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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

10話

更新日:2022年9月27日

事件後編




【あらすじ】

蓮と戦って、真司が犯人だと確信した北岡。

弁護の方針を切替え、ライバルを蹴落とすこととする。




【北岡秀一】

蓮の反応から、真司=龍騎と確信。

若干邪推だけど、多分蓮の反応が決定打だったんじゃないかな。前回の時点ではもしや?だけだったので。


さらに、蓮の首から下がったペアリングを見て、大体の彼の目的も察する。


「お前、ライダーになるには10年早かったな。青臭いんだよ。」


そんな彼の願いはやはり、「永遠の命」である。



改めて真司のもとを訪れた北岡。

彼は真司に、身代金が全て自分のものになったとしたら、何を手に入れたいかと尋ねる。

戦略、と言われていろいろ喋っちゃう真司。

ちなみに使い道はシンプルに「欲しい物を買う」。

車、スケボー、パソコン、デジカメ、服。あまりにも平凡な、若い男子が欲しい物って感じで改めてなんで真司君デスゲームに巻き込まれちゃったのさ…という気持。

まあそれはそれとして、「蓮からの借金を返す」がリストに入っていない件に関して、蓮はぶっ飛ばしても許されると思います。やっちまえ。



そのままの足で病院に向かった北岡。

ちょうど退院するために病院にいたのは奈々子。

彼女は、看護婦たちの話を立ち聞きしてしまう。


曰く、北岡は不治の病に侵されており、なんなら寿命も近いらしい。

なるほど、それゆえの「永遠の命」をご所望か。

となると北岡、寿命での退場が先か、モンスターにやられての退場が先か、という感じ…?



北岡=ゾルダであると気が付いた蓮たちは、北岡への依頼を取り下げようとしていた。

令子とも連絡をとり、不利な証拠となるテープを回収。



同時に彼の弁護士事務所にいたのは、先客の少女:ゆかり

子ども嫌いを理由に、蓮たちもろともつまみ出す北岡。


彼女がそこにいた理由は、ゆかりに懐かれた吾郎から聞かされる。

彼女の母親は病気で手術が必要。しかし、その費用がない。費用の捻出のため、父親が誘拐を決行したが、帰ってこない。

その辺の事情を娘に話すんじゃないよパパ…と思いましたがそれは一旦脇に置くとして。


令子たちはその話を聞いて、ゆかり父が犯人だと確信。冤罪の人間が生まれていることを話して、ゆかりに証言してもらうことになる。



一方その頃、退院した奈々子と編集長は真司と接見。

奈々子の座っている場所、明らかに編集長の膝の上である。なんで??


やはり犯人の顔は見ていなかったものの、腕を痛めた真司を見て、奈々子は咄嗟に犯人の手に噛みついたことを思い出して証言。

真司の腕はゾルダにやられた打撲痕が確認されて、無事釈放となりました。



視点を北岡に戻し。

彼は客人たちをつまみ出した後、一緒に出て行ってしまった吾郎を捜索していた。

カフェでくつろいでいる吾郎とゆかりを発見。彼らに言われるがままに2人を病院に連れて行き、事情を把握。

ゆかりが作っている千羽鶴を馬鹿にしつつも看護師を呼び止めて何やら話す。


どうやら、彼女の手術代を払ってやることにしたらしい。

同じく病を抱える人として、何か思うところがあったのか。

初めて北岡が他人のために行動しているところを見た。



その後、合流した蓮たちから騙したと糾弾され、ゆかりにも危害を加えようとしたと誤解されても何も言わずに去って行ったのでした。

そんな北岡の意志を汲んで、一切北岡の弁解をしないが、ゆかりが蓮たちを責めるのは一切止める様子を見せない吾郎ちゃんが好きです。どういう経緯で巡り合ったのかは分からないけれど、吾郎ちゃんも相当北岡さん好きよね。



だからと言ってライダーゲームは終わらない。

モンスターもろともナイトと龍騎を吹き飛ばしたゾルダ。


「お前たちの望み通り、二度と会うことはない」




【以下雑記】

🐉今日の吾郎ちゃん。

🚙洗車をこなす

👧人見知りの女の子に懐かれたあと、終始彼女に寄り添う

💬唯一事情を知る身として事情を話してくれて事件解決に貢献

あまりにもイケメンである。

🐉完全な偶然ですが、彼がカフェで飲んでいたのがオレンジジュースだったのにニヤッとしてしまった。オレンジ、ロックオン!


🐉ゆかり。母親は手術が成功さえすれば無事に帰って来てくれるでしょうが。父親はまごうこと無き誘拐犯、しかもミラーワールドに行ってしまったので二度と帰ってこない。おそらくこれからも時効になるまで捜査に付き合わされるんだろうなと思うと辛いな。世間の幸せからは遠い位置にいるけれど、純粋でものすごくいい子であることは間違いないので、どうにか幸せになってほしいな。

(吾郎ちゃんごしに)けちょんけちょんに言っていた北岡を、最後に「先生」と読んだ時にはちょっぴりウルっときてしまった


🐉優衣と叔母さんの会話。

「あんたの友達碌なもんがいないね」

「叔母さんが決めたんでしょ?!一緒に暮らそうって」

「そうよ?何?ハハハッ」

なんだこの微妙に噛み合っていないやり取りは。


🐉なんか唐突に片付いた編集長のデスク。何があった?


🐉奈々子。ビビットな服装で背丈くらいのぬいぐるみを抱えて退院。ぶつかっても何も言わずに立ち去っていった北岡に軽く悪態をついていますが、多分私が北岡でも謝罪よりも先に別の言葉が口から出てくるんじゃないだろうか。




次回:遂に蓮の過去編?

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