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18話 激強!プリンな用心棒

  • 執筆者の写真: _ ぬぺ
    _ ぬぺ
  • 1月16日
  • 読了時間: 6分

そろそろヴァレンにもいいとこ見せたってよぉ……




【あらすじ】

突然現れた謎の仮面ライダー。

彼の強さに翻弄される2人の前に、生みの親であるニエルブが現れる。


👓「上出来だよ、ラーゲ9。いや、人間風に言うと……仮面ライダーヴラムってとこか?」




ショウマ絆斗

ヴラムが去ったことでなんとか生き残った2人。

新たな敵の存在に改めて襟を正す。



が、絆斗はやはり引っかかっていた。

ショウマがニエルブのことを知っていたことを。


「やっぱお前、俺に隠してることあるよな? 言えよ!」

 「もし俺のこと心配してんなら気にすんな。俺は社長と違って、グラニュートを倒す力がある。お前と同じようにな。」


絆斗に問われ、ショウマは話す。

ストマック社が闇菓子の製造販売を請け負っていること。5人の兄弟の家族経営であること。

なお、ここでようやく絆斗とグロッタの面識があることが判明しました。


「確かに、あんなのがゴロゴロいるようなところに乗り込むのは分が悪すぎる。

  お前が引き留めたの、今更ながら納得だわ。」


今まで感じていた違和感に説明がついて安堵の表情を浮かべる絆斗。

本当に良い奴すぎる……良い子すぎるよ絆斗…………。


一方のショウマは、絆斗の「犠牲者を出さないことを優先してた」という発言に飛びつくように、「だから今はグラニュートを探したい」と発言。

逃げだなぁ、どう見ても。

嘘を吐き続けてもう戻ってくるための道が見えないとこまで来ちゃってる感あるよね。

絆斗が良い人すぎるだけにここの差がけっこう見ててきついなあ。



しかしここでも絆斗は少し引っかかった。

仇を認識しているということは、母親がさらわれた瞬間にその場に居合わせたし、そこから逃げおおせたということ。

よくやったな、と言う絆斗に対し、覚えてない、と再び誤魔化す。

とはいえ逃亡の瞬間の詳細な描写はまだない……よね。結構あっさり逃がしたのもまた事実だなと思ってるんだけど、この辺って深堀りするのかしら、どうなのかしら。



さて、翌日。

狩りに出たチョールは、自分の姿を見るだけで逃げていく街の人々に怪訝な目を向けていた。

それもそのはず。チョールの人間態を確認したショウマと絆斗が彼女(?)のイラストをSNSに流し、「人攫いのバケモノ」と宣伝したのであった。

さらに、例の赤いスカーフを拾ったときに妙な風が吹いた、という幸果の証言を聞き、チョールには風邪を操る力があるのではないかと察する。


今までの作戦が通用しないことを察したチョールは開き直り、強風で人をかき集めるという暴挙に出る。

ただでさえよろしくなかった質が更に落ちていく……


ショウマと絆斗は自らその風に運ばれてチョールのもとへ。

用心棒として合流したヴラムとの戦闘になる。


ガヴはチョールを追いかけて無事に討伐。

しかし、一番最初に探していたタカシはチョールの納品物の中には存在せず。いったいどこに……?


一方、ヴラムを引き付けたヴァレンは彼の攻撃を受けて変身解除→失神。

今作、全体的に絆斗くんが不憫で……。良いキャラなのに、ガヴが大立ち回りしている裏でボロボロにさせられすぎな気がする。

ガヴと比べると、主人公だという事情を差し引いてもフォームの数や戦歴なんかの扱いの差がね、そろそろ見てられなくなってきてるからなぁ。

早めに彼の大活躍回を見せてほしいところ。




【ラーゲ9】

初変身を果たしたグラニュート。

ニエルブに連れてこられた先は彼の研究仲間である酸賀の研究室だった。



友人の新作メカに人工ゴチゾウ、そしてニエルブ以外のグラニュートの姿に大興奮。


「安全が保障された状態で生きてるグラニュートに会うのは初めてだ」

👓「……僕も生きてるグラニュートだけどね」

「そうだった。どっちかっていうとニエルブくんは研究者仲間って意識の方が強くてね」


主人公とサブ主人公が未だにお互いの正体を本当に知らないまま疑念と葛藤を繰り返している裏でこの仲良しっぷりである。

主人公のミラーリングとしての敵キャラってのはあるあるなんですけど、こんなミラーリングある?? 最悪じゃん。


酸賀の興奮は止まらない。

うっきうきでラーゲ9のガヴを操作。人の姿と怪人態のチェンジを見てご満悦。

不機嫌そうな彼のほっぺをつっついたり。楽しそうである。

ついでに言うと、ここで「触っていい?」って許可を求める相手がラーゲ9本人ではなくニエルブなの、マッドサイエンティストレベル高くて好き。



帰路。

ラーゲ9はニエルブにガヴとヴァレンを倒しても良いかと確認。

躊躇いなく許可を出すニエルブ。


👓「できるものならね」


これ、さすがに引っかかるんだよ。

ニエルブ、結構ヴラムに自身持ってそうじゃないですか。人選も自らやってるし。

それに対して「できるものならね」って言うの。挑発なのかなんなのか分からないけれど、「負けるかもしれない」という可能性が頭に入ってないと出てこないセリフだと思うんですよ。

単純にいろんな可能性を考慮できる有能化学者なのか、それともほんとはラーゲ9のことを微塵も信用していないのか、なんなのか……。



さてその後。

チョールと合流したラーゲ9は彼女(?)から闇菓子の良さを熱弁される。

何が良いんだか、とため息を吐く彼の脳裏に過るのは、(クレジット曰く)彼の弟の姿。


🪼「こうでもしなきゃもう闇菓子は買えないんだ!」

 

 

その後、戦闘の最中。

 

「お前もストマックの一族なのか?!」

「……はあ?」

 「俺が…あの一族……? 冗談じゃねぇ!!」

 

恐らく、弟が闇菓子にどっぷりはまってしまったせいで酷い目に遭ったとかで、

その敵討ちとしてストマック家に乗り込んで内部から……ってところかな。

この辺の過去は次回に掘り下げがありそうな雰囲気が……え、次回? 早くない?




【以下雑記】

🍭ラーゲ9のほっぺを突っつく酸賀さん。ここ、浅沼さんのアドリブらしいのエスが、それに対して眉毛だけをギュって上げて返す庄司さん、さすがに良すぎる。


🍭絆斗。画伯である。ショウマから指摘が入る前のイラストの何とも言えない顔が好きだ。

画伯だけど、必要最低限の特徴はしっかりつかんでるの流石だと思う。メインキャラ3人の中で一番彼女の姿をちゃんと見た時間が短いだろうに。

これ、幼少期に描いた母親誘拐犯の絵もちゃんと捜索の手がかりになってくれそう。


🍭チョールさんによる闇菓子の食レポ。聞き手のラーゲ9との静と動の対比も相まってなかなかの迫力である。

あの見た目で味はちゃんと甘いんだ……。


🍭ラーゲ9の弟くん。ほぼシルエットみたいな感じですが、明らかに顔がクラゲの幼体であるエフィラだよね。さすがだ。




次回:絆斗よりも先に酸賀さんにバレることある??🍭

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