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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

2話 ラストニンジャになる!

どこまでも愉快な2話目。今回は八雲回。




【あらすじ】

ラストニンジャの称号を得るため、1つの志継ぐ5人の孫たち。

倒す相手は、恐るべき敵、戦国最強の牙鬼幻月。

今をときめく若き忍者は、忍なれども忍ばない!


忍者のイロハを教わりつつ、修行や妖怪退治に励む5人。

しかし約1名、乗り気じゃない奴がいるようで…?




【伊賀崎好天】

まずはお爺ちゃん。

ラストニンジャであり、最強の忍者。

中国では30頭のパンダに勝利し(手前の子泣いちゃってるじゃん)、

ジャングルで30mの大蛇を倒し、

宇宙人と30回交信し(いかにも酸素のなさそうな惑星で忍者服のままですがそれは)、

ミンミン軒のジャンボ餃子を30分(正確には29分17秒25)で完食する最強お爺ちゃん。

後半忍術と関係ないし、どこまで事実か怪しいけど気にせず行きましょう。

ところでここまで30にこだわっている意味、にも関わらず手裏剣の数は48個な意味はあるのでしょうか…


本人はいたって明るく、どちらかというとファンキーに振り切った人。

「ぐrrらっちぇ!」という発言や、写真にポップなフォントと文字で「Last Ninja」と書いちゃうあたりから大体分かる。

ちなみに「ぐらっちぇ」発言を聞いた瞬間、私の脳内を高音の黄色いカジキが爆速で通り過ぎていきました。


そんなお爺ちゃん、まずは冒頭で道場を改築。

実家が爆発・破壊されてから約半日。

誰一人真面目に家を心配すること無く、ここぞとばかりに新しい家を建てやがりました。逆に私の倫理観がおかしいのかな…。


しかし修行はやらない。

ひよっこに構っていられない、とのこと。

丁寧に翻訳すると、「こんな大御所をレギュラーにはさせられない」という意味でしょう。

その発言にたがわず、実力は折り紙付き。今回は分身の術を見せてくれました。わあ、画面が全部おじいちゃん。


修行をなし遂げ、最も優れた能力を持つ者にはラストニンジャの称号を与えると言い残していずこかへ。


…と思ったら、実は近くにいた様子。

彼にはもう牙鬼と対峙する力はない。

ゆえに、孫が自分の力を超える可能性に賭けている。


全体的にどこまでが本気でどこまでがふざけているのか分からない人という印象。

わりと本作の鍵を握っていそうなのでこれからも注視していきたいところ。




【伊賀崎旋風】

続いてはお父さん。


この人、まさかの忍術が使えないタイプ。

そういうのあるんだ…体質の問題なの…?

正直、1世代飛ばして、なんてことあるのかな?ほんとは隠してるんじゃない?という気持ちの方が大きいです、今は。


とはいえ座学はできるので、理論を教えるのは彼の担当になりそうです。

ニンニンジャー5人を見守りつつ、好天ともしっかり連絡をとっている様子。

いいパパさんだ。

リバイスを見ていると染みるね。




【用語集】

いろいろ出てきたので整理していきたいなと



《忍タリティ》

忍者として必要な能力。

忍力と同義と思われる。


現状、強さとしては

八雲>>>天晴風花

という印象。



《手裏剣忍法》

忍者がもつ忍力をもとに生み出される技。

忍力が大きいほど強い技が出せる。

一方で弱いと狙いやタイミングが外れてしまう。



《五トン忍シュリケン》

技を出すための手裏剣。五芒星に似た形のもの。

技の種類は

火炎の術:火を噴く

水の術:水を出す

土の術:簡易的な爆発

木の術:風と共に落ち葉が吹き荒れる

金の術:たらいが空から降って来る

の5つ。

全体的に、攻撃よりも防御・目くらましに使いそうな感じのする技ね。




【伊賀崎天晴】

今回のサブメイン。


明るく元気な青年。口癖は「熱いぜ」「燃えてきた~!」

だが予想通り、アホの子である。それもかなり。

敵にはとりあえず突っ込むタイプ。多分「頭脳戦」とか「作戦を立てる」とかいう戦術を知らないタイプ。

慣用句としての「青くなる」すら知らず、カッパから呆れられる始末。だめだこりゃ。


ただし、忍への想いは誰よりも上。

現状、「ラストニンジャ」に賭ける思いは5人の中で断トツトップだし、そういう意味でも好天をかなり尊敬しているんだろうなという印象。

八雲の発言にも本気で怒っているんだろうなと言うのが伝わってくる。


アホの子とは言い換えれば悩むことのない豪胆な性格。

「怖れるべからず、悩むべからず、侮るべからず。」がモットーならば、それを無意識に回避できるのが彼の強み。

突っ込んで手痛いしっぺ返しを食らう可能性もあるけれど、悩んだせいで難しく考えてしまうこともないのも事実なんだろう。

その結果として、「本番には強い」という彼の特性も出る。

特に今回の「火炎の術」を地面から火柱として使うのも、彼の咄嗟の、いい意味での考えなしの行動の賜物だと思う。




【加藤・クラウド・八雲】

本日の主役。


ちょっと斜に構えたタイプ。口癖は「easyだな」

元はイングランドの魔法学校で魔法を習っていた。(流れ出すハリー・ポッターのテーマソング)

魔法を学んでいたせいか、忍術もわりとそつなく使いこなす。


ただ、魔法と忍術を比べがち。

どう考えてもおとぎ話の産物である魔法と、戦国の世を生き抜いたスパイたちの諜報術を比べるんじゃない。次元が違うんだよ。そもそも。


「手裏剣忍法など、easyだな」

これは怒られても仕方ない。

他人の技を馬鹿にするのはたとえその道のプロであっても良くない。

と言うか、そもそも他人の技をけなすのは小物のすること。道を究めた人は他の道に対してもリスペクトがあるものだと思うし。



彼は自称:現実主義。

他のメンバーと自分とはちがうぞ、ということはきっちりさせておきたいらしい。

…魔法は習ってるのに?


さらに、子供の頃から変わらず祖父を尊敬する天晴に対しても「妄想するのもほどほどにした方が良い」と非難。

…魔法は習ってるのに??


忍者は過去のものだからどうでもいい様子。当然、ラストニンジャにも興味なし。

ちなみに忍者が活躍を始めたのは戦国時代=15世紀半ば。(国史大辞典参照)

魔法使いの存在はいつ頃登場したか分からないけれど、有名な「魔女狩り」「魔女裁判」の時期には一般に浸透していたと考えられるので、同じく15世紀半ば以前に登場しているはず。(日本大百科全書参照)

となると、忍者と魔法使いの歴史はほぼ同時期に始まったか、魔法使いの方が古いか、といったところかな?

…魔法は習ってるのに???


全体的に、「でもこの子魔法真剣に学んでるんだよな…」と思うとめちゃくちゃ面白い。

「忍者に否定的なキャラ」は確かに欲しいし、「忍術でなく魔法もできる」というアイデアも最高なのだが、若干取り合わせをミスった感はある。まあ面白いから良いんだけど。



戦闘では全員の戦いを後ろから見守り、弱点を掴んだうえで挑む、用意周到タイプ。

強いのは間違いないが、そのせいで相手の隠し玉にはとことん弱いタイプ。


忍術にかまけているうえに能力が低いメンバーを見下し気味だった八雲をいなしたのは霞。彼女、このチームのバランサーね。

八雲自身、自分がやらねばならない使命だということは理解しているが、魅力を感じられないだけらしい。

霞姉が適当に話を聞いてやったうえで軽く刺激したおかげで闘争心に火が付いた八雲くん。

意固地になったり子供っぽかったり挑発に弱かったり。

なんだかんだ天晴に似てるのよねこの子。


最終的に、意地を貼りつつも「他人に負けない=ラストニンジャになる」と宣言。

う~ん純粋の単純だ。

化けの皮剥げるの思ったよりも早かったぞ。




【牙鬼軍団】

からくりとしては、


妖怪が生まれる→人間から負の感情を集める→九衛門のひょうたんに溜める


という感じ。

今回のラストで謎のお面に溜まった液体をかけることで軍団の一番槍が復活。


妖怪は九衛門の手裏剣+小槌による妖術:肥大蕃息の術を用いられて巨大化する。

蕃息とは、「さかんにふえること。繁殖。」(日本国語大辞典)



今回の妖怪はカッパ

憑りついたのは消火器で、モチーフには消防士も含まれているっぽい(頭の形に顕著)。

カッパ(水のイメージ)と消火器(火のイメージ)とはまた斬新。

一方でカッパの特性(相撲、皿が弱点など)を上手く使っていたのも印象的。




【以下雑記】

🦊今回好きだったのは勉強シーン。

天晴:教科書を上下逆に開くが、それに気づくのに時間がかかる

八雲:1人だけイスと机のセット

:目当ての教科書を探すのに時間がかかる

風花:わりと真面目に聞いてる

:頷きながら聞いてる

これだけでなんとなくキャラが掴める。上手い。

🦊今回は新ロボ登場。ドラゴマルとシノビマルの位置が入れ替わったシュリケンジンドラゴである。飛べます。

🦊ここの箇条書きのマークが決まらない。「ninja cat」という絵文字があったので使ってみたのですが、Androidだと猫の絵文字+人のシルエットとかいうわけ分からんものになったので却下。結局、九衛門くんの狐になりそうです。ころころ変わるかもしれないけど。

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