top of page
検索
  • 執筆者の写真_ ぬぺ

13話 山頂の目撃者

ハイキングに行こう!




【あらすじ】

森邸にお客さんがやってきた。

なんと鳥男を見たという女の子が、わざわざ会いに来てくれたという。

というわけで、目撃情報を頼りに山登りをすることとなりました。




【ノボリゾン】

チームアザルド所属。「登り損」というあんまりなネーミング。


彼は斧岩山の頂上で、ドリルをせっせと打ち込んでいるところだった。

山の頂上で気色を眺めながら立ち作業。近年まれに見る地味怪人である。

しかしこれが成功すれば、山の植物が一斉に枯れるらしい。


すごいっちゃすごいのだが、あんまり華が無いと言いますか。

目標が「星の生態系の破壊」であるデスガリアンの皆様なら、この後多分世界中の山を回って全部にあの機械打ち込むのかなー……と思うと、まあ気が遠くなりそうだわ。

ジニス様もあんまりノッてないみたいだし。クバルさんもけちょんけちょんにしてますし。


しかも1回に時間がかかるため、アザルド本人も出陣。共に山に潜伏し、数々の罠を仕掛けて待機。

無駄しかない。




【レオ】

女好きの本日の主役。

買い物当番でも気にせず離脱し、町中の女の子をナンパして回るフリーダムボーイ。


確かライオンってハーレム作るよね?

雄は大きくなったら自動的に群れを追い出されて雌を探しまくり(場合によっては既存の群れを乗っ取る奴もいるはず)、自分から猛アタックをしかけないといけない。

多分、彼の性格はその辺の動物学的なところからも来てるんじゃないだろうか。



で、彼らが帰宅した先にいたのが今回のゲスト:五十嵐百合

演じるのは乃木坂の井上さん。確かにあの透明感は乃木坂だわ…。


レオ、ひとめぼれ。


大和が話している横から割って入り、近づき…。最終的にはセラに引っ張って行かれました。よくやった、セラ。



五十嵐百合は登山サークルに入っている。

斧岩山に登ったところ、不審な男を見たという。

しかし、そのあとジュウオウジャーが配っているチラシを見て鳥男だと判明。彼らに連絡を取った…という流れ。



そんなわけでやってきました、斧岩山。

山頂324mの山。頂上にはお社と斧の形の岩がある。

地図によれば、神社や山もあり、自然も豊かな場所である。登山道も整備されていて、良い登山スポットらしい。



百合の案内で登ることになった一行。

百合にアピールしたいレオは、荷物を持つと申し出たり、断られたら彼女ごとおんぶして走り出したり。

格好つけたいのか何も考えていないのか、登山ルートを外れた道で頂上を目指す。


彼女がサークルに入るほど登山好きだから、登山のノウハウはあるはずだ、とか、

山の危険性は知っているはずだ、とか、

歩くところまで楽しむのが登山だ、とか、

そういうところまで発想が無いのがいかにもレオくんである。



仲間たちとはぐれたことを心配する彼女の声に対しても、疲れたのか!と謎の解釈をしていったん休憩。



⛰「大和さんとは、どういうご関係なんですか?」

「あいつは俺たちの命の恩人なんだ」

⛰「ふ~ん、かっこいいですね! 大和さん、か…もっとお話ししてみたいなぁ!」


レオ、ようやく気付いた。好感度の矢印が明らかに

レオ→百合→大和

の一方通行であることに。


「百合!大和と話す前に、もっと俺と……!」



しかし、そこでトラップが発動。

大和が駆けつけて助けてくれたものの、それを呼び水にめちゃくちゃな罠が発動。

レオはこの事態が自分のせいだとでもいうのかとお怒り。やんわり否定する大和くんの横で、まっすぐな目で深々と頷く百合ちゃんがツボ。



命からがら逃げだしたところで、遅れて来ていたアムたちから一方が入る。

この罠を仕掛けたのはデスガリアンであり、頂上にはプレイヤーがいる、と。


流石に百合を巻き込むわけにはいかない。

かといって、登山ルートから外れたここで彼女とハイ解散と言うわけにも行かず。


レオの目に入ったのは、大和の袖を握りしめる百合と、その手を包み込む大和。


「安心しろ。百合は大和がちゃんと守ってくれっから」

 「デスガリアンは俺に任せろ」


細かいのだけれど、ここで彼女と目線を合わせるレオが好きだ。

ここまでのレオ・百合の会話シーンって、

🦁最初の森邸(レオの距離が近すぎ)

🦁山の中移動中(おんぶしているのであんまり顔が見えない)

🦁山の中(身長差や立っている・座っているの関係で目線が合いづらい)

という感じで、意図的かどうか分からないのだけれど、適切な距離・目線で話せていない。

ここでようやくレオがちゃんと「相手の為」を第一に行動できた証なんだと思う。



単身、山頂を目指すレオ。

持ち前の身体能力の高さで罠をものともせず走り抜け、多少の汚れはあるものの無事に到達。

しかしノボリゾンにかなわず、崖から突き落とされてしまう。



遅れて山頂にたどり着いた大和。

(ちゃんとふもとまで百合を送り届けてから来たとか言ってんだから彼も相当人間離れしているんだが…。)


自分の力不足を嘆くレオ。


「なんもできねぇな」

 「百合のことも、百合が好きだってこの山も、俺じゃ守ってやれねぇ。」

 「お前ならきっと……頼む」


土下座してまで頼み込むレオに対して大和は、自分がここまであっさり来られたのは、先行していたレオが罠を発動させたからであり、自分じゃここまで行かなかったであろうことを伝える。


「何もできなくなんかない。俺かお前、どっちかじゃなくて、俺とお前、2人で守ればいいだろ」



大和の言葉で立ち直ったレオ。再びノボリゾンに挑む。

自分が機械を抜くと豪語しながらノボリゾンにかじりつくも、やはり1人では無理があり。

そこに空から合流したのは大和。

レオがノボリゾンを抑えている間に大和がゴリラに覚醒して機械の破壊に成功。

そこに仲間たちも合流。

山頂、結構崖っぽいところのバトルでこっちは若干ハラハラしながらの戦闘は無事終了。



その後。

山頂に来たものの鳥男の姿はなく、徒労に終わってしまいました。

大和と百合の間にある良い感じの雰囲気を感じ取ったレオ。


「百合の幸せのために、俺は身を引く。おれが男の美学ってもんだ! だからもうお前ら付き合え!!」


キョトンとする大和。

確かに彼、色事には疎そうだよね。恋愛感情を全てただの好意としか認識できなさそう。



「百合ちゃんって大和くんのこと好きなの?」


男の熱い友情(?)をぶっ壊す勢いで質問を投げつけたアム。しかし、


⛰「うちで飼ってるインコに似てるから!」


そんなことだろうとは思ったけど思ったよりも斜め上の理由だった。

成人男性を見て「うちのインコみたい~😊」してたんかこの子は。間違いなく今一番ヤバい子はこの子だぞ。


その後は百合のインコの話で盛り上がりつつ、思わずうずくまった大和をインコとして愛でる会が開催されたのでした。

なんだこのオチ(困惑)




【キューブクマ】

新たなキューブアニマル。


もとは斧岩として山の頂上に埋まっていたもの。

山の名前として定着しているくらいだし、多分かなり昔からあるやつ。


ロボ戦中、剣を奪われたため咄嗟に大和が手に取ったところ、正体が判明。

もしかしたら鳥男も岩がアニマルだと気づいていたのかもしれない。


必殺技はクマアックス・ジュウオウインパクト



それにしてもこの山、トレードマークの斧岩が無くなったけど大丈夫なのかな。

なんなら、頂上のお社のご神体になっていた可能性もあるんだが、なんかもう色々大丈夫なのかな。




【以下雑記】

🦅今回別動隊だったセラ・タスク・アムの3名。途中で泥の罠に引っかかる。アムちゃんだけ無傷なの分かる。

🦅なお、タスクは足ばさみ→泥ダイブ→網のフルコース。完全に不憫枠である。


🦅百合・大和の初めましての時から目がらんらんとしているアム。細かい。

🦅そして勘違いでも一切悪びれないのが彼女らしいというかなんというか。


🦅レオが罠の中を駆けまわるシーンを見て、某鬼退治アニメを連想したのは私だけじゃないはず。




次回:銀行泥棒!

閲覧数:13回0件のコメント

関連記事

すべて表示

48話 地球は我が家さ

多くの生命が生きる惑星(ほし)、地球。 人間とジューマン。異なる種族が出会い、ひとつの群れが生まれた。 この惑星を守るために!! 【あらすじ】 満を持してラスボス戦の開幕。 ●「ここは地球!俺たちの庭だ!」 ●「おや、私にとっても庭同然だよ?...

47話 最後のゲーム

ラスボス、出陣。 【あらすじ】 プレイヤーをことごとく失ったジニス。遂に御自ら御出陣あそばすことに。 サジタリアークに備え付けられた矢を地球に銛のごとく打ち込み、そこに自分の細胞を注ぎこむ。何でもありだなジニス様の細胞。 果たしてジニスの細胞に、地球は耐えられるのか。...

46話 不死身の破壊神

「「「みんな、どこかで繋がってる」」」 【あらすじ】 「不死身の破壊神」として復活したアザルド。まずは彼を倒すことが最大の課題にして壁。 一方大和は親子関係に未だに傷を残したままで……。 【アザルド】 圧倒的な攻撃力と再生能力を持っている破壊神。...

Commentaires


bottom of page