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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

18話 バディの軌跡、炎と氷の奇跡

前回、最後に倒れてしまった一輝。

原因は、本人曰く「気合」。

おそらく、バディで力を合わせることが条件であったアイテムで、1人突っ走ってしまったのが良くなかったんでしょう。



病院で意識を取り戻した一輝。

吐露したのは、「自分に興味が持てない」ということ。

自分に興味がないから、存在意義を見出すために人助けをしている。それでなんとか今までやってきた、と。

……自覚あったんだ!!よかった!!

仮面ライダー主人公、割と自分を大事にできないしそのことに自覚がない人多いので。


それに対するバイスの答えは、「バイス≒自分に興味を持っているだろ?」というもの。

自分の心の中から生まれたモノに興味を持って接している時点で、自分に興味を持っていると言ってもいいと思う、と。


いや、良い展開なんだけど、すごくいい展開に水を差す様で悪いんだけど、


ほんとに興味持ってる?


今回は2人がバディとしての在り方を見直す回。

どうやって彼らが心からの信頼を確かめ合うか?という問題に対して、一輝の心を見つめなおし、そのまま2人の信頼に繋げる…という流れは綺麗。

バイスは悪魔である、というこの作品ならではの強みを生かしきった感じがしてすごくよくできていたし、少年漫画らしい熱い展開も結構好み。


だけど、(前から言ってたけど)一輝がバイスに興味を持っているように思えたことが無いのが気になるから、どこか不穏な雰囲気があって安心して見られなくて。

本当に興味を持っていたら、もっと彼が生まれた理由とか追求しない?特に大二の悪魔でえらいことになった後だし。

今日も自分に興味が持てなくなったのは「いつからか」という表現をしていたし。

つまり興味を持てなくなったタイミングが(そしておそらくきっかけが)あったのだろうと思うのだけど、そこは敢えて考えないようにしてない?


バイスといる時間も長くなってきて、以前に比べればバイスと好意的に接している時間も長くなってるから、相対的に興味は持てているけど、全肯定できるレベルかと聞かれると…違う気がする。


この熱い展開と不穏さを同時に展開できるのは見せ方が上手いなと思うのですが、こちらは落ち着かないのですよ…




一方でフリオの物語も展開。


本当は友人の陽介が無理矢理やらされていたことも知っていたし、(若干言い訳じみていたとはいえ)謝った彼を許せずにここまで来ていたのは自分の方だった。

結局今までやっていたことは自分の正当化に過ぎなかったの、生々しくてきついものがあるね…


そう考えると、全面的に自分が悪いから、と言い続けていた陽介くん、聖人君子すぎやしないかね


ようやく和解できたのもつかの間、オルテカが現れて陽介にギフスタンプを使用。

「嫌いなやつに羽交い絞めにされた親友をなすすべなく見つめる」という行為を2回もやらせるのか。

最初に出てきた感想が「オルテカてめぇ悪魔か?」だったので、役割的には圧倒的に正しい。許さん。


暴走形態?になって暴れるも、リバイスコンビによって無事撃破。

それでも彼に手を差し伸べられたのはアギレラだけで。

確かに彼があれ以上悪さをするとは思えないけど、やっぱり彼を本気で救ってくれる人はデッドマンだけなのは良いこととは言い難い気がする。




次回はヒロミさん回。

今回ラストで、肉体年齢が80オーバーだったことが分かった彼。

ライダーなんて、50代手前くらいでも高齢に入る部類だからな…


ちなみに今回登場したお医者様は御子柴朱美

宝塚の方なのか…綺麗な方。

5時間かけて染めたという髪の毛、かっこいい。

朱美のキャラクターイメージは、杉原監督いわく、某近未来SF警察アニメに登場する金髪にくわえ煙草の似合う分析官とのこと。

…もしかしなくてもこれか。この作品大好きなんですよね


では、こっちの作品語り始める前に畳もうと思います。

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