14話 We're 仮面ライダー!
- _ ぬぺ
- 2022年6月10日
- 読了時間: 6分
良い回と不穏回を一度に持ってくるのやめようよ、視聴者の精神がもたない
【Story】
すい臓がんに侵されると同時にゲーム病にも感染した白河一樹。
すい臓がん。
文字通り、膵臓にできる癌。症状が出にくいため早期発見が難しいのが特徴の1つ。
主な症状は「腹痛、食欲不振、腹部膨満感(おなかが張る感じ)、黄疸、腰や背中の痛みなど」だそうで、いやそれは気づけないわ…。単に疲れてる時の症状やん。
診断数は人口10万人に対して33.5例、死亡率は29.4人(男性はさらにちょっと高め)。
5年相対生存率は8.5%とかなり低め。
(ちなみに全ての癌を平均すると生存率は64.1%。すい臓がんの次に生存率が低いのが胆管・胆嚢癌の24.5%です)
外科手術で切除可能なのは、Ⅱ期まで。具体的に言うと、癌がリンパ節に転移していない、もしくは転移していても3個までの状態。一番進行しているのはⅣ期だそうで、そうなると切除は不能らしい。「結構進んでる」と言ってもマックスまでは行っていなかった模様。
今回行われたのは「幽門輪温存(ゆうもんりんおんぞん)膵頭十二指腸切除術」。舌噛みちぎりそう。
膵臓・十二指腸・胆管・胆嚢すべてを切除する手術。
以上参考サイト:がん情報サービス(国立がん研究センター)
自分のことは放っておいて欲しい、と言う彼の本心は「また健康になりたい」。
その根拠として永夢が挙げたのは、バグスターが執拗に飛彩を狙っているという事実。
天才外科医である飛彩が手術できなくなれば、白河が助かる見込みは低くなる。
それがストレスになっていることこそが彼が本当は手術で癌から回復したいという本心があるという証拠になる。
永夢、まだまだひよっこだなあと思うシーンはまだまだありますが、この辺の細かいところを見て判断して、という点に関してはずば抜けていると思う。
患者を笑顔にするために行っている心の砕きようが生半可ではない。
勿論、最初は断る飛彩。
だって、これは患者の問題。最終的にどうするかは患者が決めること。
圧倒的に正しい。
そんな飛彩を焚きつける永夢。
自分の経歴に傷がつくのが怖いのか、とのこと。それにガッツリ乗っちゃう飛彩も飛彩だけどな。
個人的にはここで飛彩に挑発に乗らせつつも、患者の前ではきちんと「手術できます」と言うに留めたのは良かったと思っている。今回、患者が医者だったこともあって、「手術の難しさを理解している故に、後輩を気遣って手術を言い出せなかった」にしているのもヘイト管理が上手い。
(この辺上手く扱わないと、ただのインフォームドコンセントできてない病院になってしまうので)
この流れを作るために一番スマートな患者の設定だったと思う。
永夢はゲーム病のオペのために戦場へ。
飛彩は癌切除の為に手術室へ。
異例のW手術の開幕です。
【宝生永夢】
前回分裂したお兄さん。
ニコの登場によって、ちょっぴり過去が見えるようになる。
(ニコ、完全にゲーム上での付き合いだと思っていたのだけど、もしかして直接会ったことあるのか…?)
彼は元はMのように強気なタイプではなかった様子。
一人称は「僕」で、もう少しなよっとした子だったみたいです。ただ、あんな行動力の化身っぽい雰囲気のニコちゃんの言うことなので若干盛られている可能性は考慮したの方が良い気がする。
そんな中、新しいガシャットでの変身である。
「マイティ! ブラザーズ!2人で1人!マイティ!ブラザーズ!2人でビクトリー!エーックス!」
ちっこい方。こっちがレベルX。
こちらは普通に1人。キャラ選択は右側。
《ダブルアクションゲーマーレベルXX》
「ダブルアップ!俺がお前で!お前が俺で!ウィーアー!マイティ!マイティ!ブラザーズ!ダブルエーックス!」
問題の分裂フォーム。
モチーフとなるゲームは実在しないゲーム。前々回、永夢の回想でチラリと見えた落書きと思われる。
つまり、「マイティアクションX」をもとに少年が考えた二次創作の具現化。それは原作サイドに怒られるのは致し方ないのかもしれない。
二者が対象になるように作られたデザインが特徴。
カラーリングはオレンジと青。マイティに続いて補色でのデザイン。攻め攻めである。少年永夢くん、センス有りすぎんか?
肩を合わせる決めポーズもかっこいい。
ただ、XからXXになる時のCGが地味に気持ち悪くて笑っちゃった。
ブラザーズだし年齢は、と一瞬思ったけど、英語のbrotherって年齢の上下は無かったことを思い出して軽く舌を巻いた。この2人に上下の別は無いんだろうな
一応、名前がついているみたいです。
オレンジの方は「R」。
一人称は「俺」、強気でゲーム好き。変身者はおそらくM。
青い方は「L」。
一人称は「僕」、気弱で患者第一。変身者はおそらく永夢。
使用武器はガシャコンキースラッシャー。
ブレード・アックス・ガンの3種類の使用が可能。この作品、武器が派手派手で見てて楽しい。
なおこのフォーム、変身解除後に永夢が激しい頭痛に襲われて気絶するのが難点。
まあ、身体的にむちゃくちゃやっているからね…。
流石にそれを不審に思った大我。ニコから得た情報も併せて、永夢の分析に出る。
気絶した永夢から血液を回収して独自に分析。
結果はまあ、予想の範囲内と言えば確かにそう。
バグスターウイルス、陽性反応が出ました。
と言うわけで、彼が患者であるのは確定。(知ってたけどね!宝生永夢ゥ!ネタのせいでな!!!)
依然としていつ・どうやって感染したのは不明だけれど。
こうなってみると、パラド=永夢のバグスター説は捨てた方が良いのかな…?
前回の仮説なら2番目が順当な気がする。
今までの話をかき集めて一番自然な説明は
16年前、永夢が事故にあって手術を受け入院
檀黎斗(当時14歳)接触、ゲーム病感染
永夢のバグスターMが誕生(=ゲーム病発症?)。 何らかの理由で表層化せず、「ゲームをする時にだけ現れる第二の人格」として活動
マイティブラザーズによって永夢から分離、その副作用として永夢にも被害
といったところか
永夢のウイルスだけ表層化していないのは、多分進化前だからで説明がつく。
もしバグスターウイルスが檀親子のどちらかが作ったものなら、とりあえず感染させたものの思ったようにいかず、そのあとゼロ・デイまでの間に試行錯誤してレベルアップさせ、バグスターが生まれるようにした、なんてありそう。
ニコと永夢の出会いは少なくとも3より前。
ゲーム病に感染してから発症するまでの間に結構時間差があることも黎斗が言及しているので、2のあとのことも十分考えられるけど、ここはヒントが少なすぎて分からん。
ただそうなると、パラドの説明がつかないのが困った。
彼は
🎮バグスターである
🎮永夢に妙に詳しいし、固執している
という特性から今まで永夢のバグスター説を推してたんだけど…。
実はバグスター2体抱えてたりする?
【以下雑記】
🎮この作品、OPのリニューアルがかなり細やか。嬉しいけど貴利矢さん戻せよ。無人のカット映すのやめよーよ。
🎮冒頭、ガラス窓に張り付くポッピー。しっかり指紋が付かないように配慮してて笑ってしまった
🎮自称ゲームマスター:黎斗。この人、二次創作禁止するパターンの制作者だわ。自分の天才っぷりを誇示するのに邪魔な要素は徹底的に排除するという強い意志を感じる。
🎮バクソウバイク。ガシャットは形見として永夢が持っているため使用可能。使うとバイクが出てくる。ちなみに貴利矢ではない証拠に、目が無いデザインになってます。
🎮手術の成功を伝えた後ににっこり笑う飛彩さん。レ、レアショット…!!!
次回:fifteenの聞き間違いですよね、え、fifty…???
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