top of page

31話 禁断のContinue!?

  • 執筆者の写真: _ ぬぺ
    _ ぬぺ
  • 2022年8月9日
  • 読了時間: 8分

悪役には悪役の事情がある…かもしれない。




【Story】

めでたく()復活した檀黎斗。

彼の存在に翻弄されるCRである。




【檀黎斗】

帰ってきた神。

自分のことを「檀黎斗という名はもう捨てた……。今の私は新檀黎斗だ!」「今後はこのCRも、私のオフィスとして使わせてもらう」と宣言。

多分コイツ一切ふざけてないんだろうなぁと思うと頭が痛い。


なお復活できた理由はやはり保険のバックアップ。

黎斗ならそうすると思ったよ。



全員が黎斗の復活に不満があるが、ポッピーが「パラドから永夢を取り戻したかったから」と言われてしまえば返す言葉も無い。


責任を感じているらしいポッピー。黎斗に今までのことを謝れと言うが、


「……謝罪するようなことなど、した覚えがない🤔」

「(ゲームで消滅した人たちの)データまで削除したわけじゃないんだから、いいだろう」


この言葉が波瀾を巻き起こす。



そんな中、ポッピーが関係者を招集。


「思い出したの。私が感染してた、宿主の記憶」

「黎斗の、お母さん」


まあ予想通りっちゃ予想通り。

ただ、思ったより開示が早い。今回のゲストさんが「子を想う母」だった時点でこれが何かのきっかけになるのかなーと思っていたが、そのままあっさり思い出してしまうとは思わなかった。


檀櫻子

正宗の妻、黎斗の母。

6年前まで聖都大学附属病院に入院していた。

余命宣告を受けていたとのこと。永夢が差し出したタブレットには「脳腫瘍疑い」と書いてあったので、ゲーム病とは完全に無関係と見て良さそう。

感染経緯が分からないが、順当に考えて黎斗か正宗かが持ち込んだんだろうな。

ゲーム病で消滅したため、亡くなった記録は無い。



「黎斗は、お母さんの死の直前のデータを保存するために、お母さんを永遠に失わないために、仮面ライダークロニクルを作ったんじゃない?」


「失いたくなかったのさ。私の神の才能を。」

「私の才能がこの世から消えることがあれば、それは大いなる罪。だから消滅した人間のデータを保存し、コンティニューできるシステムを作った」


うーん裏切らない。視聴者の期待だけは裏切らない。最高だね。褒めてないよ。



もちろん永夢は激怒。

命をデータ化・コンティニューなどとゲーム感覚で扱っていい訳がない。その理屈が分からない人が病院にいて良い訳がない。


「病で苦しむお母さんを傍で見てきたはずなのに、『命は大切』って当たり前のことも、この人には理解できないんだ」


「理解してるさ。だからこそ命をデータとして復元する。君たちドクターに不可能な偉業を私はなし遂げたのさ」



なるほどそう来たか。

黎斗の考えは、「命は尊いものだからずっとそこに在るべき」というもの。

だからこそ全ての人間をデータ化したいと思っているし、その中には自分も含まれる。言い方はアレだけど、自分のように優れた才能も、それ以外の人々の存在や才能も永遠に残しておくべきだという考え方なのかもしれない。

ざっくり言うなら不老不死の秘薬を求めるタイプか。

そんなわけだから、永夢たちと「命は大切」という根本の考えは変わらない。

ただしそのためにマッチポンプしていたり、ゲームのせいで発生する「遺された人」のことを考えたりできないのが難点か。



「ポッピーごめん。こんな人と、協力できない」


ポッピーは今やるべきことは「クロニクル」を止めることで、そのために力を合わせてくれと懇願するが、2人があっさりと聞き入れてくれるはずもなく。



戦場にて。


パラドのもとにやってきたゲンム。

そこにポッピーが乱入。言う事を聞かない黎斗にポッピーは実力行使。


「これでも、少しは感謝してる」

「この世界に私を生んでくれたのは、黎斗だから。私に名前を付けてくれて、性格をプログラミングして。私にとっての黎斗は、産みの親だから。」


「永夢、勝手なこと言って、ごめんなさい。永夢は黎斗のこと許せないだろうけど、私は……。」



ここでポッピーを正式に敵認定したパラド。

ポッピーと黎斗に襲い掛かる。


ポッピーは咄嗟に黎斗を庇う。

ポッピーに抱きしめられて実の母を思い出した黎斗。咄嗟にポッピーを庇って消滅。


「パラド。ポッピーは削除させない。彼女は私が生み出した、命だ!」


黎斗がほんの少し、命の大切さを理解したことに気が付いた永夢。


「コンティニューであなたが手に入れたのは、自分の命じゃない。罪を償う機会です。パラドを攻略して、仮面ライダークロニクルを終わらせる。あなたには、共に戦う義務があります」

「私の才能が必要になったか」

「誤解しないでください。あなたのことを一生許すつもりはありません。」

「許しを請う気も、ない」


いざ、変身。31話にして初の、マイティ横並びの変身。


「ノーコンティニューで、クリアしてやるぜ!」

「コンティニューしてでも、クリアする」



《アクションゲーマーレベル0(プロトオリジン)》

新たに情報開示。


前回から言われていた通り、彼がそこにいる間はエリア内のバグスターの能力が低下する。

さらに、敵に触れている間は相手のレベルを減らしていくことが可能。

最大の特徴は、相変わらずのタフネス。

レベル0なので、現在ではお話にならないレベルの戦力。しかし、手持ちのライフは99個。(今回2個消費したため残り97個)

無限じゃなくなったのが奇跡だが、やはり敵に回してはならない。



協力してパラドを追い詰め、ゾンビのガシャットを手に入れた黎斗。

CRには「クロニクル」を攻略するまでという条件付きでいさせてもらうことになりました。尊大な黎斗くんと無理矢理頭下げさせるポッピー。微笑ましい。


その後、各自に神の恵みと称してプレゼントを渡す。

永夢にはポッピーを取り返してくれた礼として、「ドレミファビート」のガシャットロフィー。これによって初級・中級のガシャットが全て手元に揃ったこととなる。

大我には2つ目のガシャットギアデュアルβ。これで待望の2号・3号同時レベル50が叶います。

飛彩には、質問の答え。

ニコにはペロペロキャンディー🍭。

一人完全に馬鹿にされている気がしますがまあ良いでしょう。


そんなわけで、歪な関係のCR、始動です。




【鏡飛彩】

消滅した人間のデータは残っている


そう聞かされて目に見えて動揺している飛彩。

もしかしたらまた小姫に会えるかもしれない。

医者としてそんなことあり得ないと否定しつつも、「オペがある」と偽ってガシャットを回収するくらいには期待している。


そんな彼に目ざとく気づいて止めたのが大我。


「笑いたければ笑え」


「大我が!……大我が笑うと思う?」


「俺なら幻夢を利用する。全てのバグスターをぶっ潰して、仮面ライダークロニクルを終わらせるためならな」


ニコと大我は既に動いている。いつの間にかガシャットは6個手元にある。

みんなで力を合わせれば、上級バグスターに挑むのもあと少し。


「だからお前は、クリアした先にあるものを確かめろ」


今回、結局飛彩がどう決意したかが一切触れられなかったのが少し気になっている。

まあ彼の場合はストッパーになってくれそうな人が結構いるのであまり心配はしていない。少なくとも大暴走・闇堕ちルートは回避できそう。



そして、GM檀黎斗曰く。

消滅した人間のデータは、感染したウイルスと同じ種類のプロトガシャットに保存される。

即ち、大我・飛彩の敵が共通になったわけです。

これはこの先、グラファイトVSレベル50組のバトルがあるな…。そのためのガシャット増やしだな…?




【仮面ライダークロニクル】

現在のCR組。唯一の正式なプレイヤー、ニコを中心に攻略は着々と進んでいる。

完全にカメラの回っていないところで進んでいたので、ここで一旦現状を整理。

いつのまにやらCRのホワイトボードを使っていたニコちゃんの資料によると。

仮面ライダークロニクル  バグスター特殊作戦攻略立案図


ラスボス ?

上級  ノックアウトファイヤー パーフェクトパズル ラヴリカ グラファイト

中級  バーニア ガットン カイデン ポッピー

初級  ソルティ モータス アランブラ リボル チャーリー

残るは上級より上のバグスターのみ。




【以下雑記】

🎮岩永さんの凄さにひれ伏す回だった。未だにどこまで信じて良いのか全くつかめない檀黎斗というキャラですが、完全に把握しきっている。「この台詞は信じてもいいんだろう」「この台詞は嘘だな」というのがきちんと分かる。特に本心(と思われる、もしくは脚本的にそう思わせておきたいこと)を語る時には真に誠実そうな青年に様変わりするからすごい。


🎮そんな黎斗さん。個人的には今回の和解が今一つ消化不良感。どうせ彼は改心していないのではないかと思っているのですが(というより倫理観がかなり食い違っているので改心と言うとニュアンス違うかも)、なのに急に「命だ」発言に永夢がちょっと心動かされているのがな…。見方を変えれば、黎斗が病院に転がり込んできた一件から永夢の本質は良くも悪くも変わっていないということか。

🎮私が黎斗に懐疑的になっていることもあると思うのだけれど、彼が命の大切さを見せたのは母親であり娘でもあるポッピーに対してのみ。要は彼女を守ることは自分の自己満足だと思うんだ。だからこれで黎斗もちょっとは心を入れ替えたのかも!みたいになるのはなんかな……。

🎮というかそもそも、彼の思想は(彼の発言通りなら)「個人は保存しておくべき」なので、決して命を軽視しているわけではない。それが永夢には微妙に伝わっていないのも気になる所。理解はしなくてもいいから正しく伝わっていて欲しい。

🎮黎斗がゾンビを回収したのは何か理由があるのか気になっている

🎮ポップでお菓子モチーフが散らばるマイティをデザインしたり、ポッピーを一から作ったり。檀黎斗、可愛い系のデザインかなり得意だな?



🎮チャーリー。今回、ママチャリをぶんどった挙句、画面の端っこで乗りやすいようにいじったりまたがっていたりして大変可愛かったです。




次回:遂に幹部との戦い。そして現れたラスボス…?

関連記事

すべて表示
仮面ライダー対スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦

ゲームと現実のミッションをクリアせよ 【韓国・ソウル】 屋台がでて賑わうその場所でゲームに興じる男がいた。……どこからどう見ても白倉Pである。 彼のゲーム機から飛び出てきたのは巨大な宇宙船。 👨「ゼビウスに出てくる敵に似てるな」...

 
 
 
45話 終わりなきGAME

「楽しむだけ」 【Story】 敵は檀正宗のみとなった。 プレイヤーでないライダーにゲームをクリアさせるわけにはいかないし、今となってはゲームの存続そのものの脅威であるライダーは、正宗にとってはただのバグ。 ●「バグは、削除する」...

 
 
 
劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング

忘るるなかれ、ゲームとは治療である 檀正宗が散った後。 平和な聖都大学附属病院では、永夢がとある患者を診ていた。 星まどか。 脳腫瘍ができる難病に苦しむ小学2年生。 いつも通り励ます永夢に、「じゃあ今度の運動会に行けるのか、お弁当を食べられるのか」と問い詰めて困らせる。...

 
 
 

Commenti


  • Twitter
  • Instagram

©2021 by Nupe

bottom of page