2話 この星をなめるなよ
- _ ぬぺ
- 2022年9月1日
- 読了時間: 7分
多くの命が生きる星、地球。
1人の人間と4人のジューマンが出会い、1つの群れが生まれた。
──地球を守るために!
【あらすじ】
帰る場所が無くなったジューマンたちは、ひとまず大和の家で厄介になることになった。なんてったってこれからの飯が問題なのである。
しかしタスクはそれを拒否。
そもそもこうなった原因は勝手に王者の資格を奪い取った大和にあるのだから、彼を信用するわけにはいかない、と。
【風切大和】
苦労系主人公。
初めて人間の町を見たジューマン3名のお世話に奔走。
最終的にはぶちぎれて3人分の首輪とリードを購入。もしかしなくてもビジュアルがかなり危ない人である。帰り道とか周りの目大丈夫だったのかな。
そもそもなぜ彼が今のような性格になったのか。遡ると幼少期のとある事件にいきつく。
彼は小さい頃、親と喧嘩して家出。
そのまま山を彷徨っていた中で崖から落下、帰れなくなってしまう。
そこに現れたのが赤い羽根の鳥男。
彼は王者の資格をお守りとして渡してくれたという。
……治療はしてくれたんだよね…??
設定諸々を加味すると間違いなくジューランドから迷い込んできた鷲のジューマンが助けてくれたということでしょう。なおおじさんは大和の幻覚だと思っている。
それをきっかけに、彼は地球の生物はみんなどこかで繋がっていると考えるようになる。
必然的に自分も誰かと繋がっているわけで、それならその誰かを助ける人になりたいと思っているという。
動物学者という職業もそこから来ていると思われます。
それにしても昔は一緒にいた親と、今は一緒にいないのか…。
まあこの手のやつって大抵親が何かしら噛んでるのでね。ステイシーと介人くんを思い出そうね、みんな。
【タスク】
気難しげなゾウのジューマン。
彼が大和についていかなかった理由は、
●「そもそもこんなことになったのはコイツ(大和)が王者の資格を奪ったせいだ」
「みんな危機感が無さ過ぎる」
そもそも人間である彼が王者の資格を使えるのも、
しかも変身後のモチーフがイーグルになのも、
怪しすぎるのである。
どうしよう。すごい正論だ。
初期の仲間割れにありがちな「なんか馬が合わなくて」とかではなく、本当に正しく相手を疑っているわけだ。
知らない世界に迷い込んだ状況として、多分一番正しい行動をとっている。
それに故郷には家族もいるし、ジューランドの生活も好きだった。
要はホームシックというやつでは…?
1人出て行ってしまったタスクに対して仲間たちは、
●「お前まだそんなこと(タスクを連れ戻すこと)考えてたのかよ!」
●「タスクくんの方が拒否してるんだもん」
●「ほんとにヤバくなったら連絡してくるでしょ」
う~ん軽い。
とはいえ、正直これで正解だったとは思う。
連絡手段(王者の資格)はあるし。
タスクの回想シーンの市場のところ、きちんと仲間たち全員がいるんだよね。
しかも「連絡してくるでしょ」と軽く言ってのけられるだけの信頼がそこにはある。
敢えて嫌な言い方すると、今回は大和がタスク(及び他のジューマン組)の間の絆に土足で踏み入ったんじゃないかな…?という感じ。
ジューマンたちはある程度の距離感をもって相手と接するタイプ、大和はしっかり分かり合いたいと思うタイプなんだと思う。
どちらも悪くないけど、下手したら本当に決裂していたんじゃないかな。
今回はたまたま、タスクの離反理由が「大和は信頼できない」であり、それに対して大和が一気に距離詰めてきたおかげで「信用しても良いかな」と思ってくれただけに見えた。
大和が「冷たい」と表現していた以上、その辺の溝は他のメンバーともまだあるんじゃないかと思っている。その辺がはやく解決すると良いなぁ。
さて、タスクの話に戻り。
彼が目を覚ますと、目の前にはキャンプ一式が。朝から1人で王者の資格を探していたという大和。
個人的には食べた後の道具を放置しているのがすでにちょっと解釈不一致ですが、おきっぱなしに見せかけてゾウの好物であるリンゴやバナナを見えるところに置いているのがあまりにも解釈一致です。彼、さり気ない気遣いさせたら多分ピカイチ。
大和の過去の話を聞かされて若干警戒を解く。
●「俺たちも、繋がったじゃん」
差し出されたリンゴは、難しい顔をしながらもあっさり受け取る。
さらにやってきたデスガリアンにも生身で立ち向かい、啖呵を切る大和を見て、彼を見直す。
●「僕と君も、繋がったんだろ?」
ということで、初の全員揃っての変身。
敵はタスク・大和が中心となって連携して無事撃退。
巨大戦も今回はアムとの3人でのジュウオウキングで撃破。
そんなわけで。
無事、大和たちとの同居が決まったタスク。
アムと大和のようなハイテンションにはノりきれなかったものの、家自体は気に入ったっぽい……
ところにおじさん登場。
大量の納豆を持って。
早々にその匂いにぶっ倒れ、先行きが不安そうなのでありました。
【森真理夫】
大和の親であり、保護者。職業は動物彫刻家。
家の中にも結構いろんな作品が飾ってあります。結構リアル路線。
そんな彼の持論は、
●「彫刻を彫る、これ即ち命を吹き込むこと。動物の気持にならずして、どうして命が吹き込めようか」
その動物の写真を集めるだけでなく、自らその動物のコスプレをして完全になり切ることで、彫刻を作っていくという。
そのコスプレの完成度は高く、サメであるセラがアシカの声がする、と断言したほど。
それもうコスプレの域超えているのでは。
家は森の中にある2階建てのログハウス。
街から離れているけど敵の探査とかどうするんだろう、と思っていたけれど、そこは人外のジューマンを利用。
しっぽがアンテナになりました。そ、そうなるんだ……。
【デスガリアン】
改めて地球を100個目のターゲットに決定。
反抗してくるジュウオウジャーはいるけれど、邪魔してくるやつがいた方が楽しいということでそのままになりました。
クウガ視聴中も思ったけれど、敵の目的はゲームっていうの、割と何でも許されるので嫌いじゃない。
《ハルバゴイ》
今回の怪人。チームアザルドプレイヤー。
どこかで聞いたことある御声だと思っていたら白鳥哲さんでしたか。今見ているコードギアスだ。
槍を投げてくるのが特徴。
【以下雑記】
🦅今回からOP変更。チョーさんによるナレーションや、ジューマン人間態の挿入など、寧ろここからはこれが多分普通になるのでしょう。
🦅「群れ」という表現。「生きていくために動物が作る集団」的な意味だと思っていたのであの5人を「群れ」と形容するのにちょっと抵抗があったんですけど、日国大さんの解説には「なかま。ともだち。」とも書いてありまして、なるほど~と思った次第。
🦅ゼンカイの時も思ったのだけれど、香村さんって自立したキャラというか、程よい距離感がお好きなのかしら?干渉するときとそうでない時が別れている感じの。
🦅ジューマン。突出した感覚があるのが特徴。
セラ:聴覚
レオ:声が大きい
タスク:嗅覚
アム:味覚
1人なんかベクトルが違うやついるが大丈夫かな。
余っているのは視覚と触覚かな。
実際の動物の生態を反映している以上、多分視覚は独特の目(確かピンポイントのズームができる)を持つ猛禽類である大和か鳥男が使うだろうな。偶然だろうけど音も「シカク」なので特別扱いしたいだろうし。
触覚は追加戦士かね。
レオくんは……本当に何?
🦅噴水で遊ぶセラ。ロケ、冬よね……??
🦅森邸。まさかのお風呂にドア無し。リビングから直で繋がっており、衝立が1つあるのみ。今までは男だけの2人暮らしだったから上手いこと回していたんだろうからなんとかなったんだろうが……女の子も含めて同居人が増えた訳だし、リフォームしてあげて?
まあ撮影的には、海洋生物であるセラを今回みたいにバスタブの横にせめて置いておきたいみたいなのがあるんじゃないかと邪推。
🦅ロボ。今回組み合わせが変わったので名前も変わるのかなと思ったけど、普通に「ジュウオウキング」だったことに少し驚いている。
🦅「タカ」と「ワシ」。
いつも英名でこんがらがってしまう。これでも修羅の国の人間なので「若鷹軍団→ホークス→タカ」という感じで覚えたのですが、まあ私が野球に毛ほども興味のない人生を送って来まして。そもそも「若鷹軍団…よな?」というところから分からなくなる時がある。野球ファンのみんなごめんね。
🦅ちなみに鷲と鷹の違いは「鳥綱タカ目タカ科に属する鳥のうち、中形から小形のものの総称。これに対し、大形で強力な種はワシとよばれる」らしいです、なるほど。
しかし続きを読むと「タカとワシの区別はかなり便宜的なもので、分類学的な分け方ではない」とのこと。何なの……?
(どちらも引用は日本大百科全書)
次回:強がりだってする
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