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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

29話 王者の中の王者

㊗ スーパー戦隊放映2000回 ㊗




【あらすじ】

王者の資格を巡るバトルは三つ巴の様相を呈していた。


王者の資格を持って逃走するマーベラスとそれを追う大和、彼らを追跡するバングレイ。

ジューマンたちの前に立ち塞がった海賊たち。

そこに合流した追加戦士の2人。


2000回目に相応しい大乱闘のスタートである。




【海賊戦隊ゴーカイジャー】

みなさんご存じ、35番目のスーパー戦隊にしてゴーカイな奴ら。

ジョールカハカセアイムが4人を急襲した理由は、がレンジャーキーを回収するまでの間の時間稼ぎを頼まれたかららしい。

時間稼ぎなら暴力だな!!ってなる所が最高に戦闘民族ゴーカイジャーである。

比較的冷静な鎧が止めてくれたことで、一行は一旦場所を移す。



まずは先輩たちに「スーパー戦隊」の概念を教わるジューマンたち。

このアトリエのシーン、実は1人も人間がいないのである。



そして肝心の王者の資格に関しては。

「お前たちこそ、どうしてそんなに欲しがるんだ?」

「マーベラスが見つけるまで知らなかったんでしょ?」


そんなゴーカイジャーに対し、王者の資格は自分たちの今に繋がる大切なアイテムであること、王者の資格があるからこそ今自分たちが地球で、大和とともに戦えているのだということを説明するジューマンたち。


「君たちも、歴史を実感しちゃったんだね」

「ほんとこの星の人はめんどくさいこと背負うの好きよね?」


そんなこと言ってる君たちだって地球の事大好きでいろいろ背負っちゃったくせに~~~~!!!!



この状況で入った敵出現の報せ。

一行は現場に急行する。




【マーベラス・大和】

バチバチの戦闘がひと段落。

大和はマーベラスに対し、本気で向かってしまったことを謝罪。割と素でたじろぐマーベラス。ゴーカイを思い返してみても、大和みたいなタイプの人はなかなか出て来なかったもんねぇ。

謝罪しつつ強いですね、と褒める大和に「何コイツ……」って顔してるの本当に好きよ。


動物学者として相手の観察が体に染みこんでいた大和。

マーベラスは、自分たちを守るためにわざわざ派手に立ち回ってくれたのだと見破っていた。



改めて王者の資格を返してほしいと頼む大和。

「断る。……と言ったら、どうする?」

銃を向けるマーベラスだったが、

「貴方は撃たない」「俺は自分の目で見たものを信じる」

と一切動じる気配のない大和。両者一切譲る気配がない。


上手く言えないけれど、この2人相性最悪だから上手く言っている感じするね。


大和のそんな態度を認め、マーベラスは彼を40番目のスーパー戦隊として認める。

うわあ良い…!!ゴーカイジャーも先輩になったんだね…………。


「じゃあ、もしかしてマーベラスさんは」



そこに現れたのがバングレイ。

Wレッドと2対1の戦闘になる。



あろうことかマーベラスの記憶から抜き取った怪人は、

⚔シンケンジャーのラスボス:血祭ドウコク

👼ゴセイジャーのラスボス:救星主のブラジラ

💻ゴーバスターズのラスボス:エンター・ユナイト

💻ゴーバスターズの幹部:エスケイプ・エボルブ

🦖キョウリュウジャーのラスボス:蝶絶神デーボス

🚃トッキュウジャーのラスボス:闇の皇帝ゼット・真

……錚々たるメンバーである。勝てない。


当然ながら押し負ける2人。遅れて駆けつけた仲間たち。

なんやかんや言いながら「マーベラス!!」って走ってくるのがゴーカイジャーの良いところよね。



一旦避難した12人。

マーベラスは、自分が大王者の資格を持って逃げれば、バングレイごと地球の外に追いやれる、と提案。


「このお宝が欲しいか?」


「もちろん」

「つか、そもそも俺らのなんだよ」

「だから私たちが絶対守る。」

「大王者の資格も、この星も」

「初代ジュウオウジャーの、ケタスさんの想いも」

「地球を守ってきた、たくさんの先輩たちの想いも」

「全部繋がってるから。全部守る。」


「……なら好きにしろ」


ジュウオウジャーの心意気を認めたマーベラスは、大王者の資格を大和に手渡す。

大王者の資格も大和を認めたのか、彼の中にはケタスのジューマンパワーが流れ込み、ホエールチェンジガンへと変形。



そこにタイミングよく現れたバングレイとラスボスたち。


「さて、帰る前に俺たちも一暴れするか」

「あれはうちの船長の記憶から出たゴミなんでしょ?」

「掃除はしっかりしていかないと」

「私たちも、この星が好きですから」

「大きな困難には、みんなの力を合わせて立ち向かう!それが俺たち、スーパー戦隊ですから!」

「いつもより派手に行くぜ!!」



いざ、同時変身!

ゴーカイジャーは今回のために変身バンク更新してくださっています。ありがたい。

そして客演してくださる度にゴーカイの皆さんの変身のキレが変わらなさ過ぎて怖い、多分10yearsの時も言った、これ。


「スーパー戦隊を、なめるなよ!」




【ジュウオウホエール】

満を持しての最強フォーム。

肩書は「王者の中の王者」。鯨の頭をかたどったメットに、マントヒラヒラタイプのボディ。マントまで鯨の絵が伸びていますが、半年分くらい見終えたこちらからはもうダサくは見えないから不思議である。

そして名乗りポーズ!振り返りポーズはズルい。ずる過ぎる。なんだそのイケメンは。


メインウェポンは大王者の資格を変形させた状態で左腕に嵌めて使うホエールチェンジガン。

必殺技はジュウオウファイナル。地球の物理ではありえない軌道を描く砲撃。その攻撃は宇宙まで届き、月の表面すら削り取る。いくら2000回だからってやり過ぎである。




全員で立ち向かった結果、強敵を打ち倒した12人。

バングレイは不利を悟って巨大な敵を召喚して逃亡。その名もゴクドス・ギル。


「ザンギャック本星で、僕たちをボコボコにした宇宙帝国歴代皇帝の邪悪な意志の集合体!」


なんだその「ぼくのかんがえたさいきょうのてき」みたいなやつ。



巨大戦には当然のように乗り込んできたゴーカイジャーが当然のようにハンドル権を奪い取って操縦。


「大和!」

「分かってます!」

「ド派手に行くぜ!」

「ド派手に行きましょう!」


なぜか普通に使えるレンジャーキーを使用してロボットすら変更しながら、ジュウオウフォーティアニバーサリーでフィニッシュ。だから東映さんはエンブレムをなんだと思っているのか。




戦闘もひと段落。

もう地球には用は無い、とゴーカイガレオンに向かうゴーカイジャー。


「あの、もしかしてみなさん、最初から俺たちに、大王者の資格を届けるために…?」


ちょっと笑ってみせる仲間たちと、そんなわけないと切り捨てるマーベラス。

けれども大和の真剣な眼差しには、どこか目をそらすように後ろを向く。

というか唯我独尊なマーベラスがここまで丸め込まれる相手っていうのもなかなか珍しい。


「……俺は、自分の見たものを信じますから」




その頃、森邸にて。

ハカセの思い出せない「忘れもの」は、健気にゴーカイジャーの帰りを待っていた。


🐦「オイラの運命の行く末は、スーパー戦隊3000回スペシャルで~~!!」




【以下雑記】

🦅スーパー戦隊2000回放送記念のスペシャル回!前後編にしたこともあり、ド派手バトルに振り切っていて楽しかったです。春映画かな?


🦅改めて帰ってきたゴーカイジャー。ちゃんと「スーパー戦隊」になったんだな、と噛みしめております。ネタバレになってしまうので深くは言及しませんが、あのシーンもこのシーンも本編を踏まえてみた方が深みが違うと思うのよ。未見の方は是非ゴーカイジャー見てくださいませ。




次回:遂に鯨を呼ぶよ!

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