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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

21話 さらばスコルピオ!アルゴ船、復活の時!

更新日:2023年4月29日

過去との決着、すなわち伝説の始まり。




【あらすじ】

ようやく仲間と共に立ち上がったスティンガー。

容赦なくアンタレスの毒がスティンガーを蝕む中、蠍兄弟最後の戦いが幕を開ける。




【スコルピオ】

確かにキュウレンジャーには頼れる仲間がいて、協力プレイである程度の攻撃を防ぎ合ったり、1人では出せない力を出したりできる。


が、スコルピオはそれを上回る強さだった。

仮面を外して醜悪な顔を晒しつつ、向かってくるラッキー・スティンガー・小太郎を蹴り飛ばす。



追い詰められた3人のもとに飛んできたのは1本のキューアックス。

現地の3人も、オリオン号に待機していた4人も目を瞠る。

キューアックスを使う人なんて、1人しかいない。


●「……待たせたな」


リングスター、満を持して帰還。

スティンガーがその姿を視界に入れた瞬間の「あぁ……」の声が震えていて、誰よりもこの瞬間を待っていたんだなぁと。


●「おいおいなんてザマだ。一人で片付けるつもりじゃなかったのか?」

「バラバラになってたのはどこのどいつだ」

●「お前を守ってバラバラになったんだ。」

「そういうのが迷惑だって言ってるんだ」

●「ハハハ。減らず口叩く元気はあるみたいだな。じゃあ吾輩とお前の過去に、決着つけるぞ!」

「ああ。行くぞ、相棒」

●「ハハハ。初めて相棒って言いやがったな。」


こんなやりとり見せられたら外野のこちらが何か言うのは野暮ってもの。

砂煙の舞う中投げ渡されるオウシキュータマが美しい。



4人は揃って変身、スコルピオへと攻撃を畳みかける。

巨大戦ではリュウテイオーが敵を蹴散らす。

仲間たちの援護を受けて、地上戦は蠍兄弟の一騎打ちへ。

イメージとして挿入される素面の2人がバチバチにかっこいい。本気で相手を殺す顔してるもんなぁ。

そしてスコルピオのオッドアイを表現するカラコンがまたいい味出してる。白いカラコンって結果的に瞳孔が小さくなるからすごく不気味に見えるんだよねぇ。


一騎打ちはアンタレスの副作用に苦しむスティンガーが敗れたものの、土壇場で再びキューアックスが投げられる。


●「行け!!相棒!!!」


相棒の武器でスコルピオの腹部に攻撃を撃ちこみ勝利。

爆発を背に立つスティンガーが、「かっこいい」よりも先に「泥臭い」が来る佇まいをしているのが良い。



倒れるスコルピオに、スティンガーは駆け寄って支える。


「強くなったな」

「守るものを手に入れたから、強くなれた。昔の兄貴みたいに。」


弟を久しぶりに手放しに褒めた後、彼自身に殺されることを望む。

しかしスティンガーの命もアンタレスのせいで風前の灯火。

スコルピオはスティンガーに自分の針を差し込み、アンタレスを自分の身体へと移す。その苦しみで人間の姿に戻る。

「変身後の方が強い」までヒーロー側と一緒になるヴィランってさぁ……。


「死ぬのは俺だけでいい」

 「お前は生きて、誰かを守り続けろ。仲間と一緒にな」


アルゴ船を復活させるための2つのキュータマをスティンガーに返却。

かつてのように、スティンガーの頭を撫でる。


「……いい仲間を持ったな」

「ああ。最高の仲間だ」



しっとりとしたムードの中、現れたのはドン・アルマゲ。

キュウレンジャーとは初の邂逅になります。ホログラムですが。


「所詮はその程度か」

 「スコルピオ、少しは役に立つと思ったが」


全モライマーズを起動、本格的にチキュウを滅ぼしにかかる。

さらに自ら攻撃を加える。念には念を入れてというか。よほど自分の指示に自信がないのか。


ドン・アルマゲの攻撃を身を挺して止めたのは、最期の力をふりしぼったスコルピオだった。

キュウレンジャーたちにビッグモライマーズの破壊を指示。

事態をようやく飲みこんだスティンガーは、チャンプに説得されてなんとか駆け出す。

兄を喪う悲しみとやるせなさはあれど、今までのような迷いも、1人でどうにかしたいという意地も無い表情が良い。


「最期に、お前を守れてよかった」



身体に残った最後の敵であった証の目ももとに戻り、サソリ座系の惑星にいたときのような穏やかな笑顔で最期を迎えたのでした。




【アルゴ船】

立ち止まってはいられないキュウレンジャーたち。

チキュウでもモライマーズが起動、さらにオリオン号も襲われておりハッチを開けることができない。ひとまず既にこちらにいたリュウボイジャー・カメレオンボイジャー・カジキボイジャーの3機で対応したが、流石にそれではオリオン号周辺をなんとかするので精一杯。

最後の希望は、ようやく手に入れたアルゴ船に託された。


3つのキュータマをかざすと、そこからアルゴキュータマが誕生。ボトルシップみたいなデザインが綺麗。

これをセイザブラスターにはめて使うと、海の中からアルゴ船が出現。

ドン・アルマゲは、アルゴ船の在処がチキュウだと知っていたからこそ、チキュウへと攻撃を仕掛けていたのである。思い返せば確かにドン・アルマゲが焦りを見せ始めたのは、3つのキュータマを探すターンに入ってからである。



船内に乗り込んだ4人が発見したのは、安置された棺のような何か。

スティンガー曰く、コールドスリープカプセル。中に入れば長期間冬眠状態で生き永らえることができる。

カプセルの外側には意味ありげな赤いボタン。そしてこちらには「ボタンは見つけたら押す」精神で生きる人物が2人。


さっさと開けられたカプセルの中に居たのは……


「なんだこいつ?」

「生き物?」


上半身が毛むくじゃら、髪も伸び放題のナニカ。

ソレはむくりと起き上がり……


「伝説が始まる」


そしてどこからか剣を取り出して立ち上がり、


「伝説が始まる」


大事なことなので2回言いました。


そんな「伝説」の開始は、コールドスリープから目覚めさせてくれた人々を襲うことでした。


「覚えておけ。俺様が目を覚ました。すなわち、伝説が始まるということだ!」


大事なことなので3回言いました。


ラッキーの話も聞かず剣を振るい続け、「アルゴ船を蘇らせた」という言葉に反応したかと思えば、なぜかラッキーが差し出した花瓶を叩き割り、再び攻撃開始。

埒が明かないので変身して応じる4人。


「お前らいったい何者だ?!」

「だから!キュウレンジャーだって!!」

「……まさか、なんてこった。そういうことだったのか。……お前らは、キュウレンジャーじゃないか!」


この不審者、話が通じねぇ!!!!!


「なんてこった!究極かぁ!そりゃすげぇなぁ!」

 「お前らが究極なら、俺様は伝説の救世主。チキュウ生まれのチキュウ育ち。鳳ツルギだ。」



なんとか話が(多分)通じたので、一旦外に出て現状把握。

ラッキーはアルゴ船の力を借りて現状を打破したい、と訴えるが、


「アルゴ船の力?そんなもんないぜ」


ツルギはおもむろに剣から発した炎で自身を包む。

余分な髪と毛が取り払われ、、ようやくツルギの素顔が見えた。


「アルゴ船の復活、すなわち俺様の復活。すなわち、俺様がお前らの敵を倒すカギということだ」



《ホウオウソルジャー》

「スペースバスター! ホウオウソルジャー!」

ツルギがホウオウキュータマを使って変身する戦士。ナンバリングは12。

スーツに星マークのアーマーという基本的な姿は他の救世主たちと変わらないが、紺色のスーツ部分にもラメが入っている、星の意匠が少し違う、メットにマイクらしきものがついているなど細かく違いがあるおかげで特別感が出ております。メットに関してはちょっとキュータマっぽく見えるのいいよね。

カラーリングは赤と紺。赤という主人公らしさと、そこに紺を合わせるという敢えて王道からズレたセレクトがタマらん。

変身バンクの背景がチキュウなのいいよねぇ。


使用武器は剣のホウオウブレードとホウオウシールド。変身アイテムも兼ねています。2つを組み合わせた状態で鳳凰を模したデザインは王道でかっこいい。1人だけ変身音声が「カモン・ザ・チェンジ!」なのが良い。

これは後々の話になりますが、12人横並びの時の「セイ・ザ・チェンジ!」「カモン・ザ・チェンジ!」「スターチェンジ!」「ガリョウテンセイ!」っていう掛け声入り乱れるのがとても好きです。

必殺技はフェニックスエンド


「刮目せよ。伝説が始まるぜ。」



その頃宇宙では、司令がラッキーたちの様子を尋ねていたが、


「キュウレンジャーです」

「ゴイスー」

「むちゃくちゃですが強いです」

「あいついったいなにもんだ?!」


スゴイ奴が 目を覚ます ふたたび 闘いの場所へ 胸の正義 燃えている 誰にも消せない
さぁ伝説が 伝説が 始まるぜ ほら何度でも蘇る ホウオウソルジャー さぁ伝説を 伝説を 見届けろ 心して今! Open your eyes
" 伝説のホウオウソルジャー".石原 慎一(Project.R).歌ネット参照(2023年4月25日)

ツルギは単身でインダベーを蹴散らし、そのまま空中に飛んでいってモライマーズ艦隊を一掃。

ビッグモライマーズをロボットに乗ることもなく文字通り真っ二つに叩き割る。

さらに地上で襲ってきたマーダッコのことも秒で片付けて戦闘終了。

圧倒的な規格外の強さを見せつけたのであった。



「いいか?これからお前たちは伝説の目撃者になるんだ。また会おう。」


ツルギはそれだけ言い残し、キュウレンジャーたちの前を去っていくのだった。

上裸、剣と盾だけ持った姿で。

お前この世界におまわりさんが居なくて助かったな!!




その後。

スティンガーは簡素ながらスコルピオの弔いを行っていた。

故郷から遠く離れたチキュウではあるが、その景色は故郷の星に似た場所で、自分の槍が墓標代わり。


「俺は生きる。宇宙を守るために。」


涙をぬぐった後のその笑い方が、故郷に居た時のスコルピオにちょっと似ている気がする。



オリオン号ではチャンプ復活祝いが開催されていた。

スティンガーが悲しい時に騒いでも大丈夫かと不安がるナーガだったが、そもそもこのパーティーの言い出しっぺはスティンガー。それに、必要とあらばアフターケアは10人で一緒にやればいい。

というかここで一番に心配するナーガさん、そろそろ感情が無いというのは無理が出てきているよ。出てきているんだよ、なあ。(胸倉引っ掴みながら)


そんな中、小太郎が取り出したのはスティンガーのぬいぐるみ。

他のメンバーのものもある、とチャンプも取り出す。

可愛らしいこれだが、なんと制作者は(スティンガーのものを除いて)スティンガー作。

1人でいるチャンプが寂しがらないためにと作ってやったらしい。


そんな小太郎の暴露のタイミングで戻ってきたスティンガー。針仕事はサソリ座の戦士の嗜みらしいです。


「ガル。ラプター。チャンプ。そしてみんな。あのー……すまなかった」(深々と礼)


素直に今までの非礼を詫びるスティンガー。

いい意味で彼らしからぬ行動に慌てふためく一同。チャンプにいたってはデカい声で「大丈夫かお前?!」とか言っちゃってるし。

そんな仲間たちにいたたまれなくなったのか、スティンガーは一瞬キョドった後にそそくさとブリッジから退散。

そんな彼を微笑ましく見送る仲間たち。

大丈夫、みんなスティンガーが思っているほど気にしていないし、スティンガーが思っている以上に優しいひとたちだよ。




【以下雑記】

ということでキュウレンジャーの前半戦は実質終了です。寂しいよ!!終わらないで!!!



今回はキュウレンジャー屈指の良回であり、問題回だと思っております。


一言で言うと、「詰め込み過ぎ」。

前半で蠍兄弟の因縁を終わらせ、後半で追加戦士は流石に重たすぎる。結果として蠍兄弟編が消化不良を起こしているのよ。


まずはチャンプ。

大破時の「記憶領域がうんたら」という話を一切活かさずに帰還したのは本当にもったいないなぁと思う。まあこれは後半(思ったのと違う形ではあるが)回収されるし、「待たせたな」のときのお帰り!!待ってたよ!!かっこいいよ!!の熱量が圧倒的に上回るので良いのですが。豪華な声帯をそんな使い方しやがってまったく。


アクションももう少しド派手にしてほしかったなぁという欲はある。

仲間との協力とか、トドメが相棒の武器=2人で過去に決着、とかいう見せ方は最高だったのでもう少し長尺で見たかった。

あとロボ戦も前回から引っ張った割にはなんもなく終わったりね。


一番引っかかるのはスコルピオ。

彼の闇堕ちは「強くなる過程で『弱者を打ちのめす喜び』を見つけてしまった」ことにあるので、一口に怪人化闇堕ちと言っても、それ以前の彼と明確に地続きであるという設定だったわけで。言い換えるなら「倒したから全部解決!」とはならないはずなのよ。

だからあっさり改心、弟とその仲間を認めて彼を庇って死亡、というのがな、解せないのよ。もう何段階かあって然るべきだと思うのよ。

スコルピオはスティンガーのifの姿だと思っているし、実際に兄弟の設定が全部それを意識されていると思っていて(怪人デザインの仮面がキュウレンジャーと同じとか、弟も荒んだ時に暴力的になるとか)。だからこそ最後までその設定を活かしてほしかったなぁっていうのはある。

岸さん久保田さんのお芝居が鬼気迫るものだったから、余計に。こんな素敵な材料揃っているのに料理の仕方をミスらないでくれ……


さらにその後のツルギ復活編。

鳳ツルギという男、確かに宇宙の根幹に関わる超重要人物であり、主要メンバーの中でもトップクラスにシリアスな過去を抱えている男でありますが、基本的に文脈がコメディなんですよ。

唯一の肉親を弔ったばかりのスティンガーに会わせたらいかん。ズッコケさすな。


この辺もう少しゆっくり尺があれば何も不満が出なかったと思うんですよ。

で、原因はおそらくイベント。

21話の放送翌週はゴルフのため放送休止、代わりに中野サンプラザでイベントを開催しております。そこに鳳ツルギこと南さんが登壇しており、結果として「それまでにツルギをお披露目させなくてはならない」というミッションが課せられたと思われます。

でもって前倒しになってこうなったんじゃないかと。

そこはPあたりがなんかうまい事スケジュール調整しようよ~。と個人的には思ってます。

会場押さえたりとかやること多いから簡単にはいかないんだろうけど、結果として21話はバタバタ、イベントで登壇するツルギの掘り下げはほぼ0って一番やっちゃいけない奴じゃん。

しかもキュウレンジャー以降の戦隊では演者に会えるイベントってやってないんですよね(把握ミスあったら申し訳ないけれど、多分キュウレンジャーが唯一)。演者に会える機会なんて貴重だし売り上げにも繋がるし、やれるならやった方が良いと思うのですがそれをやっていないのは、まあそういうことなんじゃないかなぁと邪推しております。



まあいろいろ言ったんでここからは切り替えていこうね。



キュウレンジャーかっこいいね!!!(クソデカボイス)


いやあもう今回は蠍兄弟をこのお二人がやってくださって良かった、に尽きる。

強大な敵であり、優しい兄であるスコルピオと、兄が大好きで尊敬していて、それでも仲間と共に兄を倒すと決意を固めたスティンガー。

素面での2人の叫びには思わずこっちも拳を握りしめて見入ってしまったし、弟の頭を撫でるスコルピオに泣きそうになったし、一度見ているのでオチは知っているのにここからどうにかしてスコルピオを救えないかと考えてしまったし。

「Episode of スティンガー」の記憶が薄れているのであれですが、岸さん久保田さんってお互いしっかりお芝居するのってこのお話がほぼ全てのはず。なのに間違いなく今までの2人分の人生が見えたもの。やっぱり役者さんってすごいなぁって思うよ。



キュウレンジャーたちっていろいろな動機でいろんな背景で集まってきた人たちの集合。

だから決してかっこいいヒーローじゃない。12人もいるのに誰一人としてキラキラした理由で救世主やってなくて、寧ろ過去のやるせなさとか後悔とか抱えながらも希望の旗頭になろうと頑張っている人たち。だから戦いも時に泥臭くなるし、平気で命を懸けちゃう。そこが好きなんだけどね。

今回の、兄にダメージを与えた爆発を背に立つスティンガーとか、兄弟のやりとりを遠くから見守る仲間たちとか、守ってくれた兄を振り返らずに、泣きそうになりながら進んでいくスティンガーとか、彼らのいろんなものが詰まっていて本当に良かったです。


21話を見直してみて思ったけど、私はいろんなものを抱えて自分を犠牲にしてでも立ち上がるヒーローが好きなんだと思う。ゴバスも楽しんだし。ルパパトならルパン派だし。

(もちろんそうでないヒーローも好きですよ。キラメイとかゼンカイとかも楽しかったよね)



あとは細かいところを。


チャンプ。満を持して帰って来ました。

最初に書く一言はいろいろ考えますが、結局格言とか諺とかに頼ってしまうことが多いのですが、今回いい感じの何かないかな~と思って辞書に潜ったところちょっと面白いことを発見したのでご報告を。

牛が子を生んだ夢を見ると病気になる〈俗信・俗説〉 牛の夢は凶兆〈俗信・俗説〉 牛の夢を見ると風邪を引く〈俗信・俗説〉 牛の夢を見るのは荒神様のおとがめ〈俗信・俗説〉 「荒神様」はかまどの神のこと。
故事俗信ことわざ大辞典, (参照 2023-04-25)

どうやら「牛が眠る」ことは不吉な出来事と結びつけられていた様子。一応「牛の夢は縁起が良い」とかもあるので一概には言えないのですが、レパートリーや数は不吉系統の方が多かった。調べたけど現状ここまでしか調査が及ばなかったので撤収します。

何はともあれ、やっぱりチャンプは起きてみんなと一緒にいないとダメだよ。


小太郎。

ツルギ(毛むくじゃら)登場時と、ブリッジでスティンガーから声をかけられたあと、びっくりして逃げた後にチャンプとバランスにそれぞれしがみついているの可愛い。勇敢でしっかり者の彼ですが、ビックリ系には弱いのかもしれない。

なおしがみつかれた側のお兄さんたちですが、ちょっと心配そうに気にかけてやっているの良いよね。


ラッキー。

ツルギの攻撃をジャンプで避けるシーンを見て「足長っ」って声が出ました。現場からは以上です。

あと笑顔で花瓶差し出すのマジでわけわかんなくて笑った。あれはどうするのが正解だったのかな。


司令。

オリオン号周辺のモライマーズを撃破しながら、チキュウに残っている部下たちのこと気にかけたり、みんながお祭りモードで忘れているツルギが気にかかっていたりと今日もデキる上司ムーヴをしてくれました。助かる。


そして初登場、鳳ツルギ。

前にも少し書きましたが、この宇宙、すなわちこの物語の根幹に関わる人物でありながら、ギャグ路線に進むと絶対に帰ってこない男。

初っ端からモジャモジャスタイルで登場し、武器を振り回し、他人の話は聞かず、聞いたと思ったら反応がワンテンポ遅れているしもう滅茶苦茶である。炎をまとって余分な毛を焼き払うのを初めて見た時にはもう突っ込むのを諦めたよね。なんだお前は。なんなんだ。

演者は南圭介さん。今回のクレジットは「謎の男」ですが。素面メンバーの中では最年長で芸歴も長いおかげでお芝居が安定しておられる。「伝説」を連呼し、一人称は「俺様」、傲岸不遜な言動に独特の語彙の鳳ツルギという癖が強すぎる男をこの時点でほぼものにしておられます。ありがとうございます。

後半のはっちゃけたツルギや、演者さんのいじられているイメージが強すぎて初見の印象が薄れておりましたが、本当にこの男声良し顔良し規格外に強いと最高なキャラしてますね。

次回以降掘り下げがあるので、続きはその時にでも書いていこうかなと思います。




次回:イケメンの壁ドン!!顔が近い!!!わぁ!!!!!

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