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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

23話 巨獣ハンター

第三勢力、現る




【あらすじ】

今日は花火大会。気合十分のジュウオウジャー6人。

彼らの前に宇宙の彼方からやってきたのは、「巨獣ハンター」なる肩書を持った怪人だった。




【バングレイ】

単身宇宙船に乗って地球に降り立った怪人。

この作品、今のところ敵がゲーム同好会と狩人なのである。「世界征服を目論むナントカ王国」みたいなすごい奴が出てこないのは普通に思い切ったなあと思う。


綺麗な青い体に全体的に刺々したフォルム。今作、敵キャラのモチーフが分かりづらいなと思うことが多いのだがこれも例に漏れず、何なのか分からんな。

お声は神奈延年さん。かっこいいんだよな……。


まだ明言されていないけれど、職業?である「巨獣ハンター」として刺激を求めて様々な星をハントして渡り歩いてきたらしい。現在の手持ちは99体とのこと。

今回、過去の怪人が復活したということは、手持ちには今までデスガリアンで活躍して来た怪人たちも含まれているのでは。ここにきてお財布に優しい系怪人か、そっかそっか。



空腹で地球に降り立った彼はひとまず人間を急襲して食事しようとしたが、何者かの襲撃によって失敗。

怒りのまま原因と思われるジュウオウジャーとチームアザルド所属:クルーザの所に赴き、双方を敵認定。



デスガリアンにとっても敵ならば、彼らで勝手に潰し合ってくれればよかったのだが、危険怪人物を放置するわけにも行かず。

でもってこいつ、普通に強いのである。

単純に戦力が対クルーザに割かれているというのを差し引いても、実力の差は結構デカい。



「雑魚が1人で頑張るねぇ」

「1人じゃない。俺たちは繋がってる!みんなでこの星を守ってるんだ!だから!お前にも負けない!!」

「『みんな繋がってる』って?お前そういうタイプ?」

 「バリ痒~」


なんでそこ微妙に博多弁なの?というツッコミはさておき。

(龍騎の前例があったので中の人の出身地を確認しましたが声優さんは東京、SAさんは北海道とのこと。別に名前にかかっている訳でもないしな……)


そんなツッコミはさておき。

何やら「繋がり」みたいな綺麗ごとを掲げる大和のことがお気に召さない様子。

これはしばらく因縁が続くぞ……。



追い詰められた大和のもとに仲間たちが集まった直後、ジニスの命を受けたナリアが登場。

大きくなったクルーザに惹かれている巨獣ハンターに自己紹介しつつ告げる。


「ジニス様が是非、貴方をブラッドゲームに招待したいと」

 「とても刺激的なゲームですわ」


どうやら、ここ最近ザワールドを失い、部下たちの活躍も芳しくなく、少々飽きていたジニス様。ここにきて新しいおもちゃを迎え入れることにしたらしい。


面白そうだと提案に乗ったバングレイはナリアと共にジニス様の御前へ。


「ようこそ、デスガリアンへ」


ジニス様とてもいい声であらせられる(頭抱える)



というわけで、事実上のデスガリアンの戦力増強。

中盤に登場する強化アイテムで散るんじゃないかと戦隊経験値の溜まってきた可愛げのない大きなお友達は申しておりますが、果たして。

ともあれ、今回の大和との絡みから察するに、大和の過去のベールを剥ぎ取ってくれるんじゃないかと期待しております。




【風切大和】

過去を決して明かそうとしない人間の男。



今回出会ったのは、クルーザの被害に遭って負傷した男の子:遼。

傍から見ても痛々しく変色した足だが、平気だと言い張る彼。その理由は、いつも忙しい母親が今日はなんとか休みが確保できて、一緒に花火を見に行くことになっていたから。

ここで病院に行ってしまったら、その楽しみな予定がパーになると。

病院行ったら親が花火を見に行かせてくれないと嘆くレベルでよろしくない状態なのが本人も分かってるなら流石に行かなきゃだめよ。



そんな彼の言い訳を聞いたアム。

それは秘密にしてはいけないことだ、親に心配をかけるだけ、と優しく諭す彼女に、どこか思うところがありそうな顔をする大和。


実際に遼の母親は、怪我を正直に教えてくれたこと、我慢しなくてよかったことを遼に伝えていた。



病院を出て。

大和は、アムが意外とその辺しっかりしているタイプだったんだ、とリアクション。

確かにちょっと分かる。アムは飄々と生き抜いていくタイプだと思うので。ただ、そこで大事な人を蔑ろにするタイプでもないだろうし、納得でもある。


そんなアムの家庭もシングルマザーらしい。

母親の呼び方が「ママ」なのもすごく分かる。


「無理とか我慢とかしすぎると、自分が苦しいだけじゃなくて、相手も追い詰めちゃうんだよね」

 「でも今は仲良くやってるよ?私もママも、無理する前にいろんな人にバンバン頼って甘えちゃうんだよね。」

 「だから私、大和くんの気持ち、結構分かる。」

 「『みんな繋がって生きてる』って話。」



そんな話を聞いていた大和。

終始あんまりピンと来ていないというか。「無理とか我慢とか」を家族に対してし過ぎて、それが当たり前になった結果の家庭崩壊とか起こしてるんじゃなかろうか。

真理夫おじさんはその辺の「無理とか我慢とか」に敏感で、放出させてくれそうな人だし。


しかも「結構分かる」と言われた時の動揺っぷり、そしてその「分かる」内容が自分の思っていたのと違った、良かった、というあからさまな表情。そんなに過去に触れられたくないのか。よっぽどだぞ。


そして幸か不幸か、その表情を見せたのは仲間内で一番その辺のアンテナがしっかりしているアムであります。

バングレイという完全な部外者が飛び込んできただけでこんなにストーリー動くことある?




【以下雑記】

🦅花火大会にノリノリの操くん。明るい時点から浴衣を着用して走り回った結果、花火大会の時点ではもう浴衣はダメになっていたそうな。仕方なく高校時代に使っていたのではないかと思われる芋ジャージで参加。似合いすぎる。

🦅なお、遂に今回の花火大会で大和がみっちゃんの説得を諦めました。


🦅そんな大和先生、スマホで花火を録画して遼くんに見せるらしい。何気に戦隊メンバーが自分の(普通の)携帯端末持っていることってあんまりないよね。最近誰かいたっけ、と思って考えたけど、ここ最近ならルパパトくらいしか思い浮かばないぞ。


🦅何気に上手いこと操を動かすセラちゃんに笑った。


🦅今回登場した怪人はクルーザ。大砲を使った無差別攻撃を仕掛けてくるよ!以上!!




次回:鬱回の予感しかしない

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