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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

20話 逆風からのtake off!

不器用さんが多すぎる




【Story】

依然として容態がハッキリしない永夢。

前回帰ってこられた理由もきちんと分かっていない以上、あまり簡単には動けないのも事実。

バグスターを取っ払えれば早いんだが、外に出て来ないのでそれも不可能。


考えられるのは

🎮バグスター:Mが完全に永夢と一体化している

🎮既に実体化していて永夢の中に本体はいない、Mは残滓みたいなもん

くらいだろうか。というか、Mがバグスターならば、M切除=永夢の死とかいう展開も普通にあり得るのでは。



今回の患者は高校生の江上大介

クラスの気になる女子に遊園地に誘われたものの、絶叫系が苦手だったため、事前に練習しに来たそうです。うーん青春。

そんな中の発症。

一度はCRに運ばれた彼に発破をかけたのは明日那。


「たかが絶叫マシーンが何よ。彼女をモノにしたいなら…男になりな!!」


と、言うわけで。遊園地である。




【花家大我】

現状、最も全員の様子を俯瞰的に把握していると思われる人。


前回の戦闘もこっそり見守り、飛彩がかなり無理をしていることも知っていた。

今回は戦闘後に自ら飛彩を回収。自分の病院で飛彩を治療して安静にさせる。


「怪我人は黙ってくたばってろ。こいつは俺が使う」


ガシャットギアデュアルβには2つのゲームが入っている。片方は飛彩の「タドルクエスト」上位互換、もう片方は大我の「バンバンシューティング」の上位互換。すなわち、このガシャットは自分も持つ権利があるということ。



そんな大我に思うところがある飛彩。

そりゃそうだ、恋人を彼のせいで喪っているんだからそう簡単に許せるはずがない。

しかも、前回の内容が完全に彼女へのアンサーだったわけだし、なんなら憎しみが増幅されていてもおかしくはないと思う。


一方的にまくしたてる飛彩に、静かに言い放つ大我。


「失敗知らずのお坊ちゃん。お前こそそんな体でオペを続けて、俺みたいになっても良いのか?」

「俺には失うものが何もない。だから言ってるんだよ。『仮面ライダーは俺一人で十分だ』ってな」


そう来たか……!


思えばゼロ・デイの時は、バグスターウイルスの対処に当たれたのは大我だけだったのか。それゆえの過労が原因で医療ミスやってる?

(だとしたら現状のCRの大我の扱いはあまりにもあんまりでは)

「自分の二の轍を後輩に踏ませるくらいなら自分がすり減った方がマシ」という彼なりの行動原理があったわけだ。

特に「水に流したと思っているのか」と言われた瞬間の大我の表情は本当に後悔を抱えている人の顔だったし。


でも私は君が患者を囮に使ったことは忘れていないし、

担当患者であるニコの存在を綺麗さっぱり忘れていることに関しては突っ込んでおくね。



そのまま戦場に現れた大我はレベル50に変身。



《シミュレーションゲーマーレベル50》

「スクランブルだ! 出撃発進! バンバンシミュレーションズ!」

スナイプのレベル50形態。ゲームは「バンバンシミュレーションズ」。戦艦を操って敵軍を殲滅するシミュレーションゲーム。

両手・両肩・両腕に戦艦の砲台が設置されており、敵に爆撃が可能。空を飛んでいる敵軍すら全て撃ち落とす攻撃力と正確さ。

個人的には海軍っぽい帽子がチャームポイントになっていて好き。



最初は若干固まっていたものの、宣言通りレベル50の反動は克服。

久々の戦線復帰でした。




【宝生永夢】

謎の患者。

ネックとなるのは「いつまた発症するか分からない」という点。

今回の永夢はその恐怖に駆られて変身できなくなる。


それを分かっていて不安を煽る黎斗もまあ趣味が悪い。



そこに手を差し伸べたのはスナイプ。


「ビビってんならガシャットを置いてここから立ち去れ」

「一生自分の身だけ守って、1人で笑ってろ」


「そんなの嫌です」

「僕は……ドクターですから!」


恐怖を克服、満を持しての変身。

ひとまず今回はマイティブラザーズになっても(永夢とMに別れても)一切影響なし。無事に戦闘を終えたのでした。



戦闘終了後。大我にも自分の気持を改めて表明。


「僕、ドクターとして、これからも向き合い続けていきます。患者とも、自分自身とも!」



永夢発症から2話。

前回は飛彩、今回は大我から発破をかけられる形で再び永夢がドクターとして帰ってくるまでの話でした。

2人にそういう持ち回りをさせることで、今まで正確に難ありすぎて見えていなかった本心が見えたり、この20話近くで芽生えてきた信頼を改めて確認したりと、折り返しが近くなってきたことを見据えた良回でした。

少しずつではあるけど、先輩ライダーたちの印象が塗り替えられて行っているような。そんな気がする。

この辺の「少しずつ」変わっていくのが妙なリアルさがある




【以下雑記】

🎮遊園地ロケ。クレジットには富士急ハイランド・西武園ゆうえんちの2カ所表記アリ。なのに本筋には遊園地が一切絡んで来ない(別に遊園地じゃなくても成立する話だった)のが面白すぎる。


🎮遊園地のアトラクションの耐性。大我がお化け苦手なのはやや意外。あの廃病院のほうがよっぽどお化け出そうなのに。ニコがお化け、ポッピーが絶叫系得意なのはすごく分かる。永夢が絶叫系得意じゃないのもなんとなく分かる。多分だけどMは絶叫系イケるタイプ。飛彩はあんまりどちらも得意じゃないけど、平気な顔してそう。少なくともジェットコースターは終止真顔だと思う。このカシオミニを賭けてもいい。


🎮戻ってきたパラド。いつの間にか黎斗に対してちょっと偉そうになっている。そんな彼だが、未だに元となったゲーム及び患者が不明でモヤモヤする。Mとの関係、何かしらあるんじゃないかなという気がするんだけどなあ……


🎮この、2話連続で先輩が励ます流れを見て、こんな時貴利矢がいたらなんて言ってくれただろうかと思ってしまった。


🎮黎斗のデンジャラスゾンビ。彼曰く

「このガシャットは、レベル10であると同時に、レベルXでもある」

「つまり、未知数ということさ」

……何をいまさら感はある。随分前から不死身であるのは言われてきた以上、レベル10の器に入るものではないことは確かだったろうに。特にアイテム強化なんかも無くレベル50の猛攻を受けて立っていられるのは規格外だからに決っているでしょう。まだ何かあるのか…?正直、不死身以外に特性あったらそれは盛り過ぎでは。神だからゲームバランス崩しても許されると思ってんならゲームマスターには向いていないからな。


🎮現状の戦力。

lv.50→飛彩・大我・パラド

lv.X→黎斗

lv.10→永夢(2人分なので実質lv.20)

主人公が一番火力が低いのは割と珍しいのでは。(それでも同じ土俵で戦えるからこそ主人公なのだろうとは思うけど。)




次回:遂に正宗に触れますか

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