16話 打倒MのParadox
- _ ぬぺ
- 2022年6月17日
- 読了時間: 5分
医療=ゲームだということを忘れてはならない。
【Story】
仮面ライダーパラドクスの登場と、永夢の感染判明によって混乱が引き起こされたCR。
ニコのゲーム病を治すべく、あちこちで医者たちが動いていた。
【西馬ニコ】
フリーダムガール。
入院していた病室は、彼女の持ち込んだ荷物によってファンシーになっておりました。風船はともかく、いくつか大事そうな機材にステッカー貼ってあるのは大丈夫なのか。多分大丈夫ではない。
永夢の治療を頑なに拒むニコ。
最初は全く心当たりがなく、飛彩に当たっていた永夢でしたが、最終的には思い当たったようです。本人が思い出せて良かった…。
なお、その間永夢を釣る囮のためにニコを回収した大我。
「お前の入院先はここじゃないだろ?」という台詞と共にニコのもとへ。シチュエーションをちょっといじれば、乙女ゲーの攻略キャラの再登場シーンである。
「迎えに来てくれたんだ」と笑う彼女の顔を見たときの大我の顔よ。
取り返しのつかない事態になったことを察知した顔でした。可哀想に。
ニコの正体はやはりゲーマー。ハンドルネームは「天才ゲーマーN」。
6年前(永夢高校生、ニコ小学生)の時に全国大会で永夢に敗北したのがおそらく最初で最後の接点。
それからもゲームを続け、今では年収1億を超えるプロゲーマーとして活動中。そうか、放映していた頃に「プロ」としてのゲーマーの存在が一般に認知されるようになってきたんだっけ。
それからという物、勝ち続けてきた彼女の唯一の黒歴史が、Mに敗北したこと。
前回の話が事実なら、Mは6年前を機に勉強に集中しているので、ニコからしたら立派な勝ち逃げだったわけだ。
それゆえに、Mを潰すことを妙に重視している
どういうルートかは不明だが、永夢が現在ライダーとして戦っていることをかぎつけたニコ。
現状、彼女は他のライダーと同様に変身して戦い、Mに勝つことを目標としている。
そんな彼女を真正面から叱りつけたのは大我。
「これはただのゲームじゃない。俺たちは遊びでやってるんじゃねえんだよ!」
「俺もあいつも、1つしかない命張って必死に戦ってるんだ」
改めて思い返せば、大我は同僚(?)には厳しいけど、患者には優しいよな。
前回の永夢の扱い然り、頭も回るし、患者を前にした時の振る舞いは心得ている感じはある。
今回のニコを囮にするあたり、やっぱり医療倫理を叩きこみなおすか、滝行に連れていくかすべきと言う私の意見は変わっていませんが。
やけを起こしたニコ。
そこで駆け込むのがゲーセン、しかもMに負けた格ゲーというのが流石である。
その上治療を拒むニコを、敵と交戦する大我たちの元に連れていく明日那。
「その目で確かめて。あなたを治療するために、彼らが命がけのゲームをやってるってこと!」
患者を連れて行くのってありなんや……とちょっと思ったけど。
ニコ、全体的に世間知らずのお嬢さんって感じはするし、実際に見ないと分からないタイプだったのは事実っぽいな。
ようやく大我の言った意味が分かったニコ。
モップを手に持って駆け出し、そのまま大我に加勢。
流石に全く戦力にはなりませんでしたが、大我とニコの心境を変えるには十分だった様子。
「大我!そんなやつに負けんな!!」
「馬鹿野郎!お前に言われなくても負けねえよ」
戦闘終了後。
無事にゲーム病が治ったニコ。大我と共に永夢にもう何度目か分からない宣戦布告をして帰っていきました。
番組開始後初の、永夢が笑顔にできなかった患者さんです。
しかも、大我にこの先もついていくと決めた様子。「主治医」って呼んでるし。
あとラストシーンの2人の掛け合い、空気感が完全に夫婦漫才なのよな。
総じて、登場から今回までの彼女の印象は
悪い子ではないが決して良い子でもない、箱入り我儘お嬢様
という感じ。
行動の根本にすさまじい悪意や企みがあるわけではない。
特に今回の大我に対してキレていた一連の流れは圧倒的に彼女が正しいと思う。一方的に利用されていたら誰だって腹立たしくもなる。
ただ、言葉がキツいしすぐ暴力に訴えるし、直情的なので嫌なやつに感じる場面が多い。正直、割と辟易とするシーンも多い。(実在しないキャラでこういうタイプの子には鈍感な自信があったんだけどなあ)
今回、「12歳からゲーマーとして活躍」という話を聞いてあーなるほど、と。
割とキツめの言葉が飛び交う世界に小さい頃から身を置いていたわけだし、
当時から賞金を稼いでいたなら早い段階で経済的に自立していたはず。
友人相手にも、ちょっと偉そうな態度をしても許されるステータスを持っていたままこの歳まで育ったとすれば割と納得。
それにしたって幼くないかというツッコミはあるけど。
総じていうなら、大我と波長が合うタイプな気がする。
【檀黎斗】
パラドと一枚岩ではないのは薄々察していましたが、今回はその溝が決定的になってきました
黎斗はガシャットを回収したい。
そのためには何だってするし、現に今回は飛彩のガシャットを一式回収。
特に永夢は無断でゲームを作った=自分の世界を乱した人間なので完全に目の敵。
一方のパラドは、ゲームを楽しみたい。
特に最高のゲーム:仮面ライダークロニクルにはプレイヤーとして参加予定。
そのためには自分の実力に見合った敵が欲しい。永夢はその条件に当てはまるため、倒したくない。
永夢と程よく遊ぶのが今の目的。
というか、黎斗がパラドと一緒にいることのメリットがもう無くない?
もちろん、手足は多いに越したことは無いけれど、今はパラドもいうことを聞いてないわけだし、早めにポイした方が黎斗的には動きやすいこともあるのではないかと言う気がする。それでも手元に置いておく理由とは?
【以下雑記】
🎮永夢の治療を試みる飛彩。まずは分離から…なのだがなかなか簡単にはいかない。特に、「永夢に悟られたらアウト」なのがかなり厳しい縛りプレイになっている。
🎮永夢になんだかんだ絆されつつある先輩たち。口を滑らせそうになる飛彩と、宣戦布告しながらも永夢を気遣うような言葉をかける大我。2人とも性格がいまだにひん曲がっていますがすこしは関係が軟化してきた気がする。それと同時に「永夢には言ってはいけない秘密」を抱え込ませるんだから脚本に容赦がない。
次回:🍔🍟
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