21話 花嫁は逃走中
- _ ぬぺ
- 2021年12月11日
- 読了時間: 4分
東映恒例、入れ替わり回である。
【停車駅 ???】
遂に嫁入りの準備が整ったグリッタ。母親にたてつくも受け入れてもらえず、シュバルツとの駆け落ちを敢行。
シャボンシャドーを使ってトッキュウジャーと中身を入れ替え、人間の姿で逃げればよいという算段。グリッタとして取り残される相手の事を一切考えていないあたり、この子もシャドーの子である。
一方のミオはふるさとの手がかりを思い出しております
【グリッタ】
シャドー脱出計画を練る彼女。
全体的に連携が取れていなかったり、裏切られていたり、結婚することを馬鹿正直に相手に伝えちゃったりと粗の目立つ作戦ではありますが、きちんと自分の考えに基づいて考えて行動できるようになったのは大きな成長だと思う。
でも入れ替わりが長すぎるとそのまま死亡っていうのはちゃんと聞いておいた方が良かったと思うんだ。
そして前述したとおり、自分のこと以外を一切顧みない作戦内容。結局彼女もシャドーの子なのよね…。
彼女には幸せになってほしいという気持ちときちんと制裁を受けてほしいという気持ちがせめぎ合っております。
【ミオ】
ことの発端は彼女が「お祭りの時にカグラと一緒にどこかに行ったことがある」というどこかほろ苦い記憶。
そこからというもの、何かが引っかかっている彼女とそれに目ざとく気が付くカグラ。
「ミオちゃん、『大丈夫』しか言ってくれないから、分からないよ」
「それじゃ助けられないじゃん。そういうの、なんか違うよ」
ここできちんと言うこと言えるのがカグラの良いところ。
誰よりも人の事気が付くのが早くて、実はしっかりした子だけど、どこか妹気質だから頼ってもらえないのがもどかしい、みたいな心の動きがよく見える回だった印象。
「ごめん、わたし心配かけたくないって思って、結局心配かけてた。馬鹿だよね、ほんとは聞いてほしかったのに」
「それとね、今、ほんとはちょっと、体がきつい。フォローしてほしいんだけど…」
一方のミオちゃんは自分で抱えて、人に弱点を見せたがらないタイプなので。そして無意識に「お姉さんらしく頑張らなくては」って思っちゃうタイプ。
人によってはそれを見て「見下されてる」と感じちゃうのでかなり損だと思うけど。(今回のカグラが実際そういう感じだし)
だからこそ、ここできちんと気が付けたこと、何かあった時に頼り合える状態が作れたことが何よりも良かったなぁと思う
【シャドーライン】
グリッタと皇帝の結婚を間近に控えたシャドーラインは思惑が入り乱れる状態。
おそらく娘の嫁入りと同時に絶大な権力を手に入れようとしているノア夫人
そのあたりの事情に薄々気づき始めたネロ男爵
グリッタの手引きをしていると思ったらいつの間にか皇帝に組していたシュバルツ将軍
(どうか、操られたとかこれもグリッタのためだとかそういうアレであってくれ、余りにも彼女が不憫だ)
ノア夫人とネロ男爵は今回遂に仲間割れ。
2人とも明るい場所にいると細かいディテールが最高なんだよ。特に夫人のドレス、戦闘中でも美しいのほんとずるいよ
次回予告では遂に挙式。不穏でしかないぞ…!
【以下雑記】
🚂男性陣の入れ替わり。
①ライト←→トカッチ
②ライト→トカッチ
トカッチ→ヒカリ
ヒカリ→ライト
思ったより「誰やお前」状態。特にトカッチ、完全に「眼鏡が本体」だったことが判明してます。
🚂今回は服もチェンジ。ゴーカイから入れ替わり回は見ていますが、ゴーカイでは何も変えなかった(純粋に演者の演技力のみで勝負)に対し、年を経るにつれて分かりやすさを模索している気がする。
🚂とりあえず分かりやすいようにお面を被ろう!となった3人。律儀にヘルメットをかぶったままの明くん。あんた入れ替わってないだろ。それに対して誰一人ツッコミを入れない面々。この戦隊に足りないのはツッコミである。
🚂皇帝が独身だったことに驚くワゴンさん。寧ろ妻帯者だと思ってたことがびっくりだわ。しかもそのショックの受け方、もしかして狙ってたの??
それを受けた車掌も「盲点でしたね…」とコメント。なんの盲点なの?盲点だったところでそれを踏まえて立てる作戦って何?
🚂トカッチパックして寝てるのか。微妙に残った成分を手に付けてから捨てるのめっちゃ分かる
🚂今回の怪人のシャボン吹き出し口、薔薇の意匠なんだね。グリッタちゃん…
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