14話 おどる!宇宙竜宮城!
- _ ぬぺ
- 2023年3月30日
- 読了時間: 12分
全力シリアスも全力コメディも行ける、それがキュウレンジャー
【あらすじ】
今回の敵はダイカーン:ユーテルジャン。
治めている区域の人間の贅沢を厳しく禁じるという王道な圧政を敷く。しかしその「贅沢」の基準が恋人とのクレープデート(しかも罰則対象は男性のみと既にやや伏線)、ちょっとしたお洒落、回転寿司での金の皿とあまりにも低い。服は単価が高いからやや例外ですが、残り2つに関しては1000円でもおつりがくると思うんですけど。
そんな彼が好きなのはもちろん「贅沢」。
宇宙竜宮城という移動式宴会施設に通っては飲み会に興じるのが趣味という。
今回のキュウレンジャーのミッションは、ユーテルジャンを倒し、彼によって牢獄に送られた人々を助け出す事。
そんな中。
約1名、あまりにもアンラッキーであることに落ち込む男がいた。
【ガル】
ラッキー大好きっ子。
彼の最近の悩みはあまりにもアンラッキーなこと。
キューレットで一向にキュータマが出ない。遂には先日のラッキーの方がまだマシだと言われ、ブリッジの端っこで真っ白に燃え尽きる。
しかし今回の出撃メンバーは6人と多め。
そのうえ何人か離脱しているため、そもそもキュータマの数が少ない。
これはいつも以上に出撃できる確率が高い。
が、真っ白に燃え尽きている彼は完全に落ち込み気味。やることなす事アンラッキーラッキーと被るの可愛い。
●「今回は外れた方がいいガル……」
●「何言ってんだよ!危険な作戦を成功させて、ガルがアンラッキーな男なんかじゃないって、証明しようぜ!」
●「……よし!分かった!やってやろうじゃけぇ!!」
分かりやすく声がワントーン上がっているガル。可愛いなぁもう。
ということでキューレット・ザ・チャンス!
最初に実動部隊に選ばれたのはラッキー&スパーダ。喜ぶラッキーを諫めるスパーダ。それを見て気を遣わなくてもいい、と言いつつも体も声もプルップルなガル。
陽動部隊として選ばれたのは順にハミィ、BN団。当たって申し訳なさそうな3人。
そしてみんなが「ガルのが出てくれ…!」と祈るなか、無事に青いキュータマが出現。難敵を倒した時にかかるBGMとともにめちゃくちゃ喜ぶみんな。君たち仲良しだな!!可愛い!!好き!!!
いざ出陣!
陽動部隊がそれぞれ変装して従業員として潜入。ユーテルジャンを接待し、彼が持っているリモコンを操作。最終的に牢屋の鍵を解除、実動部隊が救出すればクリアとなる。
メイド服が似合っているハミィ。首からのぞくモフモフが可愛すぎるガル。普段の立ち姿も相まってイケメン度が爆上がりしているナーガ。スーツだろうがなんだろうがぴょんこぴょんこ跳ねてお宝にしか目が行っていないバランス。みんな似合っている。
4人とも無事に宴会場に潜入。
ユーテルジャンは早々にハミィを横に座らせるが、スタッフさんによってハミィは別の部屋へ。
●「なんだかつまんないジャン!」
ということで残った男性陣での接待がスタート。
まずはオムライスを持ったバランスが登場。
可愛らしいユーテルジャンがケチャップで描かれたオムライスを前に、
●「美味しくなぁれ」(低音)
●「美味しくなぁれ」(真顔)
●「野郎どものおまじないなんて、贅沢感000ジャァン?!寧ろ帰りたくなってくるジャァン」
男女問題以前に全く美味しくならなさそうなおまじないでした。
機嫌が悪くなっていくユーテルジャン。なんとかおだてないと…!とオリオン号に残った2人も策を講じる。
●「あのユーテルジャン、想像以上に贅沢好きなようですし!」
●「ようで…すし……?寿司!!」
ということで司令によってウオキュータマが送られる。これで寿司を握ってもてなせ、ということである。
しかしここにスパーダは不在。誰一人寿司など握れない。
とりあえずキュータマを使ったものの、珍妙な深海魚みたいな代物が召喚される。ピチピチいってるそれをキャッチしたガル、その勢いに負けてユーテルジャンへダイブ。
偶然の産物を活かしてリモコンのボタンをポチッとな。■
……落とし穴のボタンでした。
ちょうどスパーダとラッキーが走っていた真下に穴が開き、2人は落下。入り口にまで戻されてしまいました。どうなってんだこの施設。
●「ちゃんとハートを掴んで楽しませないと!」
●「ハート?……ハート、ハート、鳩!!」
ということでハトキュータマが送られます。
●「それいけポッポー!!」
これで手品を披露しろとのこと。
バランスがシルクハットを被って登場し手品を披露、裏でナーガが操作して鳩召喚……の予定だったが失敗。
英語だろうがフランス語だろうが出ないものは出ない。
狼狽えるバランス、笑ってごまかそうとするガル。
わたわたした結果、バラバラッと音を立てて落ちてきたのは、ゴム製と思しき鳩のフィギュア。リアリティも無いし、映像を見る限り中が空洞っぽく、安っぽさしか感じない一品。これを見つけてきた小道具さんに拍手を。
そして静まり返る宴会場。
●「……クルッ。クルッ。ポー。クルッ。クルッ。ポー。……おひとついかが?」(cv.小野友樹)
迫真の鳩真似でもダメでした。声優さんってすごいね!!(思考放棄)
もう一度ナーガがキュータマを使ったところ、大量の紙吹雪が出現。0か100かしかないのかこのキュータマは。
そしてこの混乱の中、2度目のボタンをポチッとな。■
……落とし穴のボタンでした。
ちょうどスパーダとラッキーが走っていた真下に穴が開き、2人は落下。入り口にまで戻されてしまいました。さっき見た。回数を重ねる度に着地(?)の仕方が滅茶苦茶になっていく2人。ラッキーの手足の長さがこれでもかと発揮されています。
●「みなさん、結果的に司令に踊らされてる気が……」
●「踊らされてる…?踊らされてる!!そうだ!踊りだ!鯛や鮃の舞い踊りで、楽しませるんだ!」
●「私の言葉で勝手に閃くのやめてください!!」
ということでめちゃくちゃな司令官によってコトキュータマが送られる。
和風アレンジの効いたキュータマダンシング!である。大人しめだけどこのアレンジ結構好きだな。
●「なんでよ!男の踊りなんてぜんっぜん贅沢じゃないジャン!!」
帰ろうとするユーテルジャン。
慌てて駆け寄るガルだったが、直前で足を派手に捻って転倒、結果としてユーテルジャンを押し倒す形になる。
これ幸いと3度目のボタンをポチッとな。■
……落とし穴のボタンでした。
ちょうどスパーダとラッキーが走っていた真下に穴が開き、2人は落下。流石に学習した2人。突っ張って耐えたものの、まさかの上から金盥が落下。耐えきれず入り口にまで戻されてしまいました。一周回って楽しくなってきたラッキーです。こういうポジティブシンキングが運を呼ぶんだよな!!
ここでようやくラプター気づいた。
ユーテルジャンがそもそも機嫌が悪くなったのは、ハミィが別室に連れ去られたあとの話。
そのあとも度々男しか自分をもてなしてくれない現状に文句を垂れている。
●「もしかして、ただ単に女の子が好きなだけなんじゃ?」
●「女の子…女の子!」
こっちの司令も女好きみたいなリアクションになっちゃってる。軽い事故だよもう。
ということで送られたのはオトメキュータマ。
これを使ったガル。なんと乙姫様の姿になりました。ご丁寧なことに変身シークエンス付き。ウインクもあるよ!昴さんまでノリノリだよ!!
ということで、結った髪の毛に羽衣、雑なつけまつげに赤いリップという濃すぎる容貌の乙姫様が爆誕。
●「ガルを女の子にしてどうするんですかぁぁぁぁ!!!!」
●「だって~~ユーテルジャンが女の子好きって言うからぁぁ~~~!」
●「それにしたってぇ!!」
●「意外と可愛いよ!!!」
ブチギレて全部の音に濁点が付いているラプターと、なされるがままの司令。
●「……やっぱり俺は、宇宙一アンラッキーなんだ」
ここに来てガルの心が折れた。その格好で折れられてもこっちはどんな顔して見たらいいのか分からない。
自分が一族で唯一生き残った不運な人間であることを思い出し、自分は本来ここにいてはいけない人間だと思い詰める。
そんな状況を変えたのは、まさかの敵だった。
●「……惚れたジャン!俺様と!くるりんぱで!踊ってくれジャン!!」
ユーテルジャンのストライクゾーンが想定をはるかに超える広さだったのである。
キラキラエフェクトとともに舞い踊るユーテルジャンと振り回されるガル乙姫。
それを見守る事しかできないBN団。
そのタイミングでちょうどラッキーとスパーダが牢獄へとたどりついた報せが入る。
ガルにとってリモコンはすぐそこ。残されたのはラッキーの赤と、ガルの青。
間違えられない選択を前に尻込みしてしまうガル。
●「自分で俺に言ったじゃねぇか!」
『俺たちは、お前の運を信じ続ける!だから、もう一度お前の運を試してみんかい!』
●「今度は俺じゃなく、ガルが自分の運を試してみる番だ!」
これでようやく踏ん切りがついたガル。
ダンスのキラキラエフェクトのままリモコンを奪い取り、
●「俺の運、試してやるガル!」
今までアンラッキーだった自分の色のボタンをポチッとな。■
無事に鍵の開錠に成功し、作戦は成功。
任務が成功した陽動部隊は正体を明かして戦闘開始。実動部隊と合流してユーテルジャンに挑む。
●「偶然惚れた相手がキュウレンジャー、しかも狼男だったなんて!俺様どんだけ運が悪いんジャン……」
●「運が悪いなら、自分の力で運をつかみ取る!そうじゃろ、ラッキー!」
ということでバトル開始。
今回の変身エフェクトはちゃめちゃにかっこいい。アクションも遊び心があって楽しいです。
モライマーズが出撃したことでBN団は司令と共にリュウテイオーで離脱。
途中、モライマーズが竜宮城を盾にしたものの、その頃には残っていたハミィが一般人全員を避難させていたので、躊躇なく竜宮城ごとぶっ飛ばしました。
地上に残ったラッキー・スパーダ・ガルはユーテルジャンと勝負。
●「ちょっと待った!その前に言っておくことがあるジャン?!俺様と付き合ってぇぇ!!」
●「……ごめんなさいガル!」
恋は儚いものである。(爆炎を見ながら)
無事に帰還した一行。
竜宮城脱出のどさくさに紛れてしっかり玉手箱を回収したバランス。
玉手箱の名前を聞いて、年を取っちゃうと避難する一同。
煙をモロに浴びたバランスでしたが……
●「なんだか僕、400歳になった気がする!超アゲポヨウェイ!!」
●「おめでとう、バランス」
●「サンキューで~す!!誕生日増えちゃった!!」
以前は誕生日とはなんぞ??だったナーガが自らおめでとうが言えたことに成長を感じる。無感情直立やったやったジャンプが癖になるね。
ガルはというと、自分の運を信じて青いボタンを押したことで、自分に自信がついたみたいです。
みんなに女装のことを弄られつつも楽しそうなガルさんでした。
【以下雑記】
ということでガル回兼はちゃめちゃシリアス回でした!!最高!!!
ガルのアンラッキーって、(本人が気づいているか否かは不明ですが)ラッキーと同質なものなんですよね。
根本的に運がいいわけじゃないけど、その運の悪さによって実はプラスなことも起こっている。何度もリモコンのボタン押せてたりね。
ラッキーと何が違うかっていうと、そのほんの少しのラッキーに目を向けられるかどうかということ。まあ向けられないのが普通の人間だとは思います。ラッキーがすごすぎるだけ。
でも今回それに気づけたガルは間違いなくこれからは「ラッキーな男」です。そもそもラッキー大好きわんこなガルさんなので、これからますますラッキーな男になってくれるでしょう。
そしてここでも光るキャスティング。
スーアクさんはベテランの竹内さん。人外じみた動きをさせれば右に出る人はいないイメージ。常に腰を曲げたガルの立ち姿はもちろん、アクションの時の獣感とでもいうのでしょうか。暴れ散らかす感じが最高にかっこいい。普段は可愛いわんこなのに、アクション始まった瞬間まごうこと無き狼、「ビーストスター」になるのが良い。
さらにお声の中井さんが……良い(噛みしめ)
基本的にかっこいい低音なお方なのですが、その中に圧倒的に愛嬌があるのですよ。
こんなにもかっこいいのにびっくりするくらい可愛いお声、それが中井さん。今回はそんなお声の可愛さとかっこよさがフルに活かされていた気がします。好き。
今回の舞台は宇宙竜宮城。
室内の撮影は源泉湯の宿松乃井さん。宴会場の写真(3枚目)も確認できます。ラストにハミィが避難させていた青い顔の方は支配人様だそうです。支配人の顔を青く塗ったんかい。
外観は聖天宮。孔子廟とかその辺に連なる施設だろうかと思っていたらまさかの成立が平成7年とつい最近。平成になってもなおお告げによって誕生するお宮があることに驚いております。一応道教の施設みたいですね。
そんな宇宙竜宮城の広告塔を務めるのはホシ★ミナト。
「夢の都で大豪遊 ぜいたくヘブン宇宙竜宮城」
という一度聴いたら忘れられないキャッチーなメロディが特徴。
それにしたって、こう改めて見ると、「ジャークマターの幹部たちもお忍びで利用しているそうです」という台詞と共にホシ★ミナトを映すのさぁ……。
「竜宮城」ということで話題に上がっていたのは民話『浦島太郎』。
司令が「鯛や鮃の舞い踊り」と発言していたり、玉手箱を見た仲間たちがビビっていたり、おそらく『浦島太郎』は宇宙規模で有名なお話。やはり大統領の影響かしら。
コメディ回にそこまで考察しても無駄?それはそう。
さて、潜入した仲間たちが移動中に一瞬だけカメラに映っている男がおります。メイドさんに「すみませんお客様」と言われている成金然とした姿の男。
「海賊戦隊ゴーカイジャー」からまさかの出演。怪人ジェラシットでございます。
ゴーカイジャーの敵組織:宇宙帝国ザンギャックの行動隊長(今週の怪人枠)。
彼が出演した回はカーレンジャーゲスト回ということでだいたい察してほしい。
お声は櫻井孝宏さんです。個人的に東映三大どうしてその扱いなの声優さんのひとり。残り2人は穏やかよりマスコット担当の鈴木達央さんと、へっぽこ怪人がほとんどの鳥海浩輔さんです。五大になるとラジレンのお二人が入ってきます。異論は認める。
ザンギャックの女幹部と学生時代の同級生であり、現在まで一方的に片想いをこじらせている男。
しかしカーレンジャーからのゲスト:陣内恭介に彼女が惚れてしまったことにより名前の通りジェラシーが爆発。すったもんだの大騒ぎを繰り返し、最終的には巨大化したうえで学生時代からの思いの丈を彼女にぶつけるも玉砕。声に惚れ込んでシチュCD買うくらいの人の「アイラブユー」を聞いてキュンどころか腹抱えて笑うとかいうあまりにもレアすぎる経験をしました。
そのままゴーカイジャーから必殺技をうけるも、ちょっとフラフラするな~くらいの傷で幹部たちのもとに帰還。
そして誰もが忘れたくても忘れられないタイミングでまさかの再登場。
なんとあのあとザンギャックには不要と見なされゴミ捨て場に捨てられていました。仮にも敵の攻撃を耐え抜いた男なのに。
さらにそのあと公園で見かけたたこ焼き屋の店主に拾われて彼のペット化。とってこいとかされてた記憶ある。
その後ペットからたこ焼き屋の弟子へと昇格しようとするが、たこ焼き屋の母親に反対されて失敗。
しかしめげなかった彼は最終的になぜかその母親と駆け落ち。そのまま田舎の旅館に勤めつつ、子どもができる。は???
その後何がどうなってそうなったか、ゴーカイジャーとギャバンの映画に登場。
さらにゴーカイvsゴバス映画にも登場。ちなみに私はいつかこれを見るまでは死ねないので。ジェラシットとJとSTA☆MENだぞ。見ない理由がない。
更にジュウオウのスピンオフにも登場。ここまで来ると本当に分からない。
極めつけはルパパトキュウ。まさかの息子:ジェラタロウが登場。なお声帯もスーツも使いまわし。ゴーカイ時空の人間がなぜキュウレン時空に?という謎をここで回収するんじゃない。そもそも回収もできてない。これに関しては演じている役に関する解像度の高さに(私の中で)定評のある中の人が「よく分からない」と仰っているので考えても無駄です。
以上ジェラシットの紹介でした。これ以上書くとネタバレになるか半年近く溜め込んだ呪詛になるかの2択なのでそろそろ切りますね。
かなり端折ってますが嘘は何ひとつ書いておりません。本当なんだって。信じて。
ゴーカイジャーはいいぞ、見てね。
次回:バカンスだ~!!
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