12話 クリスマス 特別編 狙われた白銀のXmas!
- _ ぬぺ
- 2022年6月1日
- 読了時間: 7分
特別編、じゃねんだわ。
なあ。
【Story】
前半は前回の続き、周平くん編。
やはり彼の不機嫌の理由は、家に帰りたくないことだった。
実は彼の実家はケーキ屋さん。両親ともにパティシエの家庭でした。ちなみに店名は「Le Couple」フランス語で「カップル」の意。
きっと仲の良いご夫婦なんだろうな…。
で、これはパティシエの宿命ですが、クリスマスは年内で最も忙しい時期。
(私の頭のなかに居座っているドリアンのお姐さまが神妙な顔で頷いています)
周平はクリスマスになると両親が自分に構ってくれなくなることを不満に思っており、毎年この時期には何かしら家でトラブルを起こしていたらしい。
今年も近所の木に登って落ちたことが理由で骨折しており、母親も今年も構っての時期が来たなくらいにしか考えていなかった様子。
その話を聞いた永夢は実際にその木に登って確認。
木の上に置かれていたのは作りかけのクリスマスリース。
周平は、今年は迷惑をかける気はなかった。
ただ、両親を驚かそうとこっそり作業していただけ。
作っている途中に、材料になる柊が欲しくなって手を伸ばした際にバランスを崩して落下したという。
「大人に甘えっぱなしの子どもではないけれど、親には構ってもらいたいし、子供特有の危なっかしさもある」というキャラ造形がまあ立体的なんだわ。
事情を把握した永夢は、母親と連絡をとったうえで周平を引き合わせる。
ずっと寂しかったことを母親に伝えられたことで、ちょっぴり和解に踏み出せたようです。
正直に言うと、ここは納得してないよ。
両親は仕事を言い訳に我が子を蔑ろにしていたとしか思えないし、
その謝罪の仕方が「特製ケーキを作る」とかいう物で釣る手段に出たのは親として如何なものかと思う。
あとパティシエなのにケーキを地面に直置きするのはマジでどうなの?
けど、もうそんなことはどうでもいいんだ。こっちはそれどころじゃないから。
(もし今回これだけで終わっていたらもっと愚痴ってた気がするけど、これは全くもって本題じゃないんで次に行きますね)
ちなみに。今回はクリスマスということで大盤振る舞い。
戦闘中に期間限定のレアエナジーーアイテムが登場。その場に居合わせたエグゼイド・ブレイブ・ポッピーの3人でアイテムを使用してサンタさんの格好に変身。
特殊能力で雪が降りしきる中、ジングルベルを歌うポッピーに合わせてゲームクリアしました。メリークリスマス!!
東映、よくやるからなと思って調べてみましたところ、案の定。
この曲、音源化されてます。その名も「ピンプルペル」。
6月に発売される、「仮面ライダー 50th Anniversary SONG BEST BOX」にもしっかり収録されてます。どうして?
【ポッピーピポパポ】
公然の秘密だけど、念のため書いておこう。
ポッピーは、CRに設置されている筐体音ゲーのキャラクターである「ポッピーピポパポ」。
その正体は「ドレミファビート」のバグスターである。
仮野明日那という名も勿論偽名。
「仮のナース」から取ったものである。まんまだ。隠す気が全くない。
ちなみに本人はこれで行けると本気で思っていたみたいです。
こっからが本題ですね。
前半で楽しいことやれば後半何やっても良いと思ってんじゃないよ。
【檀黎斗】
現在、パラドと2人で新アジトで潜伏中。
彼がゲンムであることは衛生省にも既に連絡済み。
衛生省の調査によれば、今回の件に関して幻夢コーポレーションの社員は一切関係なしとのこと。やっぱり利益目当てじゃないのか…
彼らが作ろうとしているのは、「KAMEN RIDER CHRONICLE」。
前回の考察は特にまだ揺らいでないのですが、chronicleって年代記とかいう意味だからな…(weblio英和辞典参照)
未だ中身は不明。
そのために必要らしく、パラドは積極的にバグスターを収集中。
ちなみに現在のバグスターたちは飛彩の見解によると、ウイルスが変異した状態。それも踏まえて収集したいのかも。
《ゾンビゲーマーレベルⅩ》
「バグルアップ!」「デス・ザ・クライシス!デンジャラスゾンビ!」
一足飛びにレベルアップしたゲンムの新形態。
「死のデータ」を以て完成したガシャットと、今までは腕に装着する武器として用いていたガシャコンバグヴァイザーをベルトにしたバグルドライバーで変身。
モチーフはゾンビが登場するホラゲでしょう。
使用するだけで広範囲にゾンビと化したバグスターを召喚できるのが、伝染力を分かりやすく表現していて好きです。
単に強いのもあるけれど、ゾンビの名を冠しているだけあってタフ。
あと多分だけど、死なないよね、コイツ。
【九条貴利矢】
黎斗との戦闘後。永夢と会話。
やっぱり、彼の友人:藍原淳吾は事故死。
予想通り、取り乱して飛び出した後に事故にあって死亡したという。
だからこそ、バグスター誕生の原因を知りたい。
ようやく素直に話せたことで、永夢からの信頼を勝ち取った貴利矢。
なんでもいいけど永夢くんは「ごめんなさい」くらい言おうか。な??おん???
謎解き班の貴利矢は、単身で刑務所へ向かい、ある人物と対面。
その名は檀正宗。元幻夢コーポレーション社長。
現状私が彼について知っているのは、彼が黎斗のパパである事、彼が緑と黒のライダーになること、ラスボス(もしくはそれに準ずる存在)であること、中の人のキャラへの愛がすさまじいことです。
貴利矢は正宗と面会したうえで、彼が服役している本当の理由を聞き出す。
あれだけデカい会社の社長が逮捕されているのに誰も言及してないのも考えてみれば不自然だよね。しかも政府と協力関係にあるのも…。
結果、あることを知った貴利矢は、ライダーたちを呼び出す。
しかし、その場に最初に現れたのは黎斗。
新たなガシャットと引き換えに口止めを要求されるが、勿論貴利矢は拒否。
ガシャットを自分で使用しますが、そこは黎斗の方が一枚上手。
そもそもこのガシャットは普通には使えないように設計されている気がする。原因がドライバーの違いなのか、一度死んだはずの黎斗が使用しなかったせいなのかは現状断言できないけど。
使用しただけでゲージを残り数個まで追い込み、
さらに畳みかけるようにデンジャラスゾンビで攻撃して変身解除。
もはやライダーバトルというよりリンチだよ。
他の敵に邪魔されたせいで、永夢たちが駆けつけたときには時すでに遅し。
貴利矢の体は消える寸前。
貴利矢は自分の変身セットを永夢に託す。
「永夢。世界の…人類の運命は任せたぜ。忘れんなよ。お前が笑顔でいる限り、お前はお前だ。お前の運命は…永夢…お前が変えろ!」
正直に言うと、前回から急に貴利矢の総決算を始めたり、ネット上で散々クリスマスはやばいと言われているのを目にしていたりしていたので、驚きとかショックはそこまで無い。
心づもりはしていったので。
ただ、実際見ると違うな。
まだ12話なのになんで4号が離脱するのよ…しかも死亡で。
貴利矢の最期の言葉。
永夢の決め台詞を引用しつつ、彼の患者に対するスタンスを尊重しつつ、ここから彼に降りかかる災難を見越したうえでの台詞。
なんだかんだで、現状の永夢のことを誰よりも理解していたのかもしれない。
ここで気づくのは遅いだろうと言われれば本当にその通りで返す言葉もございませんが…。
あとは特撮王道の「遺体を回収するまで安心するな」を信じるしかない気がする。
いや目の前で消えたのは事実なんだけど、でも、さ??そう信じるしかないじゃん
彼が突き止めたことは謎のままですが、1つだけ視聴者のみに明かされているのは、16年前の手術の時点で黎斗と永夢に接点があったこと。
いやこれはマジで想定外。
割と多めに見積もっても、当時の黎斗って15歳くらいじゃない?やっと高校生になったくらいとかじゃないの?
幻夢コーポレーション御曹司とはいえ、まだ経営に関わってはいないだろうし。
一番考えられるのは、病室が一緒→永夢がもらったゲームにウイルス混入、とかかね
しっかりしている貴利矢のことだから、得た情報はなんらかの形で残してくれていると思っている。
【以下雑記】
🎮永夢の幼少期の話。1人時間をオリジナルゲームを考えて過ごしていたらしい。一瞬見えたイラストですが、次回予告に出てきた新フォームと同じ…?
🎮西馬ニコ。綺麗な黒髪にキリっとした顔立ちのキュートな女の子。服装はかなり派手目のポップ。あちこちについているマイティの缶バッジなんかがゲーマーであることを如実に示しています。こんな派手衣装なら多分変身できるわよ(ガバ判定)。
大我のもとに現れた彼女の依頼は、「Mを倒してほしい」。手で「M」を表現していたので、おそらく「永夢」の事は知らない。となると、今まで各大会でMに敗れてきたライバルってところだろうか。
あと、事情が事情とはいえ、多分今クリスマスに廃病院に放置されているので誰か早めに迎えに行ってあげて欲しい。ただその場合、多分割と面倒臭い感じで文句言ってくるので、お迎え担当は頑張ってほしい。
🎮クリスマスなのにこれである。放送日はドンピシャの25日。今作、あんまりクリスマス販促してなかった気がするね。
クリスマスの朝からこれ見せられたんか、この年は。すごいな。
しかもちびっこによっては、サンタさんにレーザーの変身セットをお願いしてた子いたんじゃないの…?
朝起きる→プレゼントだ~!→遊ぶ→ニチアサ→レーザー死亡
どういう感情で1日過ごすんだこれ…(困惑)
次回:局面が変わります
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