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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

15話 海の惑星ベラの救世主

真の救世主、ここに推参!




【あらすじ】

無事に復活したラシンバンキュータマ

残り2つのキュータマの所在も分かったところで、彼らが向かうことにしたのはホ座系の惑星ベラ。

なぜなら、ハミィちゃんが綺麗なビーチで有名なベラで遊びたい、と主張したから。ラプターも妄想でそれにのっかり、男性陣を押し切る形でベラへと向かう。


いざ、キュータマ探しの旅へ!




【ハミィ】

押しの強めな今時ギャル。……が。


「これでも子供の頃は引っ込み思案だったんだから」



さて、無事にベラへと乗り込んだ一行でしたが、目の前に広がっていたのは澱んだ海と汚れた砂浜。さらに襲い来るジャークマター。

がちしょんぼり沈没丸になったり、激おこぷんぷん丸になったりしつつ、ハミィたちがたどり着いたのはベラの住民たちの集落。


このベラには救世主がいた。

海の彼方から語りかける救世主は、雷の力でジャークマターを掃討してくれる。ベラの住民はとれた魚を救世主に納める。

素朴な狩猟民族の暮らし、といった趣ですが実態は違う。


救世主の正体はこの地区を支配するダイカーン:ゴネーシ

モライマーズは海中に隠されている。

「救世主」としての彼の姿はゴネーシが頭部のみを水上に出してさながらネッシーのようになった姿を、スモークを使って巨大化したように見えていただけ。

敵を追い払うのも自作自演。よく見たら襲ってきたインダベーもみんな無事で歩いて帰ってるの細かい。

住民によって、自分たちの食事を返上して集められた魚は彼らのBBQの食材となって海を汚している。

救世主を騙った侵略者、それがゴネーシである。



先にゴネーシを見つけていたキュウレンジャーたちはその事情を察し、空中からのラプター&水中からのスパーダの偵察で事実確認。


さらにもう一人、状況を知っている子がいた。

ベラの住民:マァサ

彼女もまたゴネーシを見ており、「救世主」の正体に勘付いていた。

それに気づいたゴネーシは「救世主」としてマァサを生贄にして差し出すように命じる。

慌てて割り込んだハミィとラッキーだったが、ゴネーシは彼らのことも海を汚した犯人だと糾弾。

しかもこのタイミングでナーガが彼らの本来の目的はベラの民の宝であるホキュータマだと言ってしまったもんだからさらに事情がこじれてしまい、村人から武器を向けられたため、一旦キュウレンジャーは(ナーガを除いて)撤退。



逃げた先でマァサから事情を聞きだしたキュウレンジャー。

それをもとにハミィはひとつの作戦を思いつく。それにはマァサの協力が必要不可欠だったが、彼女は自分には無理だ、と逃げてしまう。


逃げたマァサを追ったハミィ。

他の村人の前で何も言えなかった彼女を見て、「私の子どもの頃を見ているみたい」と自分の話をゆっくり始める。


先ほど仲間の前でも言っていた通り、もとは引っ込み思案だったハミィは、基本的に1人で過ごしていた。

ある日、村にジャークマターが攻めてきた。それを目撃したのは自分だけ。

自分が伝えないことにはどうにもならない、と勇気を振り絞ってジャークマターが来たことを報せた。

おかげで先手を打つことができ、村のみんなも助かった。


「今村を救えるのは、マァサしかいないんだよ。私たちもついてる。だから、やってみよう!」



ハミィの説得でようやくマァサが頷く。

ということで作戦開始。

ローブを被ったハミィ・ラッキーが生贄としたマァサを差し出す。そこに出てきたゴネーシを、空からラプターが、海からスパーダが叩いて正体を暴くという作戦。

そこにおそらく追加されたのが、マァサが村人たちに自分の知っていることを伝える機会。


思い切ってみんなに語りかけるが口籠ってしまう彼女に、ハミィは語りかける。


「いい?『できない』って思ってるのは、マァサだけだよ。私は、マァサができるって信じてる。だから、勇気をだして。」


もう一度頷いて、マァサは叫ぶ。


👧「私正体を見た!みんな騙されてるの。救世主様は海を汚した悪いやつなの!」


そのタイミングでラプターとスパーダがそれぞれ動き、ゴネーシが浜に打ち上げられる。ビーチでビッチビチ。

村人たちも事実を知って驚愕の面もち。


「この村と、この海は、私たちが守る!」

偽の救世主の正体を暴き、人々を守るように立って、「究極の救世主」という名乗りを上げる。あまりにもかっこいい。これが本物の救世主なんだよ。これはついていきたくなる。好き。



その後の戦闘も難なくクリア。

巨大戦も、ゴネーシもろともモライマーズを爆破するという強硬手段に打って出ました。



無事に敵を打ち倒した本物の救世主。

ベラの民からはお礼としてホキュータマを貰いました。残るキュータマは1つ。




【スティンガー】

Vシネの激重内容を終えたスティンガーとチャンプ。

情報収集の末、今サソリ座系カローがチキュウに来ていることを知る。

カローはその出身者がなることが多い。つまり、このカローがスコルピオである可能性は高い。


ということでモライマーズに乗り込んだ2人。

彼らを出迎えたのは1人の怪人。


「俺だ。俺の声を忘れたか?スティンガー。」

「……兄貴?」



ということで、ここからは蠍兄弟編に突入です。




【以下雑記】

ということでハミィちゃん回でした。


引っ込み思案だった彼女が変われた話。

作中ではあんまり重要視されていませんでしたが、彼女を何より救ったのは、「自分の言葉を信じてもらえるのか」と不安に思っていた彼女の言葉をすぐに信じてくれたお師匠さんの態度でしょう。

もちろん勇気を振り絞って話をした、という成功体験もあるでしょうが。

1人のハミィちゃんをずっと気にかけている師匠は間違いなくとても素敵な師匠なのでしょう。


だからこそマァサにきちんと向き合おうとする彼女の姿がまぶしい。

「人にやってもらって嬉しかったこと」をきちんとできるってすごいことだよ。



そんな惑星ベラですが……改めて見るとちょっとモヤモヤしたものが残りますね。

彼らの信仰上ある程度仕方が無い部分もあるのでしょうが、「救世主」という、いわば自分の上位存在に盲目的すぎる。

それ以上に気になるのが実はキュウレンジャーに対する謝罪が一言も無いんですよね。お礼はあるけど。

それと…女性がいないのよね。狩猟と信仰の場だからなのか、それにしてはマァサが来たことに関してのお咎めが無い気がするし……。まあこの辺はあまり考察しても意味は無いのですが。



今回の可愛いランキング1位は間違いなくナーガ。

救世主を信仰する地元の人に混じっていつの間にか着替えて一緒に儀式に参加。

一番言っちゃいけないタイミングでキュウレンジャーの目的をぶちまけ、

何を思ったか自ら生贄に志願。

さらに最後には「ありがとうキュウレンジャー」と完全に村人ポジションにおちついてスパーダに連れ戻されるというド天然っぷりを発揮。なにしてるの貴方。


ただこれ、改めて考えると…そういうことだよな。

ナーガって一貫して「信じやすい」タイプなんですよ。

完全に「自分の言うことを聞いてくれるし便利能力持ってるし」という動機で声をかけたバランスを信用してついて行き、救世主を信じ、……

他人が行ったことを割とすんなり受け入れてしまう。それがナーガ。だからああなる。嗚呼。




次回:一旦深呼吸してから見ようね

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