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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

1話 宇宙一のスーパースター

更新日:2023年4月9日

チキュウは、侵略者の手に落ちた。

宇宙を形成する88の星座系は全て、宇宙幕府ジャークマターによって支配されている。


だが、希望は断たれたわけではない。



宇宙が心なき者の手に落ち、人々が涙する時、

キュータマに選ばれた9人の救世主、キュウレンジャーが宇宙を救う。




【あらすじ】

遥か彼方、遠い未来。ジャークマターによって支配された宇宙を守らんとする反乱軍の物語。

「平和を守る」ではなく、「平和を作る」戦いというのがまた良い。まだまだ人数が少なくて、敵にもまだあんまり重要視されていないっぽいのも含めて良いよね。


とりあえず、大まかなあらすじは最初の文章で済んでいるので、1話恒例の用語やらなんやら整理行きましょう。




【宇宙幕府ジャークマター】

本作の敵。88の星座系≒宇宙全てを手にした組織。

ラッキーが出会わないままかなりの距離を旅しているので隙間なく圧制を敷いているというわけではなさそう。


宇宙を手に入れるためなら手段を選ばず攻撃し、星を吹っ飛ばす・星の住人を皆殺しなんて普通。

今作敵に話の尺があまり割かれていませんので、とりあえず「宇宙で圧制を敷く倒すべき敵」という認識でさらっと行きましょう。



今回はあんまり登場していませんでしたが、敵組織も軽く触れておこう。


トップはショーグン:ドン・アルマゲ。戦隊にありがち安直ネーミングですがそれは脇に置いておいて。

ローブを目深に被り、通信を通して部下と話す謎多き人物。ボスはこうでなくては。


その下がフクショーグン。今回は未登場。


次がカロー。やや弱めの中ボスポジションの幹部。今回はエリードロンが登場。黒田さんいつ聞いてもいいお声。

戦艦:ビッグモライマーズに搭乗して襲ってくる。


続いて今週の怪人枠のダイカーン。

そして一般戦闘員。ちょっとゴツめのツヨインダベーと最も多く現れるインダベー。



こうやって列挙すると肩書多いね。一般戦闘員枠が初めから2つ居るのって珍しくない?大抵の作品が途中でヒーロー側のインフレについていくためにパワーアップすることがある程度で。

まあそれだけ敵が既に強大ってことよね。




【反乱軍リベリオン】

そんなジャークマターに対抗して宇宙の平和を取り戻そうとするのが反乱軍リベリオン。星のマークが目印💫

彼らは宇宙に伝わるキュータマの伝説をもとに戦う仲間を集めているところ。



彼らが乗って移動し、生活する宇宙船がオリオン号

アンドロイドのラプター283が操縦とメンテナンスを行う。

見た目は球体の横からオリオンの身体が飛び出しているデザイン。初めて見たときはナニコレ?って思ったものですが、改めて見るとナニコレ??って感じですね。



彼らが探しているのが今作のコレクトアイテム:キュータマ

球体にフレームと台座が付いた地球儀の様な見た目。球の部分は二重構造になっており、「マワスライド」して外側を回すことで描かれている柄が綺麗に揃うというデザイン。かっこいい~!


キュータマを使うために必要なのが左手に装着するアイテム:セイザブラスター

マワスライドしたキュータマをセットし、それを指定された向きに倒すことによって使用可能。

前方ならセイ・ザ・チェンジで「スターチェンジ」の掛け声と共に変身

手前ならセイ・ザ・アタックで必殺技

外側ならセイ・ザ・ゴーでキュウボイジャー召喚

内側ならセイ・ザ・ドッキングでキュウボイジャーの合体。

「星座」と「say the」をかけたネーミング好きよ。


使用武器はキューザウェポン

複数のパーツを組み替えて自分に合った形に変形できるというかっこよすぎるデザイン。

放映当時の私はまだ高校生だったのですが、そうじゃなかったら間違いなくおもちゃ屋さんで買っていたと思う。それくらい好き。


なお今回ナレーション兼システム音声は「現代の子どもは避けては通れない」でお馴染み木村昴さん。後のバイスである🦖



さて、9人の戦士を求めて旅をしているキュウレンジャー。既に数名の仲間を得て活動中である。




【チャンプ】

牛型のロボット。デカすぎるので支給ジャケットは肩にかかっています。ザ・ロボットなメカメカしい見た目がかっこいい。差し色の赤とか、胸元に見えてるコードとか、良いよね。

お声は大塚明夫さんです。しぶかっこよい。

というか今作、演技初挑戦な役者も多い中で中堅~大御所声優も引っ張ってくるの本当にすごいよ。


本業はプロレスラー。これが本当の闘牛ってか。

なので暇があればブリッジの端っこでダンベルを持ち上げるのが日課。あまりにもナチュラルにやってるのでラッキーからの「ロボットが筋トレするなんて」という台詞で新鮮に「言われてみれば…」って思ってしまった。



《オウシブラック》

「リングスター!オウシブラック!」

チャンプがオウシキュータマを使って変身する戦士。ナンバリングは5。どうしてBN団の間にしたの?とはずっと思っている。

変身前と変わらずメカ感のある見た目。というか下半身は一緒である。良いんだそれで。

メットから角がはみ出ているのが良い。

使用武器は斧の形のキューアックス。

必殺技はアルデバランインパクト。アルデバランはおうし座の中で最も明るい星です。

ロボはキャタピラー付きのオウシボイジャー。




【ハミィ】

初期メンバーでは最年少の女の子。

支給服のジャケットに白いトップス、華やかなミニスカート、緑のタイツにスニーカー。割ととっ散らかった服装なのに綺麗に着こなしていて可愛い。

ひとつ結びの髪は最初変身後の姿に合わせてお団子にする案もあったと聞いた気がする。ソースは忘れた。


良く笑うテンション高めの今時女子。

他人の言動を見てウケたり他の仲間に「ねえあれw」と言ったりはするが、決して浮かれた子ではない。手際よく一般市民を避難させたり、面白い状況に陥っても敵が来たらすぐ切り替えたりできる良い子である。



《カメレオングリーン》

「シノビスター!カメレオングリーン!」

ハミィがカメレオンキュータマで変身する戦士。ナンバリングは7。正式な緑戦士としては初の女性。ゲキレンジャーを初めて見た人間なので初見ではメレ様が咄嗟に浮かんだ思い出。後に共演してくれたの本当に嬉しかった。


「カメレオン」という女性らしさとはかなりかけ離れたデザインですが、あの目をお団子に見立てたの本当に天才だと思う。可愛い。

使用武器は持ち手から部品の一部を引き出すキューレイピア

必殺技は刺突を繰り返すハミリオンインパクト。ハミリオンとはロシア語でカメレオンの事らしいです。

ロボはカメレオンボイジャー



演じるらこさんのお芝居がまだまだ初々しくて。

ハイテンションっぷりとか、アフレコの声の乗せ方とかがちょっと不慣れな感じ。初期ならではですね…。




【スパーダ】

現在オリオン号にいるメンバーの中では最もお兄さんな雰囲気の青年。

きっちり前を閉めたジャケットに緩めのズボンとお洒落な靴、ハンチング帽、指輪やピアスも装備というお洒落さん。

船内での役割はシェフ。作る料理は宇宙一の味。青いけど。


完全に現在はハミィちゃんのお兄さんポジションに落ち着いています。気も利くし、今回は説明役も担当。

敵に対する決め台詞なんかも料理に例える。時折イタリア語が混ざるのが特徴。Graze!



《カジキイエロー》

「フードマイスター!カジキイエロー!」

声ひっく!!


……ではなく。

スパーダがカジキキュータマで変身する戦士。ナンバリングは9。カジキの吻よろしくマスクの目の部分も前に飛び出ているという斬新すぎるデザイン。絶対ぶつけるネタあるやろと思っていたら変身講座で本当にやってて笑った記憶がある。

使用武器はナイフのようなキュースラッシャー

必殺技はドラドインパクト。ドラドはカジキ座のことらしいです。

ロボはカジキボイジャー




【ラッキー】

名は体を表す。自他ともに認めるラッキーな男。推しですよろしくお願いします。

ルースなる星から1人宇宙船に乗って来たというタフすぎる若者。こちらもまだ岐洲さんのアフレコやお芝居に不慣れな感じが初々しいです。


初登場は流星群の衝突に見舞われて近くの星に衝突するという衝撃的なもの。

なおこれも彼に言わせればラッキーに着陸成功なのである。

すなわち彼のラッキーとは最悪な事態を防げたこと、ポジティブでいられることであるわけで。本当に幸運かどうかよりも彼の心の在り方を重視するもの。素敵な考え方だと思います。それはそれとしてさっきのは絶対に着陸ではない。



衝突して出くわした3人組を見て、「自分もあれになる!」と決意。

オリオン号に上げてもらい、宇宙船を直してもらい、食事を貰い、宇宙の現状を聞いた後にセイザブラスターを持って退場。

それでいいのか主人公。



再び宇宙船に乗ってやってきたのは惑星ジャグジャグ。

まあやってきたというよりは本日2度目の衝突なんですけど。


ここでもジャークマターの戦闘に巻き込まれ、自ら囮を買って出る。

…が、攻撃を受けて敵の宇宙船諸共宇宙空間へ吹っ飛ばされる。真空だろうが顔が凍ろうが生きております。だってラッキーだから。


「俺がここで終わるわけねぇ。なぜなら俺は絶対にキュウレンジャーになる男なんだからな!」


彼の幸運を信じる心に呼応するように現れたのはしし座流星群と、シシキュータマ。

驚きつつも迷わずキュータマを掴みとったラッキーは、隕石の一つに乗っかって帰還。そのまま変身。

隕石から飛び降りて登場するなんて後にも先にも貴方だけよ。その演出大好きよ。



《シシレッド》

「スーパースター!シシレッド!」

ラッキーがシシキュータマで変身する戦士。ナンバリングは1。今作のマスク、目の部分が宇宙の星みたいにキラキラしているのが好きなのですが、シシレッドはその面積が広めで大変良いです。好き。

使用武器は大型の剣であるキューソード。これをぶんぶん振り回すのが良いんです。

必殺技はレグルスインパクト

ロボは人のよりも大きめのシシボイジャー


「覚えておけ!俺が宇宙を救う男だ!」


戦闘スタイル、荒っぽいけど的確なのが運は良いけど戦闘経験は薄めって感じで良いです。

あと結構な確率で運が味方してくれるのも。なんで唐突に高波が来るんだ。





【ガル】

狼の獣人。青い体に銀色の毛。顔に出ている白い模様。目は赤と青のオッドアイ。ドストレートにかっこいい獣人。

エセ広島弁で喋り、語尾は「ガル」。

これで中井和哉さんというかっこよさと可愛さを兼ね備えた声帯に竹内康博さんの身軽な体があるのである。無敵か??



惑星ジャグジャグで暮らしていた一匹狼。

キュータマを持ちながらもその力を行使できない彼の原因はジャークマターが支配する宇宙という現状への諦め。


「ふうん。キュータマがお前の事を選ばないわけだ。お前みてぇなちっせぇ男に、戦う資格なんてねぇ!」


流石にこれには黙っていられなかったガルとそのまま戦闘に。

浜辺でなかなか見応えのある殴り合いを展開。



そこで、ガルの一族がジャークマターと戦ったこと、戦いの結果はガル以外全員死亡だったという過去が明かされる。

重い。激重。1話で聞かされる話ではない。これがキュウレンジャー。


「そうか。仲間の死を後悔してんのか。だったら猶更戦わなきゃいけねぇだろ!」


ここから明らかに形勢逆転するのが良い。

さっきも書いたけど、ラッキーの幸運は自分がポジティブで在り続けることなので。逆境の中でもめげないラッキーと、何もかも諦めて後ろ向きなガルとでは強さに天と地ほどの差がある。

ガルを殴り飛ばしたラッキーはガルに語りかける。


「よっしゃラッキー!お前、俺と戦えて運がいいな!」

 「俺はお前より強い!つまり、お前より先には死なねぇ!俺が一緒に戦ってやる。だからお前は、思う存分戦えよ!」


荒れ狂う波と吹きすさぶ風。

撮影は大変だったでしょうが大変良い画です。これからいろんな困難を乗り越えて行くんだろうなと。


そしてこの台詞を受けたガル。

最後まで見た身としてはガルは「ラッキー大好きわんこ」のイメージがあるのですが、改めて見るとそりゃそうなるわ。

こんなに自分の事を思って言ってくれる人なんてそうそういない。これは惚れる。



そして目の前で、ラッキーがキュウレンジャーになる所を目撃する。


「俺は……」「戦いてぇ…戦って、ジャークマターをぶっ潰してやる!」


ようやくキュータマが彼に応える。



《オオカミブルー》

「ビーストスター!オオカミブルー!」

ガルがオオカミキュータマで変身する戦士。ナンバリングは3。モフモフの身体が可愛い。そしてメット被った瞬間にちょっと上向くの好き。

荒々しい戦いっぷりがかっこいい。竹内さんのキャスティングが光る。


今回は未使用ですが使用武器はキュークロー

必殺技はルプスインパクト。ルプスとはラテン語で狼のこと。

ロボはオオカミボイジャー




【キュウレンオー】

本作のロボ。

シシボイジャーを中心として、腕と足にボイジャーを4つつけるスタイル。そしてこの手足は何を嵌めてもいいというタイプ。組み合わせの数はすさまじいことになります。何が怖いって、8個のボイジャーが4つに嵌まるから8の4乗で、じゃダメなところ。そもそも戦士増えるし、フタゴキュータマとかいう反則技あるし。

(「はんそくわざ」を変換したら「販促技」って出てきたけど強ち間違いじゃない)

個人的に好きなのはドッキングの時にクルッと回るコックピット。ちゃんとミニチュアの戦士たちが乗っているのが細かい。


初回のロボ戦はド派手だと相場が決まっていますが今回はとにかく良い。

氷の大地をバキバキに破壊しながら進んでいく感じ堪らん好き。




さてそんなわけで。

リベリオンにラッキー・ガル両名が正式に加入。残るキュウレンジャーを集めるべく、彼らは旅を続けるのであった。




【音楽】

今作劇伴がめちゃくちゃ良いんですよ。玩具SEも良いし。

個人的にはラッキーが戦っているシーン(「炸裂ギャラクシー!!」っていうみたいです)がとっても好き。ハイテンポで楽しいけど壮大な感じ良いよね。



《LUCKYSTAR》

OP!!!!!良い!!!(語彙力消失)

まだ加入メンバーも少ないし、出演していない人もいるので全体的に映像が寂しい。これからどんどんにぎやかになっていくんですよね。良いよね。

そもそも入りで全員横並びで宇宙見ているのめっちゃいい。

個人的には最後の方で全員が円形に並んでるところをグルグルするのが好きです。


歌詞も良いんですよ。

圧制に立ち向かって、時に市民から石を投げられるような人たちに対して「キラめき過ぎ注意!」「君が切り拓く未来見てみたいんだ」って歌うの良すぎませんか?

「ツキまくってると強く信じ」「ネガティブ避けてく」「君ならたどり着けるさ宇宙の果てまで」とか良いよね。ラッキーの精神そのまま、即ちキュウレンジャーの精神そのものよ。最高。


このままだと語りすぎるのでこの辺で止めます。こんど創作してぶつけます。そうします。



《キュータマダンシング!》

ED!可愛い!!

ダンスについてはこれ貼っておきますね。ラッキーの手足の長さを再確認するビデオです。




360度カメラを使って撮影。周りの景色が上手い事球体になっているの可愛くて好き。

ダンス自体もシンプルで良いよね。私ですか?フルで踊れますけど何か??

というかこれだけ時間立ってるのにノータイムで振り付け出てきたの我ながらびっくりしたわ。キューキューターマ、タマタマキューキュー。


これからどんどん人が増えていくのですが今回は5人だけ。何パターン撮ったんだろう…。




【以下雑記】

始まったねキュウレンジャー!!!待ってたよ!!!好き!!!!!


特撮オタクは初めて見た特撮を親だと思うとは言いますが、だとしたら私の産みの親はゲキレンジャー、兄はシンケンジャー、育ての親はキュウレンジャーなんです。

友達に勧められて何気なくキュウレンジャー見てそのままドはまり、10年弱ぶりに特撮界隈に帰還、今に至るですよ。ええ。



キュウレンジャー見るのは本当に久しぶり。

確か初めて見た回はもう少し後、そこから何話か飛ばしつつも最後まで見てるし映画も見てる、リアタイし損ねた分は後から別の媒体で補完してなんやかんやで完走しているはず。多分。

なんできちんと通して見るのは初めて。

しかも初見当時は特撮の知識もあんまりない状態でなんとな~く見てたのであんまり印象にも残ってないんですよね。改めて今回見て、は~これもこれも実は結構すごい試みだったんだ!みたいな感じです。



なんで今回から感想書きますが本当に限界オタクと化しています。

我ながら語彙力貧弱すぎて笑えるし、ここまででもう6500字超えてるのウケるね。しかもひたすら好き~~してるだけなので。

今回は用語解説多かったからかなりマシです。

これでも極力ネタバレしないように頑張ったんだよ。

例えばキュウレンジャーの数は「現在3人」とは一言も言わないようにしているし、ED見て一般通過ラスボスさんじゃんwって言うの我慢したし



そんなわけでこれからツラツラ書いていきます。

初見じゃないし考察はしないと思うし、多分全肯定botになるとは思いますが、自己満足としてツラツラ書いていきたいと思います。

これから半年、またよろしくね🌟

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