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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

13話 燃えよ!ニンジャ大運動会

唐突な運動会!そして唐突な伏線!!

そんな感じだけど立派な凪&キンジ回だよ!!




【あらすじ】

迷えるキンジ。衝撃の事実を聞かされる彼の裏では、暇を持て余した天晴によって運動会の参加が決まり、牙鬼軍団も新たな動きを見せていた。

文字に起こすとカオスである。



《忍者運動会》

街で配られていたビラに書かれていた文言である。

そもそもこの世界では「忍者」は「ニンジャ」表記が正しいとされている(おそらく爺ちゃんのこだわりだが、ニンニンジャー関連の表記は原則カタカナ)うえに、本来は忍ぶものとされる忍者を大々的に公表している時点で気づいてほしかった。


忍者たちに集まってもらい、その腕を競う運動会。

今回の参加者は、伊賀崎流と三角流(黒)・軒犬流(茶)・白羽流(黒+白ハチマキ)の三家。

ちなみにこの三家に関しては調べても何もヒットしなかったのですがどういう理屈で命名されたんだろうか…。


第一種目:ツリーフラッグ

木の上にある旗を最初に取った方が勝ち。

途中には罠もいくつかありますので、一言で言えば障害物競走。

ツタを使った移動の際、天晴がでかい声で「ア~アア~~」って言うのが解釈一致過ぎて笑ってしまった

天晴八雲が出場して天晴が優勝。


第二種目:大玉転がし

洞窟の中を大玉を転がしながら走るレース。

赤い玉を天晴八雲が、緑の玉を風花の3人が担当。

途中大きな岩に追われるというトラップがあったものの、刺客を上手く使って回避。

赤玉が1位、緑玉が2位でフィニッシュ。


お昼休みのお弁当を挟んで、

第三種目:障害物競走~三人四脚~

八雲・風花が出場。

第一種目と内容若干被ってるじゃないかとか突っ込んでも良いのかな



そんなよく分からん山中のイベントですが、企画したのは牙鬼軍団。

九衛門くんにも激しく突っ込まれておりますが、デビュー戦がそれで良いんだろうか。

バレたことをきっかけに、最後の種目は第三種目に参加予定だった面々を人質に取ったうえでの妖怪との三人四脚バトルに発展。

もう一度確認したいんだが、晦殿は本当にこれがデビュー戦で良かったのだろうか。




【松尾凪】

ちと影の薄い彼のことが時に心配になるのですが…。

彼の役割は霞とはまた別のベクトルのバランサーなのかもしれない。


はみんなの動きを見たうえで、乱れている所を突いてバランスをとるタイプ。

その突き方が時にかなり痛そうなのはさておき…。

1を100にする役割。


は、そもそもの下地を整えてくれるタイプ。

0の状態を1にする役割。



今回も、1人言動がおかしいキンジを気にかけて声をかけ、そのおかげで彼の過去を聞き出すことに成功。

さらに、いとこたちの好みを把握して気を利かせるのを自然にやってのけるあたり、良い子すぎるのがよく分かる。


肝心の三人四脚でも真ん中を買って出たうえで、他2人の呼吸を合わせることに成功。それ以外の掛け声もしっかりしていて、周りの事を把握するのが上手いらしいことも察せられる。

この子、他が濃すぎるだけなんだよね……。




【キンジ・タキガワ】

前回、九衛門に関する衝撃の事実を聞かされた彼。

自分は彼のようにはならないと主張するも、現在ニンニンジャーを襲撃するどころか家政婦になっていることを指摘されて、己を律しなおす。


ニンニンジャーたちには改めて宣戦布告し、エプロンを手放す。

忍者がどろんした後にフリルと金ぴかのエプロンが転がってる図、わけわからなくて面白いな



凪に話したのは家族の事。

タキガワ家は代々妖怪ハンターの血筋。

なんでアメリカに妖怪ハンターの血筋があって、その人たちは日本語話せなくて、カウボーイの恰好をしてるの??そこの説明はないの?考えたら負け?


写真に写っていたのは彼の父と兄。

うーん祖父・父ではなかったか…。


2人はハンターとしての仕事中に命を落としてしまい、それから1人で大人になったというキンジ。

ゆえに、ニンニンジャーたちの「家族の繋がり」というものが今一つピンと来ていないそう。

やっぱり家族はもういない系で来たか。思ったよりもカミングアウトが軽かったけども…。


この感じからするに、ニンニンジャーたちのなかに家族のぬくもりを感じたり、彼らに家族の1人として見てもらえたりする時点で正式加入という所かな?

キンジが弟子になるということとどう向き合っていくのかあたりにかかっている気がする。



運動会を経て、改めて自分の甘さに気づいたキンジ。

本当の意味で甘さを捨てる決意をしました。伊賀崎家で。めっちゃくつろぎながら。

だめだ。彼、圧倒的に刺客に向いていない。




【牙鬼軍団】

こちらもにぎやかになってまいりました



《妖怪ヤマワラワ》

スポーツシューズ+山童の妖怪。

足が速いのが取り柄である。それだけが取り柄の様子。

今回の働きも、ジュッカラゲの人形を使った三人四脚(1人)で頑張っただけ。しかも儲けてるので実は足も大して速くない。

本人も言う通り、登場から退場までの最速記録を更新して散っていきました。


山童とは。

正しい読みは「やまわろ」。(日本国語大辞典では「やまわらわ」で引くと「やまわろ」に飛ばされます)

熊本の妖怪であり、猿みたいであるとも、秋に山に入ったカッパとも言われる。

(日本国語大辞典より)



《晦正影》

2人目の幹部。家老にして軍師(公式サイトより)

お声は中尾隆聖さん。もう勝てない。


好天爺ちゃんの忠告通り、今までのようにぶん殴ってくるだけであった蛾眉雷蔵のように一筋縄ではいかなさそうな相手。

今回も自ら戦地に赴いて指揮をとっていました。

ただ、割と他人の名前はどうでもいいらしい。誰だよ八衛門て。



晦とは「月籠り」とも書き、月が雲って隠れることや、陰暦の最終日を指す言葉。(日本国語大辞典、大漢和辞典より)

まだ幹部系は4人目なのにもう直接的には月の名を冠しないやつを持ってきたんか…

今までが幻月(月が暈によって2つに見える現象)、十六夜(満月の翌日の月)、蛾眉(三日月)と割と直接的に月を指し示す言葉だったもんで。


能面は翁面。

正確には白色尉(はくしきじょう)と思われる。正月にしか上演されない『翁』という演目で使用。(公益社団法人 能楽協会より)



なによりも特筆すべきは、彼の最後の発言。


「十六夜などと言う小姓、我が軍にはおらぬ」


ほう…?

今までも散々怪しい怪しいと言ってきましたがここでかなり怪しいカードが切られましたね


十六夜九衛門を名乗り(現状本名かどうかすら不明)、

好天に弟子入りを志願して比較的真面目に忍術を学ぶも挫折し、

小姓であると偽って幻月復活のために奔走する


彼のことが全く分からない、それこそ狐に化かされているような気持ち。

一貫性がないんだよね、行動に…。




次回:風花回?

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