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32話 ゲキアツ忍者!アチャー!

  • 執筆者の写真: _ ぬぺ
    _ ぬぺ
  • 2022年7月2日
  • 読了時間: 6分

アチャチャー!!!




【あらすじ】

前回、九衛門に敗北したニンニンジャー。

駆けつけた好天のおかげでなんとか窮地は免れたものの、ライオンハオーは再起不能に追い込まれ、オトモ忍は全て使えない状況。

というわけで、彼らは思いつく。自分達でオトモ忍を作ればいいではないかと。




【伊賀崎好天】

助っ人として現れたラストニンジャ。

九衛門と壮絶バトルを繰り広げます。撮影の事情として、ずっと背中を向けているのはご愛敬。

水場の戦闘なので、飛沫がまあいい味を出してるんだわ。かっこいい。



好天は、仲間を犠牲にする前提で作戦を立てて戦いを挑んできた九衛門を非難。

が、九衛門はそれも好天から学んだことだと反発。


「ライオンハオーを駒として生み出したのも、息子を鍛えるためだけに僕を弟子にとったのも。今の僕と何が違うんだ?!」


一視聴者として完全に否定できないのが悲しいな。

ライオンハオーの件は実際に過去に明言されてるし、旋風の話も明言はされていないけれど、今までの好天の言動を見ていればその可能性は割と高いよなーと思ってしまう。まあ、旋風の件は、九衛門だって(おそらく)本気で伊賀崎流を学びに来たわけじゃないだろうからおあいこだとも思うが。



九衛門の猛攻に耐えきれないと判断した好天は一時撤退。

その際に放った光を見て、九衛門は引っかかる。

やはり好天、終わりの手裏剣を肌身離さず持っているのではないか?




【ゲキアツダイオー】

現状持っている戦力では九衛門に勝てないと踏んだニンニンジャーは、決意する。

自分たちであらたなオトモ忍を作ろうと。



久しぶりに登場した鉄之助の助言をもとに、オトモ忍を作ることになりました。

好天の方法に従い、鉄之助の指導の下、自分達で作った器に魂を込めるという手順。鉄之助くん、ずっといい子だよな…。

器の作り方が彫刻と一緒でちょっと笑ってしまった。

が、実際作ってみるとそう簡単にはいかない。

器を作るところまでは上手くいったものの、魂が籠らない。


自分でオトモ忍を作った経験のあるキンジに確認すると、


「ネットで発注して、その時は……魂入れまでパックでついてやしたんで」


わあなんてお得なセット。一般人にも優しいシステム。現代の忍者やべえ。



こんな時好天ならどうするか考えよう、というメンバーに対して疑問を呈したのは天晴


「分かんないけどさ、俺たちが爺ちゃんと同じやり方で作れるかな」

「なんか、変な気がするんだよな」

「爺ちゃんより弱い俺たちが、爺ちゃんと同じやり方で、爺ちゃんが作ったライオンハオーを負かした十六夜のカラクリを倒すんだろ?なんか、変じゃんか」


よくぞ言った!というのが素直な感想。

前からうっすら感じてはいたけど、今回割としっかり確信を持った。

ニンニンジャーは好天を神聖化しすぎ。

好天が強いし、忍者としての実力に疑いようがないのは事実なんだが、それ以前に彼も一人の人間だし、それゆえの欠点もある。特に、旋風・九衛門絡み(要は弟子を育てる能力)に関しては割と不信感が大きい。そしてそれが一世代上の話なので、ニンニンジャーたちに微妙に伝わっていないせいで、視聴者側との齟齬が生まれている気もしていた。

今回、尊敬する好天が負けたことによる動揺が半端じゃない。特に八雲の頭脳派2人の焦りようよ(ここで霞が若干ヒステリックまで舵を切っているあたり、幼少の頃から好天に影響を受けて大学の専攻まで選んだ霞らしいとも思う)。


だから、ここで天晴が「好天が全ての正解ではないんじゃないか」と提言したのは、かなり彼らにとって大きな進歩だと思う。

いつの間にか狭くなっていた視野を広げられた。

おそらくこのメンバーの中では唯一、伊賀崎以外の忍者からも忍術を学んだ天晴ならではの切り口でもある。

通常運転の馬鹿さゆえに言葉足らず&結論が「猪突猛進」になってしまうところも含めて天晴くんらしいよ。



ひとまず今できることをやって行こうよ、というスタンスの天晴に乗っかることにしたニンニンジャー。

前回、分身の術を使って生き延びていたムジナとの戦闘も無事に勝利。

そして天晴は再び思いつく。

前回、が披露した(そして彼が特許出願の予定だった)憑依合体の術で器に自ら憑依。忍タリティではなく自分たちがそのままオトモ忍となることで動作面を解決。



順に

ホウオウマル

セイリュウマル

ゲンブマル

ビャッコマル

パンダマル

マゴイマル

の6体。


モチーフは中国で親しみのある動物・神獣といったところか。

四神である青竜・玄武・白虎、四霊の鳳凰、中国に生息するパンダ。

真鯉はピンと来なかったので調べたのですが、中国では魚の代表格とされるみたいです。おそらく登竜門の伝説なんかも念頭にあったのでは。

(以上、日本大百科全書参照)


なんで四神の朱雀ではなく鳳凰なのかとか、パンダセレクトは流石にネタがなくて困ったんだろとか、八雲くんドラゴン大好きかよとか言いたいことはいろいろありますが自粛しましょう。

(四神・四霊に関しては私も誤解したまま覚えていたけれど、四神が青龍・白虎・朱雀・玄武、四霊は麟・鳳・亀・龍だそうです。割と被ってるんだな…)



6体合体して出来上がったのはゲキアツダイオー

青とオレンジを基調とした最強ロボ。モチーフはおそらく麒麟。ここで麒麟を使ってしまったがために、霞ちゃんはパンダになってしまったのでしょう。陰陽五行なら中心にいるからね、仕方ない。


手裏剣はオトモ忍シュリケン激熱

コックピットはなく、6人が内部の空間で背中合わせになるように円形に並ぶ形になる。

なおその空間、背景が変身の時と同じ意匠が使われているだけでなく、常に足もとが燃えています。「アチチ!」くらいのノリで済ませてしまうのがマジニンニンジャー。


必殺技はゲキアツ大フィーバー

胸部からニンニンジャー6人が物理的に飛び出して相手に攻撃するという技。危険極まりない。「最後まで飛び込む」とは言ったが、誰もそこまでしろとは言ってない。ライオンハオーといい、この戦隊、基本的に乗り手の安全面が考慮されていないロボなのね。

しかもこの技、玩具でも再現可能。

バンダイさんのページでは丁寧に「背中のレバーを回すと、胸が回転してニンニンジャー型の発射弾が一発づつ飛び出します。」と書いてありました。なんだこれ。




無事にカラクリキュウビに勝利したニンニンジャー。

しかし、まだまだ勝ちと決まったわけではない。


「勝ったらヘルメットの油断が大敵!」


もしかして:「勝って兜の緒を締めよ」「油断大敵」




【以下雑記】

🦊好天爺ちゃん。前からニンニンジャーとしては尊敬できる師であったにも関わらず、視聴者には人間として未熟な部分を見せているように見え、その齟齬が気になっていたけれど、ここでそれを活かしてきたか!という印象。正直、好天の印象がマイナスなままここまで来ているのが不安だったので、ちょっと安心している

🦊それはそれとして、孫の戦闘を見守りつつ評価し、自省するお爺ちゃん、それを本人たちに言ってやらないの、ほんとそういうとこだぞ


🦊九衛門。自ら手足とした部下からも怪しまれ、晦からも目を付けられております。しかも今回しっかり負けてきているので、ますます立場が悪くなること間違いなし。さてどうなることやら。


🦊そんなギスギスした空間で、有明の方が通常運転過ぎて寧ろ落ち着く。あよいぞよいぞ♪




次回:予告だけで声出して笑った

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