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  • 執筆者の写真_ ぬぺ

1話 エマ

中国の町の一角に佇む写真館:時光写真館

経営者である男性2人は特殊能力を持っている。


トキ(程小時)は写真を見るとその中にダイブすることができる。要はタイムスリップ。

ダイブすると撮影者に精神が移り、その人として12時間行動することができる。


ヒカル(陸光)は写真を見るとそこから12時間の行動を全て把握することができる。


写真館の大家であるリン(喬苓)から舞い込んだ依頼を、トキのタイムスリップと現在からのヒカルの司令に基づいてクリアしていくお話。

雰囲気は中国の日常系でありながら、SFファンタジー感もある世界観がかなり好みかもしれない。


ルールは3つ。

  1. タイムリミットは12時間。

  2. 指示に従う事。絶対何も改変するな。

  3. 過去を問うな。未来を聞くな。



今回の依頼はゲーム会社:雀徳ゲームの改竄された財務データを入手すること。

初回から割とグレーでハードなお仕事である。


トキが憑依したのはCFOの助手:エマ。

なおこの会社、ブラックでセクハラの横行する会社でした。

ずーっと渋い顔してるエマ(というかトキ)と、それを淡々と見ているし多分楽しんでるヒカルである。

芋虫ついてる春巻きを捨てるトキと、それをカップ麺食べながらもぐもぐするヒカル。良いコンビだ。多分今までに何発か殴られてるでしょヒカル君。



田舎から出てきたエマは両親が恋しい。夢で幸せだった幼少期を思い出すほどに。

一方でトキは幼少期に両親が失踪した様子。写真館の経営を続けているのもそれが理由っぽい。


ここでヒカルとトキが並ぶシーン

時空を超えてヒカルがトキの方を叩くシーン含め、この作品、人の気持ちの見せ方が上手い。

その人の動きが活き活きしていて、見ていてぐっと引き込まれる印象。



依頼は無事にクリア。

が、エマは経歴に「犯罪者の助手」という汚点が付き、身体共に救われたようには見えない。

しかも、駅で謎の男に声をかけられ、そのまま殺害される始末。


依頼はクリアしたところで誰も救えない

それどころか、おそらく彼女が殺されたのはトキの憑依主(という言い方でいいのか?)になったから。


更に、過去を変えるなと言われているのにLINEに独断で返信したり、CFOを殴りそうになったりとトキの正義感や素直さがこの仕事に向いていない気がする。



全体的に落ち着いた暗い色調と、それに似合うどこか暗くて救いのないストーリー。

ここ最近の中華アニメは私の性癖に刺さるのが多くてありがたい。

(あと個人的には名前が日本読みに直されててめっちゃありがたい。覚えられなくて…)


そしてOPもEDもお洒落ね。

OPめっちゃ綺麗に動くやん。


タイムトラベルものの考察はとても苦手なのですが、気にせず行こうと思います。だって雰囲気が素敵なんだもん…

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