20話 非情で無常な、変身の代償
- _ ぬぺ
- 2022年1月30日
- 読了時間: 4分
過去がチラチラと語られだした今回。
オルテカ
自称「どんな大人にも勝る知能」を持っていた彼。
ギフ様をはじめとした「ギフト」で固めた名前のデッドマンズの中にいる彼が「ギフテッド」と呼ばれるタイプの人なのは良くできてるなと。
その才能を見込まれてデッドマンズの創設者にスカウトされ、「人類の未来のため」に動き出す。
目的はギフを利用した人類の進化。
ギフは人間とは違う道筋で進化した、人間を幸せへ導く神らしい。
なんて胡散臭いんだ。
一方のヒロミ。
変身できてもあと1回、それも変身と引き換えに死ぬと言い渡され、闘うかどうかで迷う彼。
彼自身がデモンズドライバーの被験者であり、その効果も想定済みだった狩崎さん。
おまえ、前回の放送後にネット民が「他の科学者とは違っていい子だ…」ってなってたの知ってる???
彼が変身する最後の後押しになったのは、解決法を探った一輝の一言と、目の前でスタンプを押された千草。
千草さん、わりと早めに退場する気はしてたんですが、思ったよりも早かったうえに救いようがなくて…。
回想では狩崎と赤石の話を聞いてしまったことが原因だったよう。
視聴者の我々から見ても、あの2人は真っ黒なのですがね
ヒロミさんのナパームを背景にした大爆発、そして決死のライダーキック。
かっこよかった。やはり王道は良いな…
そして今回の目玉は連続で全てのフォームに変身したリバイスペア。
やっぱりキレが良くて派手な画を撮らせたら坂本監督の右に出る人はいないと思うの。
めまぐるしいチェンジなのに、CGと実写を駆使して、違和感なく、画面酔いなく、かっこよく仕上げる手腕はさすがとしか言いようがなかった。
オルテカはリバイスのWキックとそれを命を懸けて押さえたヒロミの活躍、そして一時的に手を組んだ玉置・アギレラペアによって悪魔と分離。
ギフには玉置の時に引き続いて謎のキラキラが入っていき、オルテカは不敵に笑ったまま。
ギフに関する知識量結構ありそうなので、その分失敗しても何とかなる方法を考えていそうなんだよな。
さて、考察と雑記。
まずはアギレラ・玉置ペア。最近この2人が兄妹にしか見えない。
個人的には今日のアギレラの「名前の呼び方などどうでもいい」発言が好きで。
玉置だろうがフリオだろうがどうでもいい、けど傍に置いている
それだけ彼のことが大事で、傍にいてほしいなと思っているんだろうな。彼のお節介が彼女のためになりますように。
そして今回明らかになったデッドマンズの創始者の存在。
背格好など、一番似ているのは赤石さんなのが不穏でしかない。
フェニックスと裏で通じている可能性も高いとは思うけど、そうなるとフェニックスがただのデカいマッチポンプになってしまうので。
このあたりの動機は未だ不明瞭
次回はついに牛島家にフォーカスが当たりそうです。
以下ちょっとネガティブなこと書いてますので閲覧は自己責任でお願いします。
ヒロミさんの話。
実は最近、彼の好感度メーターがじわじわとゼロに近づいていきそうで怖いのよ
原因は主に2つ。
まずは「体調不良をを押してでも戦うキャラ」であること。
前回ちょっと長めに語った部分でもあるのですが、私この手のキャラが苦手です。というか割と地雷。
体調不良でも戦う→結局全力が出せない→みんなに迷惑かける
という流れがそれはもうストレスになってしまうタイプなので。
確かにそれ以外にも、「仲間の心配・説得→絆再確認」「結局病状悪化して死亡するも、仲間にとっては刺激となる」「ボロボロのイケメンが見られる」とかの熱いイベントとセットになるのが定石だし、そのせいで割といろんなところで見かけるイベントであるのは事実なんですけどもね。
迷惑かけると分かり切っていることをやる人ってシンプルに好きになれないじゃん。
そして2つ目が予告。
人の死というものはフィクションであっても1回しか使えない、いわば最後の手段なんです。
それゆえに、それを出すタイミングや流れは本当に慎重に取り扱ってほしいと思うんです。そうすることで、ようやくその人の死と、そこから起こるドラマに厚みと感動が出ると思うんです。
だから死ぬ死ぬ詐欺は重罪だと思うんです。
勿論、次回どうなるんだ?!ってなるし、みんなの期待も膨らむ。実際、先週も今週も「ヒロミさん」がいつまでもトレンドから消える気配がなかったですし。
映像制作の戦略としては圧倒的に正しい。
でもそれを2回も、しかも連続で使うのはいかがなものか。
ちょっと誇張した言い方になりますが、煽りのためにヒロミさんの尊厳と一輝の努力が踏みにじられたような感覚です。
今回は正直私の地雷とヒロミさんの先行きが綺麗に被ってしまった感がありますが。
どちらも私の問題なので、今回の件に関しては俳優さんは勿論、脚本も制作部も悪くないし、むしろ手に汗握る流れをつくるためには大正解だと思っています。
だからこそ自分の面倒臭さに少々嫌気がさしています。本当に申し訳ない。
今後の感想ではヒロミさんへの言及が少なくなるかもしれないです。
嫌な話はこの辺にしておきます。
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