30話 伝説の巨獣
- _ ぬぺ
- 2022年12月11日
- 読了時間: 6分
日本の漁村では、クジラがえびす(恵比須)として信仰の対象となっている場合が多い。それは、クジラをとる立場からではなく、クジラがイワシやそのほか群集性の魚を沿岸に追い込んでくれ、それが漁民に大漁をもたらすからである。
"クジラ", 日本大百科全書(ニッポニカ),(参照 2022-12-11)
【あらすじ】
無事に大王者の資格を手に入れたジュウオウジャー。バングレイが狙う「巨獣」の正体であるキューブホエールを呼び出そうとするが、起動しても反応なし。
肩を落として帰宅したところ、真理夫おじさんがとある新聞記事を見せてくれる。
およそ30メートル
潮髭海岸で巨大水柱
調査するも原因不明
潮髭海岸で4日、突如水面からおよそ30メートルもの巨大な水柱が上がったと、付近で漁をしていた地元の漁師たちからの通報が相次いだ。
通報を受けた第3管区海上保安本部の広報官によると、水柱が発生したのは海岸から11キロメートルほどの沖合で、当時現場には多数の漁船がいた。同本部は測量船「なつしま」を派遣し現場海域の調査を行ったが、付近から異常な点は観測されず、原因解明には
(以下画面外)
これは間違いなくキューブホエールの仕業だと考えたジュウオウジャーは現場に直行。
同時に動き出したのは、水柱を見た人間の記憶を読んだバングレイ、
そしてジニスの指示を受けて出張して来たナリアである。
【門藤操】
空回りすると日本一面白い男。
最近あまり活躍できていないことを嘆いていたらしき彼のもとに舞い込んだのは、「泳いでいる鯨を捕まえる」というミッション。
つまり釣りである。みっちゃんの得意分野である。やったね!!
ということで完全に潜る気満々のスタイルで登場。
どこから持ってきたのか酸素ボンベまで背負ってます。この子、素手で鯨と格闘するつもりだ。
そこに現れたのがバングレイ。
自分の素潜りタイムを邪魔された怒りも相まって、全力で迎え撃つみっちゃん。いつもよりも名乗りに気合いが入っている気がする。気のせいかな。
さらに初手から野生開放、必殺技という好戦的な姿勢も見せる。
なおその捨て身の攻撃は普通にジャンプで躱されるというオチ。
●「……だっせぇ。」
どうしよう、割と普通にバングレイさんに賛成しそうだ
大和がホエールに変身したことによって反応したキューブホエール。
海が得意フィールドのセラが海へ入り、バングレイもそれに続き、大和がそれを追いかける。
●「バングレイは俺が!!!」
自分も、と釣り竿を振り回すみっちゃんでしたが、釣れたのはセラ。
丘の上でびったんびったんするヒーローが見れるのは多分この戦隊だけ。
●「なんなのあんた?ふざけてんの?!」
空回りしているだけなので許してあげてほしい。
その後、キューブホエールを追いかけるべく再びキューブシャークに乗って出撃したセラ。
妙に泣きそうな顔で自分も一緒についていくと表明。クロコダイルに海を泳がすな。
海中に潜ってからも全力で前しか見ておらず、セラの不安を仰ぐばかり。
不足の事態があったとはいえ、全体的に見ると足を引っ張ってしまったのが結果。
次回予告の台詞から見るに、次回に彼のメンタル引き上げ回も兼ねている感じかしら。
けど、例の三角座りモードから自力で立ち上がれたシーンがあったり、自分の身体が危うい中でもしっかり敵艦に攻撃をヒットさせたりと加入当初に比べればかなりの成長を見せているのは間違いない。それに気づけさえすればあっさり成長できるんじゃないかな。
【バングレイ】
遂に巨獣まであと一歩のところまで迫った巨獣ハンター。
最初は自ら海に潜って捕まえるつもりだったらしい。なるほど、みっちゃんと同じ作戦だね!こう書くと急にへっぽこに見えて来ちゃうのはなんでだろうね!!
しかし、キューブホエールからの一撃で丘の上に放り投げられた彼は、作戦変更を余儀なくされる。
そこに現れたのは、彼の暗殺を狙うクバル。バングレイさん、彼と協力することを思いついてしまった。
●「お前がその気なら、ジニスをぶっ倒すの手伝ってやってもいいぜ?」
確定ですね。
クバルはジニスのブラッドゲームの被害者であり、ジニスに復讐するためにゲームに加わっている。
クバルとしてはバングレイがジニスに何を言うか分からない以上早めに消しておきたいのでしょう。
バングレイさん、正直上手く扱えればいい感じに動いてくれると思うのよね。そもそもジニスとクバルのゴタゴタに興味なさそうだし。ただ、同時にマジで3秒後に何しでかすか分からんタイプの御仁でもあるので、確かに消すのが最適解な気はする。
というかまあ、そもそもジニス様の言動を見るにクバルの思惑も、今何をして何を考えているかも大まかには把握しているのでクバルのあがきは最終的には完全に無駄になりそうな気がするんだよな。クバルさんって頭は回るけどジニス様には及ばない気がするし。そもそもゲームに知将ポジで参加している時点である程度策見抜かれてそうだし。あんまり良い最期は用意されてないっていうのは確実かなって。
さて、そんなクバルさん。一旦は打倒ジニスにバングレイが協力、クバルは巨獣ハントに協力ということで合意したらしい。
早速バングレイの船に乗り込み、海に毒薬を散布。これで弱った巨獣を回収するらしい。シンプルで最低な作戦に出ました。
しかしキューブホエールには効果なし。それどころか毒薬を浄化しました。さすが、最強フォームは違うぜ。
これを見て逆に燃えたバングレイさん。大物にテンションが上がりまくって自ら砲撃を仕掛ける。
そこに合流したのはナリア率いるデスガリアン。
彼女は何やらキューブホエールに一発打ち込みましたが、効果のほどは未だ不明。
肝心のキューブホエール本体は唐突にご乱心。
デスガリアンも、バングレイも、そしてジュウオウジャーさえも攻撃対象と見做してひたすらに爆撃を繰り返した後、悠然と空を飛んで去っていきました。
原因はナリアさんの攻撃かな、と思ったけど、その割にナリアさんもちょっと戸惑ってたし、分からん。
これを見て、不確定要素大好きオーナーが滾らないはずがなかった。
何やら見覚えのある機械を取り出して楽しそうに笑うジニス様。
遂に捕鯨に本格参戦である。
【以下雑記】
🦅いやーすごかったよキューブホエール。鯨は古来あらゆる文明に於いて神やそれに近いものとして見なされているのは知っていましたが、それおw徹底的に見せつけられた感。創作で割とよく見かける、「神は人間とはスケールが違いすぎる」みたいなやつ。好き。
🦅今回の細かいここ好きポイント:クロコダイルに乗って出かける操にデカい声で「頼んだぞー!」って声をかけるレオ
🦅暇なときは一緒に飲み比べをしているらしいクバル・アザルド。可愛いね。少なくとも表面上は割と穏やかに付き合いのあるバングレイの皆さん、嫌いじゃない。
🦅新聞記事に登場した「なつしま」。
日本の海洋研究開発機構が所有する海洋調査船。昭和56年(1981)、日本初の本格的な有人潜水調査船「しんかい2000」の支援母船として建造。平成14年(2002)の「しんかい2000」の運航休止以降、無人探査機ハイパードルフィンの支援を行っている。また、深海底の地形や地質を調査する観測装置を搭載する。
"なつしま", デジタル大辞泉, (参照 2022-12-11)
だそうです。水柱の原因は海底火山とかかもしれない、という仮定の下調査したものの収穫無し、みたいな、そんな感じかな?
次回:クジラ立つな
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