34話 果たされしrebirth!
- _ ぬぺ
- 2022年8月17日
- 読了時間: 6分
なんでそんな酷いことするの?
【Story】
飛彩の裏切りに戸惑うCR。
ここぞとばかりに動き出すバグスターたち。
そして次のカードを切ってきた檀正宗。
三つ巴の図が完成しつつあります
【鏡飛彩】
まずはこの人。まあ予想通り、正宗には「小姫を蘇らせてやる」とか言われていたみたいです。
ただし、この契約、完全に正宗の一方的な物。対価は支払うとは言ったがそれは正宗の感覚ですべてが決まるわけです。
前回の契約はおそらく「正宗を守る」とかあたりだったんでしょうが、それじゃあ足りない。というわけで彼に与えられた第二の仕事は、おそらく「ライダーベルトを奪ってくること」。
流石に反発する飛彩くんでしたが、恋人を人質に取られている以上打つ手なし。
ここで「契約書書いてもらおう」とかならなかったあたり、でかい病院のボンボンなんだなと若干遠い目になりましたが。
永夢たちの戦いに乱入し、永夢の(元は貴利矢の)ベルトを奪って去ろうとする。
もちろん、仲間たちは彼の目的が小姫との再会なのは理解している。
●「小姫さんに会いたい飛彩さんの気持ち、確かに応援しました。でも、患者の命がかかってるオペを妨害するなんて……それでもドクターですか?!」
●「こんなことが衛生省に知られたらどうなるか分かってるの?仮面ライダーの資格も剥奪されて、CRから除名。最悪の場合、医師免許取り消しの処分だって。」
●「小姫さんが、最期に言った言葉を忘れたんですか?」
「小姫さんはそんな飛彩さんを、望んでいたんですか?」
●「小姫に会えると分かった今、あいつの無念を晴らさずに、人の命を預かる事なんてできない」
5年前、彼女が消滅した原因は、自分が彼女と共に時間を過ごしてあげなかったから。
そんなことは分かっていたのに、グラファイトを倒せなかった大我のせいにしてずっと現実から目を背けてきた。
●「小姫を殺したのは、俺だ……!」
「取り戻したいんだ、小姫の笑顔を。」
だからこそここで全部清算して、彼女にきちんと謝りたいんだと思う。
ここで永夢の心情と台詞を被せてきたのは、彼の抑えてきた本心だったのか、それとも後輩に絆されたのか。
ここの瀬戸さんのお芝居がまあいいんだわ。
今までずっと、ムスッとした顔の冷血男だった彼が静かに泣いているの。
5年間いろんなこと抱えてずっと後悔してきて、ようやくその後悔が晴らせるかもしれないと思った瞬間にいろんなことが爆発したんだろうなというのが分かる顔。
そういえば飛彩が渡米したのっていつなんだろう。
作中では「さらに手術の腕を上げるため」みたいな感じだけれど、実際は小姫のことにとらわれないように日本から離れたかったんじゃないかという気がした。
無事にミッションをクリアし、報酬を出せとせっつく飛彩。
望み通り正宗が復活させた小姫は、最期の言葉である「世界で一番のドクターになって」をただ繰り返すだけの状態。
彼女の意志を取り戻すためにはクロノスの力が必要になる。
以前、ポーズ中に死亡したら戻らない、と言っていたことと考え合わせると、おそらく消滅した人間のデータは死亡した瞬間の状態でセーブされる。
そこにクロノスの力で時間を戻すか、補完するかすることで完全に復活するとか、そういう仕組みなんじゃないかという気がする。
その証拠を出せという飛彩の声に応え、正宗はある人物を蘇らせる。
そのかったるそうに右側に重心を置いた立ち方、見覚えしかない。
【バグスター】
パラド・グラファイトも独自路線で動き出す。
彼らが目を付けたのは謎のラスボス:ゲムデウス。
わざわざ敵の本拠地であるCRにまで乗り込んで聞き出すあたり、本気だ。
クロノスではないと攻略できないキャラクター。
それならばそれを逆手に取って、自分たちがゲムデウスになればいいと判断。
……???
いや、クロノスがゲムデウスを倒す唯一の手段なら、ゲムデウスになったところで無駄なのでは?
なんで普通に攻略法見つけたぜイェイみたいな感じになってるんだ……?
そんな疑問はさておき。
即座に有言実行した2人。
「仮面ライダークロニクル」の中に入ってゲムデウスと対面。そのウイルスを持ち帰る。
培養に関しては完全体だから多少のダメージならなんともないグラファイトが自らの身体で培養することを買って出る。
途中、永夢にコンタクトをとり、自分たちと協力しないかと持ち掛けるが当然永夢は拒否。
「クロノスを倒すまで」という条件付きで仲間になった方が絶対に良いと思うんだが、まあ永夢くんがそこまでできる子だとは思っていない。
終盤。
クロノスとの戦いの最中にグラファイトはゲムデウスウイルスを使用。
ポーズの無効化に成功する。
……できるんだ。ポーズによって自分だけ動けるのが最大の強みのはずのクロノスの能力をあっさり封じてしまった。
ねえ、まさか、まさかとは思うけど、「クロノス:めっちゃ強い」「ゲムデウス:むっちゃ強い」くらいしか設定固まってなくてふわふわしたりしてません…?今のところ「確かにクロノスならゲムデウス倒せそうだね~!」って要素が1個も見当たらないんだが……。
しかしそこは正宗。対抗策なら既に講じてある。
重要なのは、ウイルスを不活性化させるレベル0の存在。
●「ゲムデウスの力は、彼のレベル0の力で抑制した。」
「君たちバグスターを管理するために雇った私の左腕、仮面ライダーレーザーターボ。」
降りしきる雨。
工材が積み重なった狭い道。
半年前のクリスマスを思い出さない訳がない。
【以下雑記】
🎮ケーキの話。冒頭、灰馬が準備したケーキはグラファイトがちゃっかり持っていきました。あまりに自然に食べてて笑ってしまった
🎮そのあとのシーンで同じものを再度用意した灰馬さん。皿は5つ。灰馬・ポッピー・永夢・黎斗、そして飛彩でちょうど5人分。絶対に息子が帰ってくると信じていて、帰って来たらみんなで食べようと思って準備したんだろうなと思うと胸が苦しい。
🎮黎斗。クロノス攻略のため新たなアイテムを開発中。次回予告では新たなガシャットを手になんか叫んでます。
もしかして:光るそばマン
🎮ゲーマドライバーの状況。
永夢(最初に入手→腐敗→今回復活)
飛彩(初回から継続して使用)
大我(同上)
貴利矢(幻夢から直接入手→死亡時永夢に託す→一時期永夢が使用→飛彩が奪還→再び貴利矢使用)
黎斗(本編開始前から使用→パラドが奪って現在も使用中)
黎斗②(アジトに隠しておく→ポッピーが回収→現在使用中)
という感じ?
🎮大我。「ずっと俺のことだけ恨んでりゃよかったのに」という発言が彼の全てだなと思う。他人のためなら平気で自分のことも投げ出してしまえるタイプ。彼が無免許なのとその理由が発覚した時点から「やりすぎでは?」とうっすら思っていたが、もしかして彼自分から免許返納したんじゃないの?
🎮そんな自分を蔑ろにしてしまう彼だからこそ、そばにニコちゃんがいてくれることがきっとプラスになるはずだと思う
🎮復活?した小姫。そのあとの飛彩・正宗の会話はイヤホン推奨。彼らの会話の裏で、右の遠くから彼女の機械的な台詞が聞こえてくるの結構しんどい。
🎮唐突な正宗による「あめふり」歌唱。さすが貴水さん、声が良いし歌が上手い。これが本業ミュージシャン。これは彼のアドリブなのか、理由があって台本に書いてあったのか…。気になるが安易に調べるのはなんか怖いので触れていない。この作品、何が伏線か分からんので。
次回:貴利矢は本当に貴利矢なのか
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