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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

16話 父ツムジはスーパー忍者!?

父の日である。

いい話だ……




【あらすじ】

今回の晦爺さん。敵アジトに潜入することを思いつきました。

しかし、今まで道場の場所が敵方に判明したことは無いようです。好天爺ちゃんが目くらましでもしてるのか…


ひとまずジュッカラゲに尾行させ、場所を探る。

もしジュッカラゲがしくじっても、本命であるカサバケを使えばよい。

そのターゲットはまさかのパパ:旋風さんである。




【妖怪カサバケ】

旋風の万年筆+からかさおばけの妖怪。


カサバケは漢字変換すると「傘化け」。なるほど。

割と有名な妖怪だと思っていたのだけれど、Japan Knowledgeさんでどう調べても引っかからない。表記ゆれがかなりあるからかもしれない…。「骨唐傘」が引っかかったけど、「鳥のような姿」と書いてあって(デジタル大辞泉プラス)、私が思ってるのと違う気がする。

ちなみに私は「唐傘お化け」派です。「傘化け」は初めて聞いたのでお恥ずかしながら最初全く変換できなかった



能力としては、「雨を降らせる」「傘に化ける」「飛行」「インク弾」「相手に書いた文字の内容を具現化」と、傘と万年筆を上手いこと組み合わせた能力でした。

1個1個が脅威と言うわけじゃないけど、盛ってる数なら過去の怪人でもトップクラスになるんじゃないかね


なかなか剽軽な性格で見ていて楽しいやつでした。

なんというか、語尾が「カサ」なのもあって、カサワルドですと言われても信じそうだもん




【伊賀崎旋風】

天晴風花兄妹の父親。非戦闘要員。

晦に目を付けられた彼。なぜなら忍術が使えないから。



旋風さんはもとは「天才」とまで呼ばれた忍者。

その名前に違わず、竜巻の術を得意としていた。

が、風花と同じくらいの年齢で唐突に術が使えなくなる。

今でも全く使えないわけではないけれど、風車が軽く回る程度のそよ風が吹くだけ。

このシーンで一瞬、某RPGのパロドラマの金色ほくろの魔法使いがどや顔で私の頭の中に降りてきました、呼んでねぇ。


忍術が使えなくなった理由は本人も分かっていないみたいだし、忍者の道にも心残りはあるらしいですが、それよりも自分が使えないせいで子供たちにキツい思いをさせていることのほうが引っかかっている様子。

本当にいいパパだ…。


それにしても、十分な能力を持っていた人間が突然技を使えなくなるとは考えづらい。

一番ストレートに考えられるのは、伊賀崎家に出入りしていた可能性の高い九衛門がなんらかの手段で盗んでいったこと。

(改めて考えれば九衛門は旧道場の場所を知っていたわけだよね。結論ありきの話ではあるけれど、12秒で爆破させたのは失敗だったね…)

もしそうでなければ次点で怪しいのが好天爺ちゃん。旋風に力が無いこともなんか逸らかしてたし、何か知ってるんじゃないかな。好天が悪いことをしないと信じたいので、どこかに一時的に力を移すことで息子を守ろうとした/大事なものを守る力とした、あたりであってほしいな



さて、本編に戻って。

尾行されまくっている旋風を守りつつ、尾行してくる敵を蹴散らすための作戦。

簡単に言うと、「旋風も強い忍者だと思わせる」。

旋風の動きに合わせて、物陰から5人でサポートする術である。


このシーン、前話の予告でちらっと映ってたので、“旋風が忍術を使うふりして子供たちでサポート”という内容はなんとなく読めていたのだけど。

忍術が唯一使えないパパを気持ちよくさせてあげよう作戦!だったら後味悪いかもな…と思っていたので、そうじゃなかった事は素直に嬉しいです。


ちなみに、旋風が完全に楽しくなっちゃって竜巻を起こそうとしたため、急遽キンジさんが召喚されました。

快く協力しちゃうキンジ。そういうところだぞお前。なんで刺客やってんだ?



途中までうまくいっていましたが、想定外だったのは思ったよりもカサバケが強かったこと。


そもそも、「お父さん下がってて」になってしまうのがやっぱりつらいものがある。

息子の「熱いじゃん」という言葉を思い出し、ピンチになった子供たちの元に駆け付けるも戦力にならないのは変わりない。

足手まといだし、子供たちからも「逃げて」と押される始末。子供たちに無理させたくない気持ちと、実際そこにいるだけで邪魔になってしまう事実の間に板挟みになっている旋風さんの何とも言えない顔が苦しい。



逃げようとしたが、踏みとどまった旋風。


「俺だって…俺だって、ラストニンジャの息子だ!!」


渾身の、竜巻の術。

出た。しかも2回。


1回はカサバケを遠くまで吹き飛ばし、2回目は天晴と共にトドメを刺すことに貢献。

おもわず体の力が抜けてしまう旋風さんと、褒めたたえる天晴と風花。



しかし奇跡は長くは続かない。

お家に戻ると使えなくなってました。

というか、出なかったから良いものの、ほんとに竜巻を起こすなら室内でやっちゃだめでしょう、どう考えても。3つ目の道場を作ろうとするんじゃない。


いつも通り不法侵入したキンジは、あの時は「家族を想う力」が奇跡を起こしたのではないかと分析しております。



ちなみに父の日のプレゼントは新しい万年筆でした。

一緒に買い物に行く伊賀崎一家。なんだか優しくてあったかい終わり方でした。




【以下雑記】

🦊居間の囲炉裏の周りには座布団が。全部は見えないのですが、明らかに色が全員分のカラーあります。メイン5人分、全員自分たちの色を使っている様子ですが、案の定座らない八雲くん。けど、旋風さんが立ったあとの座布団には平気で座ってました。あと、ラストのシーンでも珍しく正座してます。どうした?

🦊ここ最近日曜日は矢柴さんにめっちゃお世話になっているのですが、朝は正体不明のパパだし、夜は嫌味な貴族なのでなんかもうギャップがすごい。こういう役のほうが似合う気がするんだけど。(それゆえに悪役が良い感じに見えるのも分かってはいるんだ、頭では…)


🦊旋風さんの術。戦闘シーン見てて気になったし、ラストシーンの台詞と巻き戻しコマ送りで確認してほぼ確信した。

2回の竜巻の術、間違いなくキンジが出してます。

そもそも、「親子三代ニンジャ」の話を立ち聞きしてしまった彼のシーンを活かす場所がラストシーンだけだとちょっと薄い気がしたのと、お命頂戴せずに普通に団欒に入ってきたのも違和感あった。

なにより竜巻の術のシーンが怪しかったのでよく見てみた所、

1回目の術のときは全員が呆気に取られて空か旋風を見ている中、一人冷静に剣を手に取り、

2回目の術のときは旋風が術を出すと発言したのに合わせて左手を手裏剣のところにやっているのがギリギリ見切れてます。

“伊賀崎一家の仲の良さを知ったキンジが、彼らのために陰ながら力を貸した”という筋書きの方が、今回の話が全体的に綺麗に見える気がする。

それを一切(視聴者にさえ)言わない演出がニクい。

本当になんで刺客やってんのよお前さん




次回:遂に決着…?

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