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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

16話 ジューマンをさがせ

今後の布石がいっぱい




【あらすじ】

新たなリーダーは結局誕生しなかった。

しかし、それを気にする素振りも見せないジニス様。


相変わらずバチバチするリーダーを制止し、個人的に作戦を実行する。



「ちょっとナリアに頼みごとをしたのでね」




【デスガリアン】

《マントール》

今回のプレイヤー。ナリアが派遣。

明らかにモチーフは闘牛の怪人。腕についた赤いマントでくるんだモノや人をワープさせることができる。

そのマントを自分にも応用して、ワープしつつ戦うのが得意。


お声は日野さん。実は結構頻繁にスーパー戦隊に怪人枠で出ていらっしゃる印象。

(そして真っ当にかっこいい系の怪人は少ないイメージもある。)


明らかにナリアちゃんに恋するオトコノコでもある。彼女のために粉骨砕身働く。

巨大戦の断末魔は「ナリアーーー!!!」。


「……なぜマントールは私の名前を最後に呼んだのでしょう?」


彼は泣いても良いと思う。



《ナリア》

ジニス様に言われて出撃。

マントールを引き連れて行ったことは、ジューマン捜索。


とはいえ、ジューマンとそうでないモノとの区別がつかなかったため、とりあえず動物っぽいやつは全員強制拉致。別の所で機械を使って検査して見分けるという手段を取る。普通に無駄があるな。

拉致したのは動物の着ぐるみを着ていた人たちや、猫耳のメイドなど。後の椎名ナオキ先生もいるじゃないですか。



そしてその中に1人、牛のコスプレをした男がおりまして……。




【森真理夫】

頼れるおじさん。

今回は牛に扮装。ライオン役のレオを相手に散々格闘した後、そのままの恰好で町に出て行く。


傍から見れば完全に変質者だが、それを見送るジューマンたちにすれば、得体の知れない人たちを急に家に迎え入れてくれた優しいおじさんである。



そんな彼が捕まった。

彼が落としていったしっぽを見つけたうえ、「牛のおじさんが連れ去られていた」という目撃情報からそれを確信した5人。


途端に焦りだす大和。

仲間たちの落ち着けという制止も聞かないまま走り出そうとする。明らかに狼狽しているし、ちょっと見たこともないくらいの混乱っぷりにこっちが落ち着かない。

大和、間違いなく家族がらみで二重三重に拗れてるんだよな



ここで回想タイム。


小さい頃の大和は、現在は住居としているアトリエ森を避難所にしていたらしい。

ある日も、父親と喧嘩して家を飛び出し、森邸に逃げてきた。

何も聞かず、ホットミルクを飲ませてくれ、今晩はここに泊まっていけとまで言ってくれる。きちんと家に連絡を自分から入れてくれることもちゃんと伝えてくれるのが「ちゃんとした大人」って感じだ。

自分の持っている動物の写真コレクションを見せたり、動物の話を聞かせてくれたりと、大和が動物学者になる土台を作ったのは間違いなくおじさんでしょう。



「寂しい時は、いつだってそばにいてくれた。一番尊敬してる、大切な家族なんだ」


そう訴える大和に、そう思っているのは自分たちも同じであり、だからこそ落ち着いておじさんを探さなくてはならないと諭す4人。

仲間たちの話を聞いて落ち着いた大和。



彼が思いついたのは囮作戦。

おじさんのコスプレコレクションの中からニワトリセットを拝借。公園でニワトリのふりをしてマントールをおびき寄せる。

そのあまりのガチっぷりに思わずレオも

「ニワトリしてるぜ……」

とコメント。血のつながりってすごい(多分そうじゃない)。


案の定現れたマントール。

大和を攫って逃走。

檻に入れられた大和はキューブイーグルを使って仲間たちに場所を報せた後、脱出しておじさん達の救出を試みる。



脱出した大和が目にしたのは、ゲームに使えないというだけの理由で殺されそうになっていた、おじさん以下人間の皆さま。

おじさんは、足蹴にされた他人を助けつつナリアに立ち向かったせいで、いの一番に標的にされていたところだった。


「遊びで命を弄ぶな!」

「ブラッドゲームを否定することは、ジニス様に逆らうも同じ。この星の下等生物ごときが!」

「生き物に、下等も上等もねぇんだよ!……この星を、なめるなよ」


この台詞もおじさん由来でしたか。



慌てて飛び出した大和。

おじさんたちを救い、逃げるように指示。

その後、合流した仲間たちと共にマントールと戦闘。

ワープする相手に苦戦するが、相手がワープする先が自分たちの死角だと気づいたことでマントの破壊に成功。

巨大戦でも相手の剣裁きを持ち前の視力で見切って防ぎきり、勝利したのでした。



帰宅後。

やたらテンションの高いおじさん。


「ジュウオウイーグルって、知ってる?!」

 「知らないの?!人々を守る、赤い鷲だよ。」

 「彼こそが、真実の鷲かもしれないな」


どうやら、鷲=大和だということには気づいていないらしい。

ひとまず胸をなでおろす5人でした。




【ジニス】

戦闘後。

帰還したナリアは、3人しか捕まえて来られなかった、とジニスに謝罪。

彼女の今回の目的はジューマンを確保してジニスの作戦に利用するためだったという。

捕まえたのはワニ・狼・サイの3人。よくもまああんなガバガバ作戦で3人も捕まえたもんだ。意外とジューマンって身近にいるのかもしれない。



ジニスとナリアの目の前には。今回の作戦で捕縛され、天井から吊り下げられる3人。

そして、上裸の「囚われの男」。



「それでは、楽しいゲームの準備にとりかかろうか」



手に持った四角い箱から何やらエネルギーが放出。

ジューマンたちからはエネルギーらしきものが男の体内へと流れ込み……。




【以下雑記】

🦅おじさん回!作中ではまだ親戚関係が明らかになっていないので、念のため平仮名表記しております。

🦅今回強調されていたのは大和の中に占めるおじさんの割合の大きさ。「動物好き」、「決め台詞」、そしてきっと生来お人よしなところもおじさん譲りなんだろうなと。

どう考えても「父親<<<(超えられない壁)<<<おじさん」。なお母親はずっと空気。

小さい頃母親と死別or離婚→父親とうまくいかない→おじさんを頼るようになり今に至る

ってところじゃないかしらね


🦅おじさんはまだ気づいてない……と思っていいんだろうか。ただ、言動を見ている限り勘がいい方なので気づくのは多分早い。あともし気づいたとしてもジューマンたちの気持ちを汲んで黙っていてくれている気がする。だからカミングアウトの時に優しく笑って「知ってたよ」と言われても驚かないと思う。

🦅というか多分知ったらめっちゃ興味持ってキャッキャしてくれるだけだと思うな。


🦅大和と別行動する仲間たち。レオが一番心配しているのが、「大和の暴走」なの、よく彼の事を見ているなと


🦅色気と余裕では他の追随を許さない系ラスボスジニス様。いつ見ても惚れ惚れしてしまう。そして歩いているところを見る度に「お、おぉ…」と思ってしまう自分がいる。




次回:この人知ってる!体育座りのお兄さんだ!!悪ぶってる!!!

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