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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

17話 闇のドームを照らしタイヨウ!

シリアスはギャグで相殺する!!!




【あらすじ】

未だ復活しないラシンバンキュータマ。

その間、司令が部下たちを向かわせたのはチキュウの一画。なんでも遮光性のドームが一帯を覆っている地区があるという。


ということで、キューレット・ザ・チャンス!



いざドームの中へ。

外からの通信すら届かない、ダイカーン:シャイドスの支配下。

中天にある小さな黒い円形の部分に太陽がかかる2時間だけが夜。残る22時間は常に人口の太陽が街を照らす昼であり、街の人々は働くことを強制される。

もし仕事をさぼったり、シャイドスの悪口を言ったりしようものなら、どこからともなく聞きつけたシャイドスから目に見えない攻撃を受けるという。


即ち、22時間監視されるディストピア。



今回潜入した5人は先行隊。

今日届く予定のヒカリキュータマが使えると踏んだうえでの作戦である。

しかし、最初からオリオン号とのコンタクトが取れなくなるという状況に困惑しつつ、5人で事態の解決に当たることになりました。




【ガル】【バランス】

今回の主役2人。


ガルは考えるより先に行動するタイプ。機動力に優れたタフな体を使った攻撃が得意な、素直なわんこ。

バランスは行動より先に考えるタイプ。頭の回転が早いうえ、飄々としているため考えていることが分かりにくい。

つまりこの2人、ものすごく相性が悪い。


今回も出撃前に、チャンプを案じつつ早く自分たちも行動を起こしたいと焦るガルが、今焦ってもどうしようもないと達観するバランスに食って掛かる一幕。

ブリッジにいた全員がめざとく2人の口論に気づいてガルを引っぺがしにかかります。あまりにも手際が良い。多分こういうこといつもやってる。



それはチキュウに降り立っても変わらず。

とにかく動いていたいガルは、落下地点のゴミ捨て場から早々に撤退。「燃えないゴミとして回収されちまえ!」というなかなか酷い捨て台詞を吐いておりますがあまり嫌な感じがしないのは、多分臭いに耐えかねて鼻に付けた洗濯ばさみと、そのせいでおかしくなっている発音のせいでしょう。ところでその洗濯ばさみはどこから出てきたの?生ごみの山の中じゃない??


とはいえそんな燃えないゴミになりそうなバランスは、別にゴミ袋に埋もれたかったわけではない。

右手から伸びるコードは監視カメラへ。


「興味深い映像見っけ」



バランスはその後、単身で敵の本拠地に乗り込もうとしていたガルを回収し、空から降って来たラッキーとそれを追いかけてきた女性陣と合流し、先ほど見つけた映像を披露する。


内容としては、隅っこで仕事に嫌気がさした人が土嚢袋らしきものをぶん投げ、シャイドスからの攻撃を受けるというもの。

解像度を上げたうえでスロー再生すると、シャイドスが地面から飛び出しざまに人を殴り飛ばしていることが発覚。

しかし、現場を調べても特に地面に仕掛けは無い。これはもう少し詳しく調べる必要がある。


「今度は俺に任せろ!」



彼らが向かったのは町の広場。

何もない場所で変身し、ひたすらシャイドスの悪口を言う。


「シャイドスは卑怯者ガルー!」

「きっと顔は、アホみたいで~!」

「足もくっさいんだろうね~!」

「シャイドスじゃなくて、クシャイドスだー!!」


悪口の語彙力があまりにも貧弱。この子たちいい子過ぎませんか。


それを陰から見守っていたのはバランス。

自分が見たものを解析しながら、身体を張る4人の様子を見守っていた。

シャイドスはやはり地面から出てくる。ハミィが透明になっても、ラプターが空へと舞い上がってもそれは変わらない。

しかし、ラプターが空にいた=リーチが長かったことが幸いした。

シャイドスが飛び出してきた場所は、民家の屋根に映ったラプターの影。


「みなさ~ん!分かりました~~!!」

 「影です!シャイドスは影から飛び出して攻撃していたんです!」


なぜか敬語で報告するバランスによって、原因は突き止められた。

しかし、根本の解決にはならない。

とりあえずラッキーはヒカリキュータマを求めて入って来た地下トンネルへと向かう。


ちょうどそのタイミングで、潜入を試みていた司令もドーム内に到着。

無事にヒカリキュータマはラッキーのもとへ。



その頃、残された4人は、結構ピンチに陥っていた。

原因は分かったものの反応のしようがなく、ひたすら攻撃を受け続けてそろそろ体力が限界だった。


「諦めるわけにはいかないガル…!バランスの分析、無駄にしてたまるかぁ!」



そこに無事到着したラッキーwith ヒカリキュータマ。

ということでとりあえず使ってみよう!




【ヒカリキュータマ】

珍妙な見た目のキュータマ。ブラスターにセットするための台座が2つついているようにお見受けしますが…。



《タイヨウシシレッド》

「シャイニングスター! タイヨウ!シシレッド!!」

ラッキーがヒカリキュータマのSUNモードで変身する戦士。

見た目はシシレッドの高等部に赤いトゲトゲが付いたもの。見た目はちょっとダサゲフンゲフン個性的です。

「テラシタイヨウ!」で光り輝くことができ、ラプターが彼を空へと引っ張り上げたことで一帯を照らす=影を無くすことに成功。つまり、シャイドスの能力を封じることに成功。


さらにこのフォームに変身すると、変身者のテンションが上がります。

そして、金ぴかのバランスも。

光り輝いてボディービルダーみたいなポージングをとったうえで目にも止まらぬパンチを披露。


「ゴル!ゴルゴルゴルゴルゴルゴル!」

やめなさい。小野さんの声でそれはやめなさい。ダイヤモンドが砕けちゃう。


さらにそのノリでラッキーをぶん回してモライマーズへと投げ飛ばし、ラッキーは単身でモライマーズを破壊。

無事にドームも破壊され、人々はすでにとっぷりと日が暮れたチキュウへと放り出されたのであった。



《シシレッドムーン》

「ムーディースター……シシレッド、ムーン」

ラッキーが着地したはずみに天地がひっくり返ったヒカリキュータマ。そうはならんやろ!なっとるやろがい!!

ヒカリキュータマのMOONモードで変身する戦士。

見た目はシシレッドの高等部に黄色い三日月が付いたもの。こちらも見た目はちょっとダサゲフンゲフン個性的です。


このフォームに変身すると、変身者のテンションがムーディーなものになります。

紳士的な、一切の無駄のない立ち振る舞いがかっこいい。しかしこの紳士的ムーブはさらに上位のものがこの先登場しますからね。耐えようね、私。

そしてこのフォームに影響を受けるのは狼のガル。

月光を浴び、背筋も伸びて綺麗に立ったガルは、「アン、ドゥ、トロワ」という掛け声とともにシャイドスに攻撃。

最後はラッキーのタイヨウ・ムーンクラッシュで皆既日食のエフェクトと共にシャイドスを倒したのでした。



巨大戦では合流した司令とともにガル・バランスがリュウテイオーで出撃。

見事なコンビネーションで勝利したのでした。


「なになに?仲良くなったの?」

「オッキューで~す」

「ウ~ン…ドカナ~」


ノリノリでバランスの真似をしているガルと、微妙に素直になれていないバランスが可愛い。




帰還後、みんなで打ち上げ。

お菓子をつまみながら互いを見直した!と相手の良いところを言ったり、お互いにヒカリキュータマの影響下にあった時の話をしたり。心の距離も物理的距離も近づいた2人を仲良く見守る仲間たち……

と、その隣で「楽しそう……」と不安げな顔を浮かべるナーガ。なんだその切ない顔は。BN推しの皆さま息してますか??



さらに、ラシンバンキュータマもようやく復活。

リュウコツキュウタマの回収に向けて動き出したのでした。




【以下雑記】

というわけで、戦隊恒例の「肉体派と頭脳派で仲よくなろうイベント」回でした!



ガルって要はラッキーに惚れ込んで加入したタイプの人なので、最初の他のメンツとの軋轢が結構大きめなのよねぇ。

ハミィともそうだし、バランスともそうだし。

というかガルがそもそもかなりピュアなので、裏の顔があるタイプとの相性が悪いんだろうな。

さらにバランスは基本的に周りに無頓着なタイプなので特に相性が悪い。ガルの悪口もほいほいと聞き流せたのは別件の作業中だったとかもありそうですが、それ以前に彼が他人から悪口を言われて反応するほど他人に興味があるタイプじゃないからなんじゃないかなーと思う。

ただ2人とも根が悪人じゃないし、心を開いた相手にはきちんと素直に向かい合えるから、仲よくなればそこからは早いって感じでしたね。

改めて書き起こすとガルもバランスもなかなか良い性格しているよね本当。嫌な感じしないのはひとえに二人三脚でキャラを作り上げてくださっているスーツアクターさん&声優さんのおかげよ。



そして今回見終わってからもう1回確認しまして、やっぱり、と思いましたね。

脚本荒川先生でしたか。毛利先生ではないだろうなーと思ったので。

毛利先生と温度感はそんなに変わらないのですが、なまじほとんどのテンションが変わらないだけに、ほんの少しの違和感がすごく大きく感じる。

例えば、今まで特に相性が悪そうなガル・バランスが急にギスギスしていたり、バランスが急にですます調で話し始めたり。

ただ喧嘩している雰囲気(ガルが一方的に突っかかって、それを適当にいなすバランス)は特に違和感ないのよな。難しいな。



ここからは他のメンバーの話を。



まずはラッキー。今回は完全にギャグに全振り。

最初に吹っ飛ばされた先では民家の庭で干されていた布団にダイブ。

よっしゃラッキーしたのもつかの間、上から女性陣が降って来てその下敷きになりました。それでも怪我しなくてラッキー…と言っております。気絶しちゃったけど。

その後も懲りずに悪口を言いまくり、ギリギリ川に落ちずに済んで喜んだ次の瞬間に「卑怯者!」と叫んでまた飛ばされ、

その墜落地点では、思わず口走りそうになった自分の口を慌てて手で押さえたものの、小さい声で「根暗野郎」と呟いて吹っ飛ばされました。

もはやここまでくると楽しんでません?



続いて司令。こっちもギャグに全振り。通常運転だね。

音信不通の仲間たちのもとに駆け付けるためにリュウボイジャーで出撃。

ハミィが掘り進めていた穴から侵入しようとし、……

穴に詰まってにっちもさっちもいかなくなっていました。何してんだ司令!!

最終的にはなんとかジリジリ前進したらしく、無事に頭だけ穴から出すことに成功。ロボ戦までにはなんとか脱出に成功しました。めっちゃ瓦礫飛び散ってたけど、あの辺のお家無事かな。



そしてリベリオン本部。

チャンプは未だ検査中。付き添いのスティンガーは責任を感じてか憔悴しきっており、小太郎は「見ていられない」とこぼしています。

彼らが帰ってくるのはもう少し後のお話。今回唯一のシリアスシーンでしたが、シリアスパートの重さが尋常じゃない。



バランス。

眼だけじゃなくて口も光るよ。あとぷらぷらしてるのちょっと可愛いな~って私も思ってるよ。

今回さらっと解禁していますが、彼の能力の中に「自分が見たものをいつでも正確に再生できる」というのがあるようです。

楽しかった思い出とか反芻していたら嬉しいな……。誕生日パーティーのあと、ベッドに潜ってからもう1回今日の出来事を再生してふふふ…ってなりながら眠りにつくバランス見たくないですか?私は見たい。



スパーダ。

本日お留守番組でしたが、冒頭ではラシンバンキュータマのメンテナンスを、中盤では操縦席にて地上組との交信をやっています。

この作品、全員得手不得手があるのでメカニック系はBN団のお仕事になりがちですが、最低限のことは全員できるっぽいのが大変良いです。今回のスパーダさんもメカ系のお仕事さらっとこなしててかっこよかった。



そして最後の乾杯から始まる打ち上げシーン。

今回やったことって1つの地区解放なので、1年近くある今作の中では何気ない日常枠に入る出来事。

それでも1つの地区を解放できたんだから、しっかり心の底から喜んでみんなで御馳走を食べようってなる、その彼らの温かさが私はタマらなく好きです。




次回:襲来!スペーススクワッド!!

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