが20年近く黙っていた理由は2つ。

1つは、ラッキーが無謀に戦って命を落とすことを危惧したため。

もう1つは、本当はアスラン王の所在を知っているから。彼はカイエンで生きている。ただし、ジャークマターの傀儡として。

その時にラッキーが受けるショックを危惧したものと思われます。


そして当然ながら愕然とするラッキーでした。




【宇宙幕府ジャークマター】

ミナミジュウジ座系が既に見えてきているバトルオリオンシップ。

解析したところ、ミナミジュウジ座系全体にバリアのようなものが張り巡らされており、容易に侵入はできない。


ツルギはこれを見て何やら思いついたことがある様子。



一方ジャークマターのどこかでは、以前やられたと思っていたククルーガが「博士」の手によって復活。

ちなみに後ろに既に散ったテッチュウ&アキャンバーの姿もあります。

ククルーガは、宿敵が既にカイエンに向かっていることを知るのであった。




【以下雑記】

推し回だ~~~!!!!🎉🎉🎉

ここまでちゃんと人語を捻りだしたことは褒められても良い。



ラッキー。

もうどう頑張っても私が彼に沼った理由を思い出せないのですが、推しだな、と認識してからずっと思っていたのは「王子様タイプのイケメンだな」ということ。

いつもカラッと明るくてハイテンションだけど、何かあった時にきちんと相手の目を見て話すとか、言動の端々に見える頭の良さとか、行儀の良さとか、隠せないカリスマ性とか。

演じる岐洲さんのお顔立ちもあるけれど、キャラ造形からずっとそんな感じだなーと思ってたんですよ。


そしたらガチ王子様だったときの私の混乱が分かるか。


正直、ド○クエのおかげでオタクになった人間なので、「実はこの人王子様でした」ネタは見慣れているわけです。

でもそれ特撮でもあるんだ?!っていう衝撃もあったな。


正直今まで彼が王家の人間であるという伏線らしきものが無かったのがやや不満ですが、ここまでのキャラ造形のおかげで納得できるのはひとえに脚本のなせる技だなと思いました。


あとちょっと彼って浮世離れしてるなーって思う時もあって。

ジャークマターを知らない、っていうのもそうだし、ボタンはためらわず押すとか、基本的に他人を疑うという概念自体無いんじゃないの?みたいなとことか、育ての親を「爺や」って呼ぶのは貴族だけやぞ、とか。

その辺も今回の爺やを見て納得しました。メカが唯一の友人発言然り、ラッキーだいぶ大事に大事に育てられてるでしょ。

世間知らずなのは否めないけれど、今まで性格が曲がることなくこの歳まで過ごせたのは、きっと爺やの教育がちゃんとしていたんだろうなと思う。あの感じから見ると、家出が今までで最大の反抗なんだろうな。それも、信頼している友人に爺やを任せていくくらいには良い子ですしね。



あと、初見時には引っかかっていたけれど改めて見るとふと思ったこと。


爺やの「王子」発言は、本当にうっかりだったのかなって話。


初見時、いやそうはならんやろ…というか、20年近く我慢しておいてここで急にガード緩くなる?!みたいに思ってしまってちょっと冷めた覚えがあるんですけど、違ったね。


直前の仲間から聞いた、彼の知らないラッキーの姿。

今まで自分が「無鉄砲で考え無し」と否定してきた彼の在り方。将来の国王と思えば当然の教育方針だと思うので、それを責めるつもりはないけれど。

けどその在り方を彼がフルに活かした結果、宇宙を救う旗頭として、たくさんの仲間たちに慕われていると理解できた、というのが今回の爺やにとって一番の衝撃だったのではなかろうか。

多分爺やにとって父親のことを黙っている期間は「ラッキーが王に相応しい人間になるまで」だったんだろうけれど、いつまでもその場しのぎで行動する猪突猛進さが、実は人の頂点に立って誰かを引っ張るに相応しい力だとは思わなかったんだろうな。良くも悪くも、閉じられた空間で過ごしてきたわけだろうし。


だからこそピンチに陥ったラッキーを見て庇わずにはいられなかったし、思わず「王子」と口走ってしまった。

もう真実を告げても良いかなって心の中では整理がついていたんだろうな。

今言うつもりはなかった、くらいの失態はあったかも。


それにしたって爺やはこの20年近くどれだけの物を背負ってきたんだろうか。

アスラン王がジャークマターの元に下ったという話を知りつつ、男手一人で王子を育て上げるって相当な覚悟と忠誠心がないとできないよ。



気を取り直して、ガル。

可愛いね!!もうそれしか出てこない。

中盤の可愛さは既に書いたのでカットするとして。

最後の方はずっとシーザーと戯れています。どっちかというとガルの方が振り回されているっぽいのが可愛いですね。

なんなんですかこの可愛いわんこは。これで「ビーストスター」なんだから可愛いよね。これがギャップ萌えですか。そうですか。



最後に一つだけ。

爺やを庇うスティンガーさんの声がびっくりするくらい優しいのでみんな聞いてほしい。

前半のお前さんと違いすぎるのよ。




次回:王子の凱旋

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