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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

2話 ​いくぜっ! 怪盗BN団

未だ合流していない戦士は4人。

最初に合流した2人は愉快で不思議な仲間たちだった。




【あらすじ】

4人を、この広大な宇宙から探し出さねばならない。

途方もないミッションを前に、ラッキーが取り出したのはダーツの矢。

無造作に放ったそれが指し示したのは、すぐ近くの工業の星、惑星ジガマだった。




【怪盗BN団】

「探すは銀河の一等星!神出鬼没の盗人家業!僕たち怪盗BN団!」

宇宙を股にかけた怪盗。バランス・ナーガの2人組で構成されている。ジャークマターのみを対象として盗人家業を行っており、懸賞金が懸けられているという現状からもその実力はうかがえる。


ジガマでラッキーが出会ったのはそんな2人。

登場カットからジェットデッキに乗っているという攻め攻めスタート。今作全員の第一印象が強すぎる。東映公式HP見たらベルトさんことクリス・ペプラーさんが関わっているらしくてますます印象強くなる。

そしてナーガの顔に明らかにモザイクがかかっているのはご愛敬。



【バランス】

怪盗BN団のBの方。てんびん座系の機械生命体。

金ぴかの身体でよく怪盗やれてるなって思う。個人的には耳飾り的な天秤の形のやつ(左右で赤と青のところ)と、分銅の形の口が好きです。

手からコードを出して電流を出すことができる。生き物なら攻撃に使えるし、機械相手なら機能を弄ることも可能。


性格を一言で言うならパリピ。相方が喋らない分の台詞量を1人でカバーするお喋り力に、チャラめの言葉遣い。

でも喋り方の雰囲気がバカっぽいかと言われるとそうではない。馬鹿のフリした策士なんだろうな、というのがうっすら感じられる喋り方だなあと思う。今回のオチ及び今後の展開を知っていたからかもしれないけど。

まあとりあえず私はおのゆーさんの「ンヘヘッ」って笑い方が好きなので早々にハッピーになっちゃった。



元から手配書でキュウレンジャーの事を知っており、自分たちよりも賞金額が吊り上がっていることを面白くないと思っていた彼。

唐突にお前らキュウレンジャーだろ!と声をかけてきたラッキーも快く迎え入れる。

それにしてもこのレストラン、手配書の人間がガッツリ目の前に居るのに全然気にしていないのね。ジャークマターへの小さな反抗だったりするの?


互いに自己紹介を済ませたラッキーとバランス。ラッキーは彼らの仲間になると言い出し、バランスも快く迎え入れる。

仲間?と疑問符を浮かべるナーガを見て反対されるかと身構えるラッキーに対し、「ナーガは反対しないの」と決めつけるような言葉遣いが地味に好き。まだこの時点だとバランスがナーガのことを「都合のいい相手」としか見てないんですよね。感情がないから自分の考えに反対しないし、能力持ちだから戦いにも役立つし、って。それが中盤ああなってああなっちゃうんだからいいよね。


BN団の目的はこの星を収めるダイカーン:ガメッツィが持つ宝石の1つ。

ラッキーも加えて一緒に盗みに行く。

途中でなんにも考えずにボタンを押したラッキーによって敵に襲われるが、そこはシシレッドに変身して問題解決。


間もなくゴール!というところで現れたガメッツィ。

それを見たバランスは躊躇いなく電流をラッキーに流し込んで気絶させる。


「初めから裏切るつもりでした~。勘違いしないで!僕はキュウレンジャーを連れてきただけ!」


この後ヒーローになる人がこれです。そんだけディストピアなんですよこの宇宙は。

ナーガの件もそうですが、バランスってそもそもは損得勘定しかしないタイプなんですよね。そういう意味では機械らしい。

ナーガに対しても、ラッキーに対してもなによりもまず自分にとって得かどうか、利用できるかどうかで関係性を決めている節がある。12人の中でも最初の方の性格ではかなりえげつない方だと思うよ。それも知ってか知らずか軽薄そうな態度で隠しているんだからタチが悪いと言われても仕方ない。

でもナーガや他の仲間たちと関わるうちに少しづつその辺の価値観変わっていくのよ。

ナーガが「感情が欲しい」を表明してそのために頑張っているから陰にかすみがちですが、バランスだってこの1年で感情面大幅に成長しているキャラですよ、間違いなく。




【ナーガ・レイ】

BN団のNの方。蛇使い座系出身の男性。

銀色の髪に銀色の目。白っぽい肌に銀色の爪に上下無地の銀色の服。

銀の目は一時的に他者を操る能力を秘める。


蛇使い座系の人々は今までの自分たちの歴史のせいで感情を捨てるという選択をしており、ナーガの現在の性格は彼らの星では普通。

しかしバランスとの出会いを通じて感情が欲しいというのが夢になっている。


ざきさん初めて見たときの第一印象が「よくこのスタイルが似合う人見つけたな??」でした。端正なお顔立ちがかなり攻めたスタイルと良い感じにマッチしている。

絶妙な棒読みも、言葉と表情が全く合っていない言動も初回からかなり安定しておられる。あの綺麗なお顔をここまで躊躇なく崩せるものなのかと思った記憶。

あと女装がまあ似合う。



「仲間」がピンと来ていないナーガ。ラッキーに仲間について問う。


「お前にとってのバランスみたいなものだな」

「大事なことを決めてくれる存在か」

「は?そんなの仲間って言わねぇよ。」

 「自分のやりたいことは自分で決める。それを支え合うのが仲間ってもんだ」



バランスがラッキーを差し出した際、再び彼の脳内にラッキーの言葉が蘇る。


「俺も、バランスを裏切る。」

 「やりたいことを、自分で決める。ラッキーは、俺の仲間だ!」

「ナーガが、怒った……?」



ナーガ・ラッキー共に拘束されてマグマの上に吊るされる。

バランスが裏切ったことを知っているナーガに対し、ラッキーはそれも含めて芝居だといつものようにポジティブシンキング。


「大丈夫だって。俺はバランスを信じる。だからお前も、俺が信じるバランスを信じろ」



その頃信用されているバランスは、ガメッツィの宝物庫でお宝をゲット。

なおガルがラッキーに托してくれたセイザブラスター2つもしっかり回収しております。抜け目がない。


あとは脱出するのみ、となったバランスの目に飛び込んできたのは、処刑まで秒読みのラッキーとナーガ。


「君はずっと感情を欲しがっていたね……」


感情が欲しくて自分についてきたナーガ。それが得られると思って、純粋に自分の「お宝」のために自分を信じてくれた「仲間」。


「泣いてみたい。怒ってみたい。だから、バランスについていけば間違いない」



土壇場で情が勝った。

ガメッツィの機械を破壊し、2人を助け出す。

敵はナーガとの合わせ技で倒す。あまりにも流れがスムーズ。どれだけ彼らが長く一緒に居たのかが分かる。


「バランス、どうして」

「僕は宇宙一のお宝。貴方は感情。どちらもラッキーと仲間になった方が、手に入る気がしてね」

「ああ!俺に任せとけ!」

「……ジャークマター、お前らは俺たちが倒す!」

「いいねいいねぇ、怒ってる怒ってる!ナーガ、それが怒るという感情だよ!」


2人の感情に呼応してキュータマが2つ出現。2人の戦士の誕生である。



《テンビンゴールド》

「トリックスター!テンビンゴールド!」

バランスがテンビンキュータマで変身する戦士。ナンバリングは4。

トリックスターとは、「詐欺師。ぺてん師。また、手品師」もしくは「民話や神話などに登場するいたずら者。秩序の破壊者でありながら創造者としての役割もになう」もの(日本国語大辞典より)。バランスらしい。


使用武器はキューソード……は重たくて使いこなせなかったので、キュークロスボウ

これを作り出すにあたってこれとこれを~ウン!と合体させる2人。キラキラ輝くために僕らはめぐり逢ったと思うのです。

必殺技はリブラインパクト。リブラは天秤座のこと。

ロボはテンビンボイジャー。無機物よ?と思っていたら、人型でした。差し色が銀なのが良い。



《ヘビツカイシルバー》

「サイレントスター!ヘビツカイシルバー!」

ナーガがヘビツカイキュータマで変身する戦士。ナンバリングは6。

名乗りの瞬間に目が光るのが好きです。


使用武器は鎌タイプのキューシックル。割と不吉系の武器を採用するの好きです。

必殺技はオフューカスインパクト。オフューカスは蛇使い座のこと。

ロボはヘビツカイボイジャー。差し色が金なのがめっちゃいい。



ガメッツィの戦闘は、3人が同時に攻撃するオールスタークラッシュでフィニッシュ。


しかし敵は戦隊恒例の巨大化。

ダイカーンが持つキョダインロウの力によってガメッツィは巨大化する。ヒカエオロ~!

オリオン号に居た仲間たちとも合流してキュウレンオーで立ち向かう。

途中で腕をBN団に組み替えてバトルを行い無事に勝利。



最後には前回同様に2人にもジャケットが支給される。

ナーガはジャケットを着用。

ジャケットを着られなかったバランスは胸部をジャケットと同じ色に塗って登場。ハミィちゃん大うけ。まあ確かにチャンプ見てたらそっちタイプで来ると思うよね。




ということで残るは2人。

そしてとある砂漠の星では、謎の男性がペンダントを眺めていた。

反対の手にオレンジ色のキュータマを持って。




【以下雑記】

同時に2人合流!

バディものが好きな人には絶対に刺さる組み合わせ。良いよね。


さっきもツラツラ書きましたが、2人とも性格(というか心の動き?)に難のある人たち。

かたや感情無し、かたや完全な合理主義。

どちらもハッキリ言うなら圧倒的にヒーローに向いていないのですが、嫌悪感を抱かせずに走り切ったのはすごいと思う。何度も言うけど「軽薄なのは言動だけ」なおのゆーさんの匙加減と、「感情を知らないながら機微が無いわけではない」ざきさんのお芝居が絶妙なのです。


この2人が最終的にはああなってこうなってああなるんです。最高だと思いませんか??



そして今回から早速使ってきた「別行動」ができるのが今作の強み。

5人戦隊だと別行動しづらいんですよね。するとしても、何かしらの事情持ちの追加戦士だけが別行動したりもしますが、そうなるとそんな意図はなくてもハブられているみたいに見えるのが個人的には不満に思うことが結構多くて。ドンブラザーズの話でもします?

そういう別行動ハブられ感が最低限に抑えられるのが好きなんですよね。あちらでは○○、こちらでは○○みたいな広がった行動ができるのが多人数戦隊の長所。今作宇宙規模だからその辺動かしやすかったんじゃないかなと。

メタ的な話なら映画やVシネも撮りやすかったのではないかしら。



そして今回はラプターちゃんも活躍。彼女初期はこんなツンケンしてたっけ。まああと1話の辛抱ですね。

今作ラプターとハミィという女性陣が結構いろいろ無茶しているのが見ていてキツいものがある。ハミィちゃんは初期メンバーでは最年少なのがまたキツい度あげてるよね。



さらに前回もいたとはいえ、放送画面で踊っているのはホシ★ミナト。持ち歌「ラッキーミラクルパラダイス」を踊りまくっております。

演じるのはスーパー戦隊親善大使でお馴染み松本寛也さん。金色の顔に珍妙な服装とアフロという恰好。前情報なしで演者さんを見破った方はどれだけいるのでしょうか。




次回:蠍は敵か味方か

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