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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

3話 強敵、蛾眉あらわる!

油断大敵。

「ただいま」を言うまでが遠足です。




【あらすじ】

凪メイン回。

これから少しずつメンバーを掘り下げていくのかな?




【松尾凪】

メンバー最年少の青年。資格マニア。


今回触れられただけでも、

簿記会計

ボイラー技士

電気工事士

消防設備士

軽く調べたところ、どれも受験の際に必要な条件は緩いもの(正確には、ボイラー技士は何らかの形で一定期間実習が必須、消防設備士は電気工事士の資格を持っていれば受験可。だからこそこの2つを一度に出してきたか…抜け目がない)。

それでいて将来に役立ちそうなものばかり。しっかりしている。



そんな彼は、忍者すらも一種の資格として捉えている様子。

どこに売っているのか、忍者の参考書を読みながら勉強。世の中にはいろんな参考書があるんだなあ(遠い目)



そして彼の最大の欠点は、「参考書通りにしか考えられない」こと。

不足の事態に対応できない。なまじ、基礎の理論はしっかり頭に入っているのでうまく臨機応変出来ないのだと思う。

世の中教科書通りには進まないのである。



今回も、敵の動きやスピードは見切ったものの、そこで思考停止してしまったり、変わり身の術を使えば必ず相手を騙せる(見破られる可能性を全く考慮していない)と思っていたり。

全体的にあまちゃんと言われても仕方がない。

初心者だし、資格の勉強の際は理想のことしか起きないしね。仕方ない。

ここで「資格マニア」、すなわち“勉強するだけで実践するわけではない”という設定が活きるんだな



不測の事態に振り回されまくった凪が最終的に考えたのは

「こんな時、タカちゃんだったらどうする?!」

「…そうか、タカちゃんはなんにも考えないや!」


正しい。圧倒的に正しい。あいつは考えずに突っ込むタイプ。確かに事実。

でもそれでいいのか。本当にいいのか。



結局、凪が落ち着いた結論は

「ここには、参考書よりもお手本になるみんながいるからね」

お爺ちゃんには“お手本にすらならん”と切り捨てられてますが。

今まで、参考書至上主義であり、ゆえに単独行動しがち…というか、1人で突っ走りがちだった凪が、仲間と協力する姿勢を見せられるようになったのは、忍者としても戦隊としても大きな進歩な気がする。




【牙鬼軍団】

こちらもちょっと整理を。



《十六夜九衛門(いざよい・きゅうえもん)》

初回から登場している狐面の幹部。

ずっと「くえもん」と読むと思っていた。ごめんね。

生前は牙鬼幻月の小姓をやっていた。(だから少年ボイスなのか!)

味方には「小姓」、ニンニンジャーには「家臣」と名乗る優しさよ。

今回初めてニンニンジャーたちの前に姿を現しました

相変わらず盜んだ小槌を使って暗躍中。


個人的には本当に小姓なのか気になる所。

名前がな。小姓にしては仰々しい気がするのよ…。


肩口が虎なのも気になる。狐モチーフで虎?

何の威を借りているんだか。



《蛾眉雷蔵》

落ち武者のような恰好の幹部。一番槍。

振り乱した白い髪、般若の面を半分に割った隙間から覗く本来の顔というインパクトのありすぎる顔面。

ちなみに般若の面とは、「嫉妬や怒りなどをたたえた鬼女の面」のこと(日本国語大辞典)。すなわち、嫉妬に狂った女性を示すらしい。


名前の「蛾眉」は、「蛾の眉(触角)のように三日月形にすんなり曲がった、女の美しい眉」、則ち「美人」をさす(日本国語大辞典)。

多分、名前は全員月で統一しようとしているので、今回はもう一つの用例である「三日月」の意味で解釈するのが適当な気もするが。


性格は分かりやすいバーサーカー。

見た目通りの強さをタフさを兼ね備えた武人キャラ。


この「ザ・武将」といった体に反して、「女性」を前面に押し出した顔と名前なのには何か意味があるのでしょうか…考えすぎかな



《カシャ》

ローラースケートと妖怪:火車がモチーフ。

本来は仏教用語で、悪事を犯した罪人を地獄まで送ったり、地獄で罪人を乗せて責めるのに使ったりする車のこと。

妖怪としては墓場や葬儀場から死体を持っていく存在として知られる。おそらく正体は死肉を漁る野生動物ってところでしょうが。




【以下雑記】

🦊今回の締めは、「霞姉最強説」。確かに、今までもある程度術を使いこなしつつも、メンバーの性格をよく把握し、引き際もわきまえるというプロっぷりを発揮。細かい部分を調整するバランサーとして頑張ってくれそう。

🦊忍者参考書。表紙がいらすとやさんなのがいい味出してる。

🦊巨大戦の一般怪人枠が登場。「ガシャドクロ」です。


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