11話 Who’s 黒い仮面ライダー?
- _ ぬぺ
- 2022年5月31日
- 読了時間: 7分
誰も信用できません
【Story】
クリスマスを間近に控えた聖都大学附属病院。
院内はクリスマスの飾り付けがなされています。ちなみに今回は提供画面もクリスマス仕様。予告&次回分サムネで解禁されている、サンタ姿のエグゼイドが可愛い。
永夢は研修医期間ものこりわずか。時が経つのは早い。
今回の患者さんは山中周平。
足を骨折して入院。まだギプスと松葉杖は取れないものの、既に退院が決定している。
…が、クリスマス前に家に帰れるにも関わらず浮かぬ顔の周平。
おそらく、お母様の美奈子さんがお仕事で忙しく、彼に構うことができない
しかし、入院したことでお母さんと過ごせる時間が増えて嬉しかった
だからこそもう少し入院生活を続けていたいのでは?
そんなタイミングで、彼はゲーム病を発症。
1話で倒したはずのソルティバグスターに乗っ取られるという状況。
というか、骨折した足でダッシュしたのでほぼ間違いなく入院延長してますね。
現状考えられる周平のストレス源は「家に帰りたくない」なのですが、だとすればおそらく初の「患者のストレス軽減に加担した」バグスターなのでは…?
そんな中動き出したのは檀黎斗である。
【檀黎斗】
全ての元凶(定期)
まずはライダーズを全員招集。
そのうえで、黒いライダーが全ての元凶であり、バグスターウイルスを振りまいていること、
そのライダーを倒してシャカリキスポーツをクリアし、事態の収拾を図ってほしいことを告げる。
この話の最中、神妙な顔をしつつも「何言ってんだお前」オーラが隠しきれていない貴利矢さんが好きです。
更にその後、病院に戻った永夢に連絡をいれ、
全ての元凶が衛生省であること、それを止めるためにも周平をこっそりと連れてきて欲しいことを告げる。
で、素直に連れて行っちゃう永夢である。
ちょっとは…ちょっとは考えてくれ……疑ってくれ……
そこに現れたゲンム。
最初は相手が暴走していため比較的余裕があったものの、貴利矢をはじめとした4人が集合したことで劣勢に。
レベル5が4人VSレベル3が1人、は流石に勝ち目がないわ
レベル2に変身解除、更にゲージも残り1つまで追い込まれたゲンム。
連れて来られていた周平を狙ったライダーキックを放つも、Mが妨害してライフは0に。
しかし彼はためらうことなく、制作中だった白いガシャットを自分に差し込む。
曰く、プロトガシャットを使いすぎて限界が来ていた体なので、こうなることも織り込み済みだったそうです。
「もはや正体を隠す意味もない。」
自分が檀黎斗であることを明かした黎斗。
いやほんと、あんた社長の器だよ…。
彼の本来の目的は、新たなゲーム「DANGEROUS ZOMBIE」を作るために「死のデータ」を集めること。
そのために、敢えてピンチに追い込まれて自ら死亡し、そこからデータを回収する手はずを整えていた
しかも、上手くいかなったときのための保険として周平を準備しておくあたり、かなりの慎重派。
新しいアジトも既に準備されていて主要なものは全部引っ越し済み。
悪人だとは思うけれど、頭の回転の早さと行動の慎重さはずば抜けている。
若いのに大企業の社長か、すごいなと思ってはいたが、彼なら余裕で経営回してるわ、と確信した
CRと協力していたのはテストプレイヤーが欲しかったから。
最終的な目標は、究極のゲームを作る事。
「私たちのゲームはまだ始まったばかりだ!バグスターウイルスは、既に大勢の人々の身体のなかに潜伏している。つまり、いつ誰が発症してもおかしくない」
おお、BGウイルスの潜伏期間の話が出たか。
となると、永夢は感染したが発症していないだけの可能性が出てきたね。9話感想であげた問題の1つが解決した。
そして黎斗の言う「究極のゲーム」。
今推論可能な情報をまとめると
🎮現在日本には多くのBGウイルス感染者がいる
🎮BGウイルスの潜伏期間は人によって大幅に異なり、いつ発症するかは分からない
🎮適合者はBGウイルスの抗体を持っている
🎮今までのライダーズとの戦いはテストプレイ
この辺全部考慮すると、
究極のゲーム=現実世界のなかにゲーム世界を顕現させるゲーム
なのでは?
街中で、ランダムにモンスターが発生する。
街を暴れまわるモンスターを、プレイヤーは変身して居合わせた仲間たちと共に戦い、モンスターを倒す。
みたいなシナリオだとしたら辻褄が合いそう。
そのために必要なのは初期プレイヤーなので、今までの10話でバグスターたちと協力して初期プレイヤーになれる人物を量産。グラファイトが頑張って(1人で突っ走って)くれたのでこちらは問題なしなのかな?
それゆえに、今回行動に踏み切ったのかもしれない。
個人的に意外だったのは黎斗の幻夢コーポレーション離脱。
BGウイルス騒動は幻夢のマッチポンプだと思っていたのだけど、黎斗1人の企みだったのかな
少なくとも、幻夢の利益のための行動ではないことだけはほぼ確実。
対BGウイルスの市場はあそこが独占しているであろうし、そこも狙っていると思っていたけどそうでもなかったわけね。
ますます怖いな。まだお金のためとかの方が私たちの想像の範疇にいてくれるのに
ところで、黎斗の目的はもう一つあるように見受けられて。
「宝生永夢。君の心の水晶は砕けず、輝き続けることができるかな?」
貴利矢を孤立させたり、永夢に変なプレッシャーかけたり、妙に永夢にストレスかけることを目的にしている節がある。
ストレートに考えて、永夢の発症狙いかな。
今回の暴走と言い、彼はわりと精神的な揺さぶりに弱いのでね。
そうなると、永夢がゲーム病感染者であることに関してだけはマジで黎斗の計画外の可能性はあるぞ。(勿論、今はそれを織り込んで行動しているとは思うけど)
【九条貴利矢】
単独行動中の監察医。
唯一黎斗の正体を知っていた人間。独自の路線で永夢の過去を探っている。
今回は永夢に、
「人を信じるのに、根拠なんて必要ですか?僕は先生を信じる。あなたのことは信じない。ただそれだけです。」
と言われる始末。
実は彼、ここに至るまでほぼ嘘ついてないんだよね。改めて見直すと。
いやほんと、最初はちゃぶ台ひっくり返してすみませんでした。
貴利矢は独自の調査の結果、16年前の永夢の手術に立ち会った看護師に接触。
彼女曰く、手術はおかしなこともなくつつがなく終了した。
ただし、異例だったのは恭太郎が永夢にゲームを与えたこと。当時入手困難だったゲーム機を自ら調達して来たらしい。
ということは、ゲーム病の感染経路はウイルスを持つゲームのプレイ、あたりかね
当時のこととして考えられる可能性は
🎮恭太郎が偶然ゲーム病になる原因を与えてしまった。(もしそうだった場合、現在は専門職に就いている以上、自分の行為が招いた結果を理解している可能性も高い)
🎮全部分かり切ったうえで、永夢を感染者にするために行動した。
前者だといいなと思う。永夢のためにも。それに後者への誘導が激しいので逆に前者説を唱えておきたい。
ただ後者だと、永夢のストレスがマックスになるので脚本的には美味しい展開になるのは間違いない。
話を貴利矢に戻して。
全員から嘘つき呼ばわりされ、悲しそうな笑みとともに訂正することさえ諦めた貴利矢。
ピンチになった永夢のもとに思わず駆けつける。
「人を信じない根拠がいらないんなら、だったら誰になんて言われようがブレんな!自分自身の心を信じろ!」
「あんたに乗るぜ、あいつを倒すために名人を、永夢を信じる。」
ここに来て急に貴利矢のいいところを見せたうえで誤解を解く展開。
さらに不穏すぎる次回予告。
…まさかね?
【以下雑記】
🎮永夢。根拠もなく人を信じて疑ってするの、おまえそういうとこだぞ。
🎮今回、貴利矢が永夢を信じるという場面。それに対して永夢が「じゃあ俺も信じる!」ってならないのが好き。そうだよね、彼の中ではまだ貴利矢は「ゲンムの正体で嘘を教えたやつ」だもんね。
🎮永夢暴走時、目が赤くなることは覚えておこう。可愛い目つきのデザインがここで活きるとは思わなかった。
🎮あとで永夢と飛彩と大我はちゃんと貴利矢にごめんなさいしようね。
🎮レベルアップ時の掛け声。
エグゼイド:大(×n回)変身!(レベル2の時のみ「大」は1回)
ブレイブ:術式レベルn
スナイプ:第n戦術
レーザー:n速
個性豊かで楽しい。
🎮作劇の都合なのは分かっているし、これを突っ込むのは野暮なのも重々承知だが、このライダーズ、仲が悪いわりに集合率がとても良いよね。可愛い。
🎮お医者様的には、患者にプレゼントをあげるのはどうなんだろうか。恭太郎はゲーム機を、永夢はケーキを患者さんにプレゼントしていますが…。
医者でもなんでもない私としてはアウトだと思うんだよね。不平等になっちゃうから。特にゲーム機なんて高価なものだし。
軽くググってみたものの、医師法に違反するらしいという書き込みを見つけましたが、医師法を見てもどれに該当するか私にはちんぷんかんぷんだったのでパスします。
次回:心して見ます
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