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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

18話 暴かれし truth!

遂に本物を拝めました




【Story】

今回の患者は再び小星作

流石に二次創作絶対許さないマンが彼をみすみす逃がすはずなどなかった。


作を襲って囮とし、ライダーたちをおびき寄せた黎斗。

作戦は功を奏し、スナイプのガシャットを全部回収。



変身解除し、頭痛に襲われる永夢を見た大我は、秘密裏に飛彩に連絡。

居合わせたポッピーも含めて改めて事情を把握。


大我が示した条件は、永夢を戦場に出さないこと。

現状唯一ガシャットを所有している永夢の戦力を黎斗に奪われたらまずいうえに、

永夢にこれ以上変身させると、彼の身体がもたないであろうことが理由。



しかしそんなことを素直に聞く永夢ではない。

そもそも話聞かない頑固後輩と言葉足らずで強気な先輩である。圧倒的に相性が悪い。

その上、永夢が薄々勘付いているときだったからな。ますます最悪。


「あいつはCRのドクターだ。この仕事に誇りをもっている。なのに自分がゲーム病だと知って、極度のストレスを感じたらどうなると思ってる?」


「俺はただ、目の前の患者を治したいだけだ」


飛彩のこと、ちょっとだけ見直した。

この子、本人を前にすると思ってることを上手く伝えられないクチだな。




その頃。

アジトでは不信感を募らせるパラドと黎斗が話をしていた。


黎斗が作ったのは、飛彩・大我から回収したガシャットのバージョンアップである新たなガシャット。レベルは50。

TADDLE FANTASY」は、魔王をプレイヤーが操作し、勇者を倒して世界征服を行うゲーム。分かりやすい闇堕ちである。



改めて。仮面ライダークロニクルは一般人が変身して戦うゲーム。

ただし、その内容はプレイヤー同士の戦闘。

ランダムで怪人が出てくる、オンラインゲームをリアルに具現化させる系だと思っていたが、まさかの本気の殺し合いを始めようとしているのか。


そのために全てのガシャットのデータが必要。



約束が違うとたてつくパラドに、「ゲームマスターに逆らうな!」と逆上。

さらにバグスターも自分にとっては駒に過ぎないと明言。


「ゲームマスターの私こそが……神だ」


おっ、ようやく私の知っている檀黎斗神だ。



それにしてもここまで自分が唯一無二であることにこだわる理由とは何なのか。

「面白いゲームを作りたい」「ゲームの主導権を握っていたい」とはまた別の、そもそも「神になる」ことが目的であるかのような、底知れない何かが彼の中にはある気がする。

既に14歳の時に永夢と接点があったことが語られている以上、彼も過去に何かあったタイプだと睨んでいる。で、そうなっている以上、正宗が何かしら絡んでいるのはほぼ確実。


父親という壁を越えたい!みたいなものか、

正宗から幼少期に受けた傷が治っていない系か、

実質2択だと思っている




その後。

再び現れたバグスターのもとに駆け付けた永夢、追いかけてきた飛彩・大我、

永夢は呆気なく敗れてしまう。


さらにバグスターも囮としての用が済んだため、自らの手で切除。

何も知らずに純粋に回復を喜ぶ作さんに心臓がキュッとなる。



それを見てキレたのはパラド。


「俺たちバグスターを何だと思ってるんだ!」

「ゲームのルールに従って、競い合って勝敗を決める。それが、バグスターの生きざまだからな!」

「お前は完全に、俺の心を滾らせた!」


すさまじい勢いで黎斗を追い込むパラド。

いや、こんなに爆破させます?ってくらいの派手演出。最終回か???




敗北した黎斗。

ゲームマスターとしての矜持を踏みにじられた黎斗が黙っているはずがなかった。


「『宝生永夢は俺が倒す』……君はそう言った。私に刃向かった罰だ。その望みを……絶つ」



「宝生永夢ゥ!何故君が適合手術を受けずに、エグゼイドに変身できたのか。何故ガシャットを生み出せたのか。何故変身後に頭が痛むのかァ!」


「それ以上言うな!」


「その答えはただ一つ」


「やめろ!」


「宝生永夢ゥ!」

「君が!世界で初めて!バグスターウイルスに……!感染した男だからだ!!」



これが本物(感動)


いやそれにしても、これは印象に残るわけだわ。

物語上重要なシーンであるのは勿論、

過去18話の中で一番ぶっとんだ黎斗のテンション、

BGMとして流れるOP、

基本的に永夢に対してずっと塩対応だった先輩ドクターたちの必死の反応、

敵であるパラドすら無言で反応するという異常事態。

それに、今まで、幻夢コーポレーションを離れてからもずっと綿密に計画を立てて動いていた黎斗が、ここにきて初めて感情のままに動いたというのもなかなかのパンチが効いている


その上、全部言い終わってしまったあとに思わず立ち止まって恐る恐る永夢を見つめる飛彩と大我、

無言で胸ぐら掴んでるパラド、

「僕を騙そうとしている」と弱々しく笑う永夢なんかが生々しすぎるわけですよ。


これは忘れたくても忘れられないわ。




多大なストレスを受けた永夢はその場で発症。

彼の凄まじい叫びと共に18話は幕を閉じたのでした




【以下雑記】

🎮ここ数話で少しずつだがキャラの印象が見直されているのを感じている。特に飛彩・大我。さっきも少し書いたばかりだけれど、本人に対して本心をぶちまけるのが苦手過ぎる集団だということは分かった気がする。それはそれとしてその物言いはどうにかならんかねと思わないわけではないが。


🎮幻夢コーポレーション。社運をかけて、現在社内コンペが行われているようです。作さんは同僚の後押しを受けて、そのチームのうちの1つでリーダーを務めることになった様子。前回も言ったけど、彼はきっと実力のある人なので心底報われてほしい。


🎮そんな幻夢コーポレーション、無事新社長が就任した様子。逆光だったのが気になるが……。正宗さんが復帰してたりする?でもそれならもう少し騒ぎになってそうだし、ここはモブと考えても良いのか…?結構迷っている


🎮永夢を戦場に出してしまったことを大我に詰られる飛彩。答えが「黙れ」なの、余りにも飛彩。この子は「普通に逃げられました」とか言えないタイプだよな、知ってた


🎮前回、パラドがバグスターを倒したことにちゃんと触れてくれるの嬉しい。細やか。

🎮ところで今回ふと思ったが、パラドって何のゲームから生まれたバグスターなんだ…?今彼が持っているガシャットのゲームとは別物な気がするんだが……。


🎮本物が見たくてたまらなかった宝生永夢ゥ!回。やっと生で見られてとても嬉しいですしテンション上がりますね。ちなみに今回の再生回数ですが、やはりこのシーンがダントツ1位。ちなみに次点はパラドが反旗を翻したシーンですが、その差はおよそ倍。人気っぷりが窺える。

🎮一方で、例のシーンは割とシリアスだよね……?という気持もある。確かにパンチが効いているシーンではあったが、割と重要だし、1人の人間の命がかかったシーンだからこれがミーム化したのか……という気持が割と強くて若干後味悪い(単に伝説のシーン!ってなるなら気持ちは分かるが、現状の玩具扱いは解せない)。こういうシリアスシーンを玩具にして擦るの、特オタの悪いところよね。とまあ、セイバー橋ネタも風林火山パンチネタもメフィラス構文も大嫌いな私の愚痴でした。(シン・ウルトラマンは未見だけども……)


🎮ちなみにこの回の直前、キュウレンジャー初回だったようです。濃すぎるだろこの日ニチアサ……




次回:Mしかいない

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