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22話 仕組まれたhistory!

これが神……




【Story】

衛生省が遂に黎斗の居場所を突き止める。

同時にゲーム病に感染・発症した黎斗。

駆けつけたCRのメンバーの判断によって、患者として搬送されることとなる。



せっかく見つけた犯罪者をみすみす見のがしてなるものかという衛生省の気持も、

患者は治さなくてはならないというCRメンバーの気持も分かる。

というか、これからゲーム病患者が増えるであろうことは目に見えているし、衛生省は対応できるドクターの数を増やすとか何かしらの対策を講じた方が良いのではないの?

それが難しいなら、せめてCRのベッドを増やすとか。


まあ、ここでそんなことしちゃったら永夢たちにスポットが当たらなくなるでしょうがと言われればそうなんだけどもさ。

クウガで警察も戦力を手に入れている描写があったり、リバイスのWEEKENDでも一般戦闘員やデモンズ軍団がいたりする設定が割と好きな人間なもんで。


あと個人的にはここで衛生省のおじさんたちが必要以上に嫌なやつに書かれているように見えた理由を考えているところだよ。




【九条貴利矢】

今回ようやく遺品に言及。いや長かった。

当時も書いたけど、彼は何かしらのデータを遺してくれているはずだと信じていたので。


ちなみに、彼の死は同僚にも伏せられている様子。

警察に伝わっていなかったのはまだ理解できるが、ここで情報止めておいてもメリット無くない?



貴利矢が残していたデータは、「リプログラミング」。

PC画面に表示された文章によると、

「ヒトのDNA配列に組み込まれたバグスターウイルス因子を消去し、ヒトの正常なDNA配列に再構成すること。」


専門的な医療技術のこと。

DNAのエピジェネティックスの消去及び再構成。

「個体発生や細胞分化の過程をはじめとして、重要な生命現象における必須のメカニズム」のことをエピジェネティクスと言うそうです。(国立環境研究所HPより)

リアルには、「細胞工学で、すでに分化した細胞を未分化の状態に戻すこと。」(デジタル大辞泉より)


簡単に言うと遺伝子を書き換えるシステム。

理論上、不死身のゲンムにも対抗しうるという手段。



大我はこの技術を利用。

に依頼していた「ゾンビを倒すゲーム」のガシャットにリプログラミングデータを入れて出陣…が、まさかのエラー。


あくまでもガシャットは「幻夢製のゲーム」しか受け付けない扱いになっている?

(永夢のマイティブラザーズは幻夢ベース&元のバグスターウイルスの原理が永夢なので規定を潜り抜けたと考えられなくもない気がする。)




【檀黎斗】

衛生省に運ばれた黎斗。明日那と永夢に冷たく扱われながらも、過去の話を始める。



16年前。

当時14歳の黎斗は、父親の会社でゲームの開発に関わっていた。

既にかなりの数のアイデアをため込んでいた様子。ざっと見た感じ、基本となる10個のゲームの原案はこの時には既に出来上っていたっぽい。


既に自分の才能に惚れていた黎斗の在り方を変えたのは、幼い永夢が出した一通のファンレター。


「げんむこーぽれーしょんのしゃいんさんへ

こんにちは。おげんきですか。

ぼくはげんむこーぽれーしょんのげーむがだいすきです。

とくに、まいてぃあくしょんがだいすき(です)

ぼくがげーむをかんがえたので、このげーむをつくってください。

よろしくおねがいします。

ほうじょうえむ」


明らかに、手持ちのノートをちぎって書いた手紙。(括弧内は黎斗の指で見えない)

続く紙には、キャラの立ち絵、敵・ギミックのイラスト、ステージの説明らしきものが続いている。


こちらから見れば小さい子の微笑ましいお手紙ですが、その才能を明確に感じ取った黎斗。

自分よりも才能がある人間の存在に気づき、ショックを受け、嫉妬する。

この性格は当時からか……。



当時、既に発見していたバグスターウイルスで新たなゲームが作れると考えていた黎斗は、「お礼」と称して永夢に開発途中のゲーム「マイティアクションC」の体験版を送る。


ちなみにこの時の封筒によれば、当時の永夢の住所は東京都清室市柳岡町8-16-9。

宛名が平仮名なのはおそらく永夢の漢字表記が不明なためでしょう。

丁寧な字を書く人だなあ。


何も知らない幼い永夢はそのゲームをプレイ。

予め仕込んであったウイルスに感染する。



その後10年経ち、黎斗は「M」の存在を確認したことで、彼の中にあったウイルスが順調に育っていることを確信。

財前美智彦に依頼して永夢からウイルスを取り出して培養。

今世の中に出回っているウイルスは全てもとをたどれば永夢に行きつくという。



「許されないことをしたのは分かっている!」

「このまま見殺しにされてもおかしくない」


泣きじゃくり懺悔する黎斗。

……うさんくさ。これ以上の感想が出て来なかったです。

強いて言うなら岩永さんこれが初演技ってほんとか?くらいでしょうか。



対する永夢の反応は「もういいですから」。

直前まで目が赤くなっていたことを考えると、許したというよりは無になったという印象。

今この人に怒ったり怒鳴ったりしても何も得るものは無いな、と静かに冷めたように見えた。



再び発症した黎斗。

こちらはあまりてこずった様子もなくフィニッシュ。


倒れたものの、いつものようにバグスターのデータを集める黎斗。


「本当に助かったよ、宝生永夢」

「君ほど騙しやすい人間はいない」



今回のゲーム病感染はわざと。

衛生省が乗り込んできた事態を受けて、そこから逃げるために急遽自らウイルスを体内に取り込んで感染。

CRが……というよりは、永夢が「患者だから」というだけの理由で黎斗をCRに回収してくれることを期待していた様子。そしてそれは彼の予想通りに進む。


「16年前から君は、透き通るように純粋だった。その水晶の輝きが、私の才能を刺激してくれた!君は最高のモルモットだ!!」

「君の人生は全て、私のこの手の上で……転がされていたんだよ!!」



OK、あまりにも予想通り!あんたはそういう人だよな!!知ってたぞ!!!!!

正直に言うとここまで濃すぎる台詞がポンポン出てくるとは思わなかったかな!既に黎斗語録で胸焼けしそう。そのベルトを付けたときの「ブゥン!」というのは何の音なのか説明してほしい。

あと、彼だけ服がズタボロになっている理由も聞きたいかな。


真面目な話をするならば、彼が衛生省に居場所をバレたときの対策を何も練っていなかったのが意外。

入口の前にはセンサー+監視カメラ+バリケード、逃げ道確保済み、逃げる時の貴重品セットは常備くらいしているものかと思っていた。口ぶりから察するにガチの不意打ちだったみたいで驚いている。

神として傲慢にしていたツケかしら。まあなんだかんだ上手く切り抜けているんだけど。



満を持して、再変身。

解禁した能力は「増殖」と「腐敗」。


前者は自分の分身を作りだす術。

今回は別行動をしていた飛彩・大我のところに割り込んできて攪乱することに成功。

1体でも厄介なゲンムに増殖されたら困るんだが。


後者はアイテムを使用不可能にする能力。

ここにきて永夢のベルトが使用不可になりました。

この脚本、仲間を戦闘不能にするのに躊躇が無さ過ぎる。



ドクターたちに勝利した黎斗。

黒スーツ+黒シャツ+紫ネクタイにオールバックという新たな装いで幻夢コーポレーションに凱旋。

バグスターをしたがえるその姿はさながらラスボス。


「ただいま。ようやく私の計画が実を結ぶ。仮面ライダークロニクルの完成は…近い。」




【以下雑記】

🎮作さんが提案してきたゲーム。「ゾンビを倒すゲーム」というオーダーに対して考案されたのは、「ボーズ・オブ・テラ」。「ゾンビを上手に成仏させろ!」「絶体絶命のピンチを救うべく立ち上がった1人の坊主」という煽り文。

説明によると、「主人公となる坊主が滝行等の修業を重ね戦闘スキルを上げていき、敵となる不死身のゾンビを成仏していく。ストーリーの中で出会うキャラクターと仲間になり、チームプレーでステージを進める。」

決して依頼から外れていない、それどころか「チームプレー」という、ライダーたちが協力する必要がありそうな要素もあってコンセプト自体はパーフェクトだと思う。

しかし如何せん、ゾンビと共に坊主である。B級の香りが拭えない。一部の好事家にはウケそうだが。

🎮なお、別案は「お経でぽくぽく」。どうして仏教にこだわるのか。


🎮幻夢コーポレーションでのシーン。作さんのチームの中で『熟年婚活100のルール』と書かれた本を手に持って熱心に話している1組の男女の姿が。何してんの???




次回:ちょっとくらい黎斗がいない日常編があってもいいんじゃないかな

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