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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

10話 リトル・リトル・協奏曲/ミラクル・マナクル・どうしていつも俺はこうなる

カオス(いつものこと)




【リトル・リトル・協奏曲】

ある夜、ドラルクが目を覚ますと……ロナルドが子供になっていた。

なにやら街の人々が20歳ほど若返る術が使われた模様。そういうわけでロナルドも、当然のように床下にいるヒナイチも、そしてギルドに集うハンターたちも、聞かん坊の子どもになっていたのである。


ひとまず事務所にいた2人の世話をするドラルク。

なおどや顔で下半身を露出したロナルドくんは、露出部をヒナイチに握られて絶叫。ロナルドの声帯を担当したが最後奇声をあげさせられる決まりでもあるのか。

ヒナイチはドラルクの白いのをモグモグ。お気に入りのポジションを取られたジョン抗議&。そして駄々こね。「お兄ちゃんしてて」というドラルクの語彙が好き。


ギルドに駆け込んだものの被害はシンヨコの全域に及んでいたため意味は無し。

比較的年上のヴァモネさん・ゴウセツ・シーニャ・ヒヨシは無事でした。

ギルドでわちゃわちゃするみんながいつも以上に性格出てて好き。

ギルドに合流したヒヨシは小さい半田を連れて犯人を捜しに街へ。

なお子守りは子供たちを実験材料にする気満々だったヨモツザカに押し付けていきました。壊滅的に子供の相手ができないヨモツザカさん分かる。



原因となるのは霧の発生源であるというヨモツザカの発言を信じ、街を探索。

途中で半田が恐竜を欲しがったり、Hな本で姿が変わった変なを半田が連れて帰りたがったり、変な形になったドラルクをぬいぐるみとして半田にあてがったりとかれが結構ぬいぐるみ好きだと判明しつつ、霧が濃いポイントへ到着。

めっちゃ大事にドラルク抱えている子半田可愛い。道中出会ったキッスに反応しなかったのは単に好みじゃなかったのか、よっぽどドラルクが気に入ったのか。


そこにいたのは、子どもとなったハンターたちがうつろな目でどこかに歩いていく光景。

半田(と抱きかかえられていたドラルクとジョン)も一緒にどこかへと移動し、そのまま霧の中へと消えて行ったのでした……



という、『ハーメルンの笛吹き』みたいなホラー系展開で「to be continued」。

しかしこれはおポンチシンヨコワールドの物語。

前後編に別れたら大抵の場合は後編でポンチをするのが今作の特徴。

稀に後半もシリアス決めてきますが、その場合洒落にならんシリアスで読者の心臓をえぐり取っていきます。それがこの作品。




さて、子どもたちが連れていかれた先にいたのは吸血鬼アンチエイジング。

七福神の中に居ても違和感無さそうなビジュアルにお声は緒方賢一さん。こうやってキャスト欄が豪華になっていくのです。


彼の能力は名前の通りアンチエイジング。ただし「相手の」。

相手を子供にして意のままに操り、懐いたところで血を吸う。うーん周りくどい。

なおその能力を活かすため、子どものご機嫌取りはお手の物。「この能力で飯食ってる」という言い回しが文字通りなことはそうない。潜入が一瞬でバレたドラルクの猛攻も虚しく、お菓子配りにトランポリンにと一緒に遊んでやる。

途中でしっかり目に遊んでいるカットがありましたけど楽しそうですね。アンチエイジングも、ドラルクも。

私はジョンが触りたいです。



この状況を打破するために現れたのはヴァモネさん。

軽快な音楽と共にダンスを踊りながら登場し、子どもたちの気を引いたところで一緒に合流したシーニャ・ヒヨシが攻撃。

隙を見て子ロナにGPSをつけていたおかげで場所の特定に成功したのであった。このGPS、VRC製。多分ヨモツザカの咄嗟の機転である。やればできる男。


しかしそんなことでやられるアンチエイジングではない。

さらに霧を吐き出して40年分時間を遡らせる。

今まで大人だったメンバーも子供になる。ちん×2ブラザーズの爆誕。うえーんそんなの見たくなかったよぉ。


なおその中でも大人のままな人が数名。

この辺の能力に耐性があるうえ、40年くらい誤差で済みそうな年齢のドラルク・ジョンはともかく、ヴァモネさんはいったいなんなんだ。中身が吸血鬼なのか、実は着ぐるみの中でチビさんになっていたのか。



しかしアンチエイジングにも限界があった。

年を吸い過ぎると彼に負荷が行き、アンチエイジング自身が高齢化してしまうというデメリットを抱えている。

結果、能力が安定しなくなり子供になったり大人になったりさせられた挙句「カモめぇ!」と言い出すゴウセツ。ヴァモネさん逃げて超逃げて。


結果的にヨボヨボになって壁に向かってきんぴらごぼうを要求しているところをチョップで仕留められたのでした。

反作用でドラルクが死なない、と言えばどれだけ弱いか分かっていただけるかと。なんだこの説明は。



それでもまだ能力が戻らないところに現れたのは、サイコパスでお馴染みヨモツザカ。

貴重な研究機会を失わないようにアンチエイジングを回収。だって彼の能力は「時を戻す」ものだから。ヨモツザカは喉から手が出るほど欲しいはず。


しかし、ここでアンチエイジングがせき込んだことによって能力が解除。

そこに残されたのは下半身を露出して困惑するロナルド・ヒヨシ・ショット・サテツでした。雰囲気だけはかっこよく「何が起こったんだ?!」と聞くロナルドくん。サテツは羞恥心に負けてパンツはいたままなのが変なところで解像度高くて嫌になる(褒め言葉)。

なお今回の古川さんの台詞はここで終了です。この作品、主役の声帯の酷使度合いがピンとキリしかない。


アイキャッチは約束通り恐竜を買ってもらった桃ちゃんでした。





【ミラクル・マナクル・どうしていつも俺はこうなる】

シンヨコの不憫枠こと辻斬りナギリ。

ナギリを追う熱き警官:カンタロウと出会ったのがいつもの地獄の始まり。


ナギリを捕まえるために彼が得意げに見せたのは、新しいタイプの手錠。

オリハルコンとシンヨコハマニウムで作られた、鍵がない限り絶対に開かないという代物である。わぁフラグ。



そこに現れたのはチスイミノムシ。

金属片を体にまとって進化するミノムシタイプの下等吸血鬼の一種である。

これに巻き込まれた2人。チスイミノムシが居なくなった後ふと手を見ると、手錠でお互いの腕が仲良く繋がれておりました。

フラグ回収お疲れさまでした!



とりあえず手錠を解かなくてはならない。

肝心の鍵ですが、

「無くしました!!!」(うるさいウィスパーボイス)

ウィスパーボイスで耳を塞ぎたくなるくらいやかましい事ってあるんですね。


おそらく金属を好む性質のあるチスイミノムシが持っていったんだろうということで捜索開始。

一応自力でほどくことも考えたのですが、パールバンカーだと腕ごと吹っ飛びかねないし、吸血鬼対策課に行くとナギリの正体バレ待ったなしなのでそんなことできない。


街中をチスイミノムシを探して走り回るうちにヴァミマに顔から衝突。

さらにヒナイチがやってきて「露出魔」呼び。

さらに合流した吸血鬼感知能力持ち半田がやってきたため正体を隠すために陸クリオネを頭から被って趣味と言い出す。

カンタロウの中ではナギリは陸クリオネを被った露出狂になりました。変態だー!ってことはシンヨコではマジョリティだー!!やったー!!!



半田の能力を頼りにチスイミノムシを発見。

思いのほか大きくなっていたミノムシ。まさかの羽化して第二形態に進化。うわー動くと気持ち悪いぞこいつ。「虫さん2.0」という呼称、嫌いじゃない。


2人で手を繋がれたまま逃げた結果、フェンスまで追い詰められたところでカンタロウの攻撃が炸裂。

爆発で真っ白になる視界と2人の後ろ姿にあった妙な既視感はプ○キュアマーブル○クリューかもしれない。


ビルから落ちかけた2人。

ナギリは咄嗟の機転で足裏から刃を出して壁にくらいつき、おかげで2人ともほぼ無傷で帰還。「すごくベタベタした壁」という言い訳で乗り切りました。

なおもう少しで倒せそうだったカンタロウでしたが、他の警官の合流であえなく失敗したのでありました。


2人の付き合いはもう少し続きます。

私はようやく時間が確保できそうなので、このあとようやく屆いた最新刊を読もうと思います。




次回:雪山だ!!

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