35話 未知なる脅威、人の進むべき道
- _ ぬぺ
- 2022年5月15日
- 読了時間: 4分
怒涛だった……
前回の先頭の続きから。
現状、ギフデモスにもベイルにも歯が立たない三兄妹。
ベイルのエネルギー切れによってなんとか死なずに済んだものの、戦力の差は明らかだし、おかげさまで相手からはなめられまくっています。
悔しいが仕方ない。
会見を翌日に控えた夜。
個人的に良かったのは一輝が周りをきちんと見られていたこと。
焦りを感じている大二も、ベイルから脅されているバイスにもきちんと気を回してカウンセリングできててほっとした。
本当に、1話時点から言っている気がするけど、五十嵐家の演者さんの「ずっと家族ですけど」感がめちゃくちゃ好きなんだよ…。
バイスとの対話シーンにめっちゃポップな演出がついてるのはさすが石田監督だと言わざるを得なかったです。
あと薄々気づいてたけど、バイスくんはチョロインの系譜だよね…かわいい。
なおその頃。
完全に蚊帳の外であることが不満な光くんは1人鍛錬しておりました。
そうだった、この子、偵察目的とは言え、空手道場通ってたんだわ。
そこにやってきたのは玉置くん。
「光」って呼んでるのに笑ってしまった。いつの間にそんな仲良くなってたんだ?多分ストーカーの最中だよね、うん。
「自分で動けば何かが変わる!」と自分に発破をかける玉置に触発された光。
なんでここで王道少年漫画な展開が発生しているんだ…?
当日。
会見開始。
公式HPでも触れられていたけれど、この手のシーンにありがちな「演説を聞く聴衆」のカットが一切無し。更に、会見を中継するクルーも無し。
前者はコロナ禍の影響もありそうな気はするけども…。
没入感がすごかった。公式サイトの言葉を借りるなら、「画面の前の視聴者を、中継を見る一般市民として見立て、主観的に赤石の中継を見てもらうための意図」がビシビシに感じました。
奇天烈な画を撮ったり、意味も無く演者を水中に叩き落としたりする石田監督ですが、こういう熱いシーン担当した瞬間のハマり具合がすごいんだよ。
そんな会見に、
”敢えて襲撃した大二に対抗する赤石”という図を見せて国民に事実を見せる、という大二。
そんな陳腐な手で行くか…?と思ったら、案の定そこまで織り込み済みでした。でしょうね。
相手は数千年生きてる人だぞ。
あと薄々思っていたけど、大二くんはあんまり作戦立案担当に向いてないわね…
そもそもこの会見は、赤石が襲撃され、ライダーたちを奮闘させ、結果としてギフの強さを人類に知らしめることが目的。
ついでにフェニックス陥落まで作戦に織り込んであるんだから本当に抜け目がない。
まあいろいろと証拠やら都合の悪いものが乗ってるからね。全部落としちゃった方がいいよね…
あとこのシーンのCGの美しさに息をのみました。本物みたいだった……
あっという間にピンチに追い込まれたライダーたちの元に現われたのは光。
走りながら変身。その名もオーバーベイル。
明らかにベイルのリメイクなのは置いておこう…。
クワガタムシの顎のデザインが追加され、ボディもだいぶカラフルになりました。
ベイルの最初の印象が「カブトムシにつかまって放してもらえない実験体」だったのですが、その無機質な感じがかなり軽減されている気がする。
敵を全員蹴散らし、倒れているメンバーを回収して撤退。
自分のやるべきこと・優先順位をわきまえている戦士は有能だと思う。今日のMVPは君だよ。
WEEKENDに帰還した一行は完全にお通夜状態。
フェニックスが陥落したことを受けて、本格的に活動を公にすることにした真澄。
もとからWEEKENDにいたさくら・花や牛島家(仮)はもとより、ジョージとリバイス組も本格的に合流することにしたのかな?
一方の大二は抜け出して再び港へ。
あんた一番大怪我なんだからしばらく安静にしてなさい……
そんな彼に話しかける赤石。
彼、大二をわりと気に入ってるらしい。同士にしたいみたいです。
「家族で殺し合うのは良くない」発言だったり、妙に大二に目をかけてたりする時の赤石って、勿論戦略ってところもあるんだろうけど、そのうちの何割かは本気でそう思ってそうな感じするんだよね。それがすごく怖い。
橋本じゅんさんすきだわぁ……。
大二くん、フェニックスにこだわりすぎでは?という意見も散見するけど、彼にとってはあそこが初めて自分が認められた場所だろうから…。
五十嵐家、良くも悪くもわりと過保護なところあるからさ。独立して個人として評価された場所って、自分にとって十分守りたい、こだわりたい場所になる理由だと思う。
あと、いろいろ重なって追い込まれて、単純に視野が狭くなってるのも多少はあると思う。
次回:お前美味しいところ全部持っていくな玉置!!!
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