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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

27話 オリオン号でインダベーパニック!?

みんな!!先週の話は一旦忘れるんだ!!!




【あらすじ】

ナーガがアキャンバーの手に堕ちたことを受け、急遽2つのグループに分かれて行動することとなったキュウレンジャー。



過去に向かうオリオン号のメンバーは、トケイキュータマの力を借りてタイムホールの中を移動していた。

順調に思えた旅の最中、船内に警報音が鳴り響く。

なんと、あろうことかオリオン号の中に敵が潜入しているという。しかもおそらく中に敵が入ってくることなど想定していないオリオン号、どこに敵がいるかもわからない。さらにこの船、12人の人間(一部そうじゃない人もいるけど)が共同生活を営めるくらいには広いのである。


「よし、みんなで手分けして探すんだ!」

「よし頑張れよー」

「ツルギも一緒に探すの!」

「…………なんてこった」

「なんてこったじゃないの!」



ということで捜索開始。

忍び込んだ敵の正体は4体のインダベーだった。


ダベイエローはチャンプとスティンガーが確保。

ダベブラックは背が高い司令が追い詰めたものの配管にぶつかって取り逃がしたところをラプターが捕獲。

ダベブルーはツルギがカタギとは思えないキックで蹴り飛ばし、

ダベコマンダーは少々手こずったものの、アンドロメダキュータマで捕縛成功。



そして今回、ツルギすら知らなかった衝撃の事実が発覚。

毎度登場する敵怪人:インダベー。あれは、戦闘用に生み出された生命体:インダが、支給されるメットを被った姿。

メットを被ることにより、彼らは「ダベ」としか喋れなくなってしまう。

かなり斬新な言論統制である。

今回はキュウレンジャーたちの攻撃によってメットが外れてしまったインダベーたち。ピスタチオのような頭部が露わになった状態でキュウレンジャーたちと対話をする。



「実はオラ、貴方がたにやられた、あの時のインダベーなんだべ!」

「あぁ、あの時の!……ってどの時の?」


ということで、それぞれに司令の「ブリッジに連れて来い」という命令を見事に無視してインダベーたちの話を聞く事となった。




【ダベブルー】

彼は語る。

作られた存在である自分たちは、休む間もなく働かされていると。

あまりにも労働が辛かったから、キュウレンジャーに助けを求めに来たという。


どうやって潜入したのか?という質問の答えとしては、BBQのために全員出払っている間に忍び込んだとのこと。


「チョロかったっす!!」

「なんてこった~!全然気づかなかったぁ!」


あまりにもガバガバすぎるよこの船。



そんなダベブルー氏の初登場は記念すべき第1話。

ラッキーがシシ座流星群と共に宇宙から帰還した時の爆発で吹っ飛んでいた彼だそうです。


「そんなの覚えてないよ……」

「マジかよ……」


当時のことを知らないツルギのために、スパーダはその時のことを説明。

その頃はまだ、チャンプ・ハミィ・スパーダの3人しかいなかった。

そこに現れたのがラッキー。

さらに彼の働きによって、ガルが覚醒、BN団が加入、ラプターが夢を掴み、スパイとしてジャークマターに潜入していたスティンガーが戻ってきた。

9人揃った彼らは皆、ラッキーの「成功を信じることで生まれる強運」に引き寄せられ、それを信じて共に進む仲間である。


「なんてこった! ラッキーはすげえ奴だと思っていたが、改めて聞くと伝説だな」


さらに、9人揃ってキュウレンオーとして戦うことも可能。

一度に合体できるのはシシボイジャー+4体だが、換装は自由自在。どんな敵にも対応できる画期的なシステムである。




【ダベイエロー】

相棒組に捕獲されていました。

最終的にはスティンガーによってサソリ固めの刑に処されておりました。

絶対にサソリによるサソリ固めがしたかっただけだろ。



そこに現れたのがダベコマンダーを追っていた司令。

が、司令はダベコマンダーに飛び掛かった瞬間にぎっくり腰を発症。

その場に倒れ込んでしまう。


仕方が無いので逃走したダベコマンダーはスティンガーが「しょうがないな」と追いかけ、チャンプもイエローを預けて相棒を追いかける。


「そう、しょうがないのよ……うん? しょうがないって言ったな?!」

「だいじょぶダスか?」

「なんなんだよ君はァ?! なんでこの船に逃げ込んできたの?」

「ああ……その…オラたつを……仲間にすてほすんダベ!」

「仲間?! 君たちを仲間にしろって?!」

「皆さんが、どんどん仲間増やして、絆深めてくのが羨ましかったんダベ!」


ずっとキュウレンジャーのことを見ていたというダベイエロー。彼の正体はオオグマキュータマを使った小太郎に吹っ飛ばされたインダベーであった。



ということでここからは追加戦士たちの話。

まずは流れで小太郎から。

チキュウ人の少年でありながら熱い彼。彼が11人目の戦士である。


「ってあれ? 1人足りなくない? ああ!僕ちんだ!」


ということで、ここからは10人目の戦士:リュウコマンダーのお話。


「ほらぁ! これ僕ちん! いやー、やっぱかっこいいなぁ!」

 「これ!僕ちんも乗ってるの!やっぱり色がイカすねぇ!」

 「ここ! おすすめのシーン! おったまげー!!」

「司令、ふざけ過ぎです」


ということで、自分のことになると饒舌な司令はダベイエローに介護されながらブリッジへ。

一般戦闘員に介護される司令官が見られるのはキュウレンジャーだけだぜッ💫


「とにかく、11人となってキュウレンジャーの絆はより強くなったわけだが……チキュウに残ったみんなは無事だろうか」




【ダベコマンダー】

インダベーたちの紅一点。ネーミングが完全にキュウレンジャーにすり寄っているが彼女も司令官なのかしら。


彼女はスティンガー・チャンプによって追い詰められ、そこに合流したスパーダがキュータマで捕縛。

その流れで、チェンジキュータマ・スキルキュータマの説明、更にアルゴキュータマの話からツルギの話に至る。


「フッフッフ……すなわち、伝説のシーンということだな」

(自分の身体を燃やして毛を焼き払い上裸になるシーンを映しながら)




ということで無事に4体を全員捕縛しブリッジに集合した一行。

なお司令は腰をやっているため楽な姿勢でラプターに腰を冷やしてもらっています。

威厳が全くない。尻をこっちに向けるんじゃない。


4人のインダベーはブリッジのすみっこで体育座りをしています。


「どうしようか、彼ら。改心したみたいだし、なんとかしてあげたいよね」

「あ゛? 何甘い事言ってんだよ? コイツらインダベーだぞ? こんな奴らタイムホールに捨てちまえ!」


カメラにドアップ状態ですごい目力で力説するツルギ。

この男、絶対にカタギではない。

4人ともプルプル首振ってるし。


「いや、ジャークマターで酷い目に遭わされてたみたいだし! なんか可哀想だよ」

「お~~~い! 何を言ってるんだ?」


多少は情状酌量の余地があるんじゃないかと言うスパーダ、どちらかと言うとそれに同調するチャンプ、まずは情報を引き出すべきだというスティンガー、呆れかえるツルギ。


「信じられん……そんな甘い考えだとそのうち足元救われるぞ!(ワナワナ)」



そこに響き渡る笑い声。

ブリッジに映された映像には、メインコンピューター室で高笑いする赤いインダベーの姿があった。

彼らはアキャンバーに命じられてタイムスリップを阻止すべく潜入したのであった。仲間になりたいだのなんだのは全て嘘。彼らを攪乱しダベレッドから注意を逸らすための作戦だったのだ。

にしても愉快な作戦だな。

ということで「そのうち」は現在進行形でした。


「貴様らがのほほんと休日を謳歌している間にな!!」

「お前らがバーベキューなんて楽しんでるからァ!!!」


※ではここで今回のダベブルーの回想を見直してみましょう※

「よぉし!俺様に肉をくれ!」(いい笑顔)(シェフに合図)(悠々と着席)


てめぇが一番楽しんでるじゃねぇか鳳ツルギさんよぉ。



完全にオリオン号の主導権を握ったダベレッドは得意げにしゃべり続ける。

が、画面の向こうの救世主たちはどこ吹く風。

BBQを楽しんでいたお前らが悪いと糾弾するツルギ、君だって楽しんでいただろうとやり返すスパーダ、争う2人を見てハワワ状態のラプター、スパーダに加勢するチャンプ、それを眺めるスティンガー、BBQで何を食べたのか気になって仕方がない司令。


「何食べた? ホタテ焼いた?! ホタテ好きなんだよねー。ホタテのバター焼き。焼いた? 焼いた? 焼いてないの? どっち?! 海老は?! 海老。エッ」


「……ジャークマターのやり方に不満を持ったことなど一度もない。一度も……一度もだ! 一、は、話を聞け!!(手を叩きながら)」

「うるさい黙って!!」

「うるせぇ黙ってろ!!」


おもしれー男たちである。



それはそれとして、船の主導権を敵に握られたのは事実。

まずい状態なのは変わりない。

オリオン号はなす術なくタイムホールから離脱。幸いにも損傷は少なかったのでラプター1人でなんとかなりそうとのこと。


一息ついた彼らが見たものは……デカい恐竜だった。\ガブリンチョ/


「あれがドン・アルマゲか……(腕を回しながら)」

「ハッハッハ、行くか相棒!」

「そんなわけないだろ!!!!!」


ツルギさん、既にヤケクソです。


「俺様1人だったらすぐにあんな奴ら追いだしてこんなことにはなっていなかった!」

「まあまあ今は揉めてもしょうがないでしょ!(腰をさすってもらいながら)」

「俺様に指図をするなァー!!! ヴァァァーー!!!!」


ここのツルギをリタ様の隣に置きたいという衝動に駆られています。



あまりにも見苦しい彼らを陰から見る5人のインダベーたち。


「あのまま仲間割れしてくれれば、俺たちでも倒せるかもしれないベ!」


ということで、虚空に向かって「なんてこったー!」と喚いているツルギに声をかける。

そんなにも「俺様が」と言うなら、1人で行動した方が良いのではないか。そこにいる奴らはお前の邪魔にしかならないのではないかと。


「ああ。確かに邪魔になるかもな。」




その頃現代では。

なにやらアンテナで作業をしているバランスを待つ間、他の4人は過去に行った仲間たちを心配していた。


「過去にいったチームは、うまく行ってるかな」


ウン……ソウダネ……ウマクイッテルンジャナイカナ……タブン…………


まだツルギのことを信用しきれていない、と言うガルだったが、


「俺は確信してる。あいつは俺たちの仲間だ」


※その頃のツルギ※

「お前らがバーベキューなんて楽しんでるからァ!!!」(ブチギレ)


それを聞いたガル。

「ラッキーがそう言うなら、信じるしかないガル!」


※その頃のツルギ※

「なんてこったーー!!なんてこったァーーー!!!」(鳴き声)




視点を過去チームに戻し。

仲間たちを「邪魔になるかもしれない」と言ったツルギ。


「ああ。邪魔だ。」

 「だが、……それがどうした?」

 「そんなこいつらを引き連れて、宇宙の平和を取り戻すのも、それはそれで伝説になる。すなわち、俺様はこいつらと一緒に戦う。そう決めたんだ。俺様の伝説には、こいつらが必要なんだ」


天上天下唯我独尊。謙遜と言う言葉を知らない、自信たっぷりの男。

それでいて、誰よりも仲間想いな男。

それが鳳ツルギなのである。

あんまりな言い方ではあるけれど、ここにいる「仲間」たちは、彼はそういう男だって知っている。



自分たちの作戦が失敗したことを悟ったインダベーたちは、自棄になってこの場でキュウレンジャーを倒すことを決意。


「オラたちのチームワークの方が上だってことを、見せてやるベ!」


5人で「絶対勝つぞー!」とママさんバレーくらいのノリで円陣を組んでハイタッチ。今から命と昇進が懸かった戦いが始まるとは思えない緩さである。


さらに、全員ドン・アルマゲをバックに名乗りを敢行。

ダベブラックさんの名乗りが真っ当にかっこよくて混乱している。絶対あんた戦隊のクール枠でしょ。で、ギャグ回になった瞬間に玩具にされるタイプでしょ。レオタードでエクササイズ踊ったり、頭に万力はめられたりするタイプ。


「究極のインダベー! 邪悪戦隊ゴイン」

「「「「「ダベー!!!!!」」」」」


空に映るドン・アルマゲのイメージ。見えるかいスティンガー、あれがドン・アルマゲだよ。

そしてカラフルな煙が爆発。それに呑まれてギャーギャー騒ぐインダベーたち。


「……何やってんだあいつら」



「調子に乗るな! ここからは僕ちんの出番だ!」

「司令~! 無理しないでくださ~い!」

「お前たちなど、チェンジする必要もない!」

「……話聞けよ💢」


ということで司令の合図で素面名乗り。やはり素面名乗りはかっこいい。今までどんなアホやってても一瞬でリセットできるくらいにはかっこいい。


「究極の救世主! 宇宙戦隊!!」(ぎっくり腰の音)


「「「「キュウレンジャー!!!!」」」」


「ア゛-……」(力なく倒れる司令)

「司令、無理しないでください」

「ア゛イ……」


「刮目せよ。今、伝説が始まるぜ!」


ウン……カッコイイネ…………



元気なメンバーはそのままインダベーの元へ駆け出す。

倒れた司令はそこに捨て置かれました。


「え、ちょっと? 待って?! 待って?!」



LUCKYSTARをBGMに、怒涛の素面アクションを展開。

硬派なチャンプ、バク転をこなすスパーダ、足技が軽やかなスティンガー、2体を軽々と捌ききるツルギと見応え抜群。

ど う し て こ の ト ン チ キ 回 に そ ん な こ と す る の


「誰でもいいから、僕ちんを、起こしてください」

「司令……だから言ったのに……」



5体を追い詰めたところで司令ようやく復活。

そして即死。ご丁寧にセルフSE「グキッ!」(cv.神谷浩史)付。

呆れ半分で介護に回る仲間たちを尻目に、ツルギはこのタイミングで変身。

「お前ら避けろ!」と雑に指示を出した1秒後にはフェニックスエンドをぶちかまし、勝利と伝説を刻んだのでした。




「さあ、道草を食ってしまったが、先を急ぐぞ」


いつもの椅子から一転、ストレッチャーが居場所になってしまった司令。

もうこうなると威厳もクソもない。

まあ仕方ないよね。ぎっくり腰は再発しやすいのでね。しばらく安静にしておこうね。


何はともあれ、無事に軌道も戻り、目的とする時代にたどり着けそうである。

そしてこのトンチキ展開で忘れかけていたが、ゴインダベーは“アキャンバーの指示で“ここに来たと言っていた。

つまり、フクショーグンが見せてはならないと思うレベルで重要な事実が過去に隠されている。


「ドン・アルマゲの秘密を暴きに行くぞ」


この伝説お兄さんは最後にかっこいい顔すればすべてが丸く収まるとでも思っているのでしょうか。




【以下雑記】

ということで怒涛のコメディ回でございました。

この作品コメディに舵を切ると一生帰ってこない。最後に決め顔していたツルギさんですが、途中まで奇声あげてた男にそんな顔されてもこっちはどんな顔して見たら良いか分からない。


今回の脚本は井上テテ先生。

確かにちょいちょい解釈違いがあるんですよね。特に今回のメインのツルギとか、毛利先生が動かした時よりもずっと偉そう。

まあそれを上回るトンチキ展開なんでぜんぜん気にならないです。そんな無理矢理ねじ伏せることある?



総集編ということで過去のお話を振り返りつつ、ツルギさんが叫び散らかす回でした。

途中から私は鳳ツルギを見ているのか南圭介を見ているのか分からなくなりました。

喉お大事になさってください。


というか今回の「南圭介に寄っていく鳳ツルギ」と「腰よわよわな司令」がこの後完全に公式設定になるのほんっと面白くて好きです。



個人的に今回好きなのは、

「なんてこった! ラッキーはすげえ奴だと思っていたが、改めて聞くと伝説だな」

というツルギの台詞。

最初こそラッキーに弱いやつはすっこんどけ、みたいな態度をとっていたツルギさんですが、この台詞によって「やっぱり最初からラッキーのこと認めてたんだなぁ」って笑顔になってしまった。

ツルギのこんな言動の原因はほぼ間違いなく300年前の戦いで目の前でたくさんの仲間たちを弔ったことにあると思っているので、彼にとっての新しい仲間たちがそのトラウマを少しでも和らげてくれることを祈っています。



前回ドシリアスだったからね、今回は楽しい事やろうね!

というのはキュウレンジャーに限らず戦隊モノではよくあるお話ですが、ここまで振り切られるともはや先週が夢だったんじゃないかと思えてくる。

でもちょいちょい挟み込まれる現代パートのお通夜ムードで現実に引き戻される。夢ならばどれほどよかったでしょう🍋

というか温度差マジでえぐい。風邪ひいちゃう。高熱出すって。




次回:先週のこと思い出そうねみんな…………

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